#食と農業

お肉を減らして心も体も健康に

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こんにちは。グリーンピース・ジャパンのボランティアで作る、チームプランツジャパンのメンバーRinaです。

7/15チームプランツによる、「エシカルスイーツ教室」&ワークショップ「家庭でどうしたらレスミートを実践しやすくなるのか?」を行いました!

参加者集合写真!

チームプランツとは、お肉を減らし野菜中心の、環境にも健康にも優しい生活を送る「レスミート」をモットーにしたグループです。今回はクッキングイベント!みんなで楽しくクッキーづくりo(^o^)o✨

動物性食品(乳卵)、砂糖、小麦を使わないエシカルクッキーをみんなで作り、クッキーを焼き上げている間に、チームプランツメンバーのすすみんこと田中さんが、グリーンピースの調査データをもとにした資料を使って、地球の気候変動と畜産の関係性、健康への影響について話しました。

「家庭でどうしたらレスミートを実践しやすくなるのか?」ということで、子育て世代の方にも来やすくするために、キッズルームのある会場にしました!子育て世代の女性以外にも、学生さん、男性も来てくれて、さまざまな人たちの交流ができました😊 

レスミートについて全く知らなかった人から、すでにビーガン、ベジタリアンで、オーガニック食材を選んで買っている人もいて、みなさん自分の知っていることについてお話ししていました。本当に色んな人が集まり、驚きと発見がたくさん生まれたと思います。

まずはエシカルスイーツ研究家の山田浩子さんのお話を聞きながら、植物性のお肉「大豆ミート」の唐揚げをみんなで試食♫そして、クッキー作りが始まりました〜!山田さんの指示のもと、みなさんクッキーを作っていきます🍪 白砂糖の代わりに、きび砂糖、メーブルシロップ、そして白味噌で甘さを出していきます。バターの代わりに、植物油でさっくりとしたクッキーに。

その頃キッズ達の集まるペンギンルームでは…🐧☀️

みんなお絵描きや積み木など、思い思いに好きなことをして遊んでいます😆 遊び相手をしているはずが、こちらが楽しく遊んでしまいました😊💕

クッキーを焼いている間に、チームプランツメンバーのすすみんが、レスミート(お肉を減らすこと)についてプレゼンしました。詳しい内容はこちらのブログにまとめてあります。

レスミート実践中!二児の母 かずきさんのお話

チームプランツメンバーのかずきさんは、もともと動物性中心の生活をしていました。小学校の先生をやっていた時は、子ども達に五大栄養素を元にした食育指導を行っていたこともあります。どうやってレスミート生活に切り替えていったのか、実際に実践してみてどうだったかスピーチがありました。

「チームプランツメンバーのかずきです。チームプランツのインスタグラムで自分の作った料理を投稿しています。もともとお肉を食べるのが大好きでしたが、三年前に、スーパーで売られている肉が生産して家庭にくるまでを考えるようになりました。自分は曲がった事が嫌いで、肉について考えるようになりました。

そこで、グリーンピースのボランティア団体、チームプランツに出会い、工業型の畜産を減らすというコンセプトが自分の考えに合っていると思いました。そして、ボランティアミーティングや勉強会で畜産について学ぶことができました。

私には4歳と2歳の娘と夫がいて、家族の料理を作り、健康を支える責任があります。しかし、急にお肉ゼロにはできません。自分が減らすことも難しかったし、家族に強いるのはなおさら難しいことです。そこで、徐々にお肉を減らしていく、レスミートを実践することにしました。

例えば、親子丼を作る時、お肉の量をいつもの半分にして、代わりにお豆腐入れる。野菜炒めは肉を減らして高野豆腐をいれてみる。そうやって工夫することで、新たに高野豆腐や車麩を使った料理のバリエーションが増えたりしました。そしていつからか、楽しいと思う時がくるようになりました。うちでは無理なく楽しくレスミートのテーマで、お肉半分、はとても取り組みやすかったです。

