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汚染状況、ほとんど変わらず ーー2018年最新放射線調査@浪江町結果速報

10月11日から10月28日まで、福島県の帰還困難区域、避難指示が解除された区域、さらに東京電力福島第一原発から120キロ離れた新潟県県境に近い地域で放射能調査を行いました。

今回の調査では、グリーンピースのサポーターさんからのご寄付に加え、クラウドファンディングでもご寄付をいただき、資金とさせていただきました。お礼を申し上げます。

(上画面をクリックして調査チームリーダーのヤン・ヴァンダ・プッタ インタビューをご視聴ください)

くわしい分析の結果は来年3月に発表する予定ですが、速報として、11月7日、新潟県新潟市で報告会を行いました。(資料はこちら

新潟で報告会を開いたのは、「東京電力の引き起こした原発事故の影響」を、同じ東京電力の原発7機を抱える新潟県の方にお知らせしたかったからです。

東京電力は新潟県の柏崎刈羽原発6,7号機の再稼働を目指しています。

汚染状況、ほとんど変わらず ーー2018年最新放射線調査@浪江町結果速報

グリーンピースは、2014年以降、避難指示が解除された地域を調査してきました。今回は、浪江町内の「復興拠点」と言われる2023年に避難指示解除が目指されている津島地区の民家を調査しました。2017年にも行っており、変化を見るのが目的です。

汚染状況、ほとんど変わらず ーー2018年最新放射線調査@浪江町結果速報

放射線に有意な変化なし

2017年(左の円グラフ)と2018年(右の円グラフ)の平均値はそれぞれ毎時1.9マイクロシーベルト、1.8マイクロシーベルト(高さ1メートル)であり、大きな変化はありませんでした。

汚染状況、ほとんど変わらず ーー2018年最新放射線調査@浪江町結果速報

国道114号線も汚染状況、ほとんど変わらず

浪江町を東西に横切る国道114号線沿い(帰還困難区域)の調査も、昨年の調査(左の円グラフ)と今年の調査結果(右の円グラフ)と比較して大きな変化は見られませんでした。

国道114号線は帰還困難区域内を走っていますが、2017年9月21日から自由通行となっています。

避難指示解除区域については来年発表

また、去年に引き続き、すでに避難指示が解除された地域でも調査を行いました。
それらについても詳細は分析を行った後、2019年3月に発表する予定です。

汚染状況、ほとんど変わらず ーー2018年最新放射線調査@浪江町結果速報

汚染は県境を超える

今年は、汚染の広がりを調査するため、東電福島原発からおよそ120キロ離れた福島県の奥会津地方の柳津町での調査も行いました。

柳津町は温泉情緒あふれる観光地です。   
阿賀川が流れていて、それが新潟県に入ると阿賀野川になり、日本海に注いでいます。
その阿賀川となる只見川とその支流の滝谷側周辺で、自動車に計測器を搭載しての走行サーベイによる空間線量調査と堆積物のサンプリング調査をしました。

1827カ所を測定した結果は、最高値は毎時0.15マイクロシーベルト(1メートル高さ)でした。事故前の同じ地点の値はわかりませんが、福島県の事故前の放射線量は毎時0.04マイクロシーベルトなので、事故前の4倍という値です。

地域の大部分が森で、除染されていません。東電福島原発から10キロ圏、30キロ圏よりかなり低線量とはいえ、森の面積は広大です。森の汚染が下流から日本海に移動していく問題は、無視できるものではありません。

汚染状況、ほとんど変わらず ーー2018年最新放射線調査@浪江町結果速報

市民が支える独立の調査

今回の調査には、グリーンピースの日本、ドイツ、ベルギー、中国の事務所のスタッフ、プロのビデオグラファー兼フォトグラファーの総勢10名が参加し、18日間実施しました。


費用は、グリーンピース・ジャパンの年間予算以外に、サポーターのみなさまからのご寄付、クラウドファンディングでのご支援をいただきました。心からお礼を申し上げます。また、不足分はグリーンピース・ドイツ、グリーンピース・ベルギー、グリーンピース・フランス、グリーンピース・インターナショナルからの支援によりまかないました。

グリーンピースは、市民の立場での活動を担保するため、企業や政府からの財政支援を受けません。放射能調査も、市民一人ひとりからのご寄付によってのみ行っています。

現在、詳細な分析を行っており、来年には正式に結果を発表いたします。

東京電力福島原発事故の環境への影響を明らかにするために、今後も放射能調査を続けます。引き続きご支援をお願いいたします。