我が家のレスミート実践の問題は2つあります。1つはタンパク質不足問題。子どもが大きくなる時栄養士さんにお肉を食べるよう指導がありました。けれど、今ではタンパク質は植物由来のものがたくさんあり、肉をほとんど消費せずとも強く健康的に成長することができると分かりました。

そして2つ目は、植物性のみの食事は質素になりがちということです。子どもにメインのおかずは?と聞かれたこともありました。そこで、メインがおにぎりだと、子ども達に自分でくるんでわけさせたり、一緒に料理をしている様子をインスタにあげたりしています。食事は作り手の気持ちが大切で、手からエネルギーが出ていて、自分が楽しいエネルギーを渡せば子どもも楽しくなります。子どもは料理を作ったり、自分のことをやる習慣もつきました。

そんな我が家では、今では8割〜9割レスミートの食事になりましたが、子どもは栄養不足にもならず、すくすく元気に育っています。これからレスミートの仲間を増やして、ブロッコリーはタンパク質が多い、など情報をたくさん共有できたらいいなと思います。ハーブなどを取り入れたらもっと楽しくなりそうです。十何年もベジダリアンの人もいるので、そういった方のお話も参考にしていきたいです。」

普通の食生活からレスミートへ…しかも、家族の食を守る責任と、世間の固定概念の狭間で苦しい思いをしたのでしょう😣でも大きな責任感と家族愛があったからこそ、こうして勇気を出して行動に移せたんですね!道を決めたかずきさんの姿は強く生き生きとしていて素敵でした😊

 

グループディスカッション

そして、グループディスカッションの時間です!皆さんレスミートについて意見交換し、どうやったら広まるかを話し合いました。

・ビーガンの食生活をしていて、レスミートは広がるべきだと思っている。日常で、肉を出されたら供養で食べるが、それ以外は食べない。レスミートは楽しそうに親切に実践しなければ、真似したくならない説教臭くなってはいけないと思う。

・レスミートは生活習慣病が減ると言われている。自分が家族に食事を作るときは、肉料理を一品作り、それだけだと飽きてくるからビーガンのおかずも食べてくれるようになった。

・レスミートにするなら、栄養を多く含んだ野菜を食べるべきで、オーガニック・無農薬の野菜を買うようにしたい。真面目にオーガニックを育てている農家さんを応援するために、そういうところで買いたい。

・今学生で実家暮らしをしている。母親はもともと肉は好きではないが、兄と父お肉が好きで夕飯には必ずお肉を食べる。自分が一週間ビーガンチャレンジをしようと思った時、自炊しようと思っても、家に食材がなくて夕飯、弁当を作るのが大変だった。それに、家族はお肉が体にいいと思っているので、ビーガンチャレンジは難しかった。普段から自分は肉を欲していなくても、家族に合わせてしまっている。

フードロス問題も変えたい。いまのアルバイトがお肉が売りのお店で、お肉は美味しいと評判だが残す人が多く、フードロスが毎日出てしまって悲しい気持ちになる。それは結局肉を無駄にしてしまっているのと同じことなので、フードロスがなくなればレスミートにも繋がると思う。

・自分はオリエンタルビーガンだが、お肉でも自分の前に出されたら食べるようにしている。捨ててしまっては食べ物を無駄にしているのと同じ。でも自分で選べる時は食べない。レスミートは決して人に押し付けず、やってみようかなという気持ちの人に勧める。何より、楽しそうにしていたみんな真似すると思う。

・子どもがアレルギーになったことをきっかけに、動物性食品は体に負担がかかるということを『食べトレ』というもので知った。その人は栄養価の考えでなく、東洋医学に基づいた、その子に合ったスタイルの食べ方を見つけていくというもの。そこでは肉の量を減らすことを指導していたので、食事はレスミートにすべきだと思った。

・自分は栄養士だが、動物性を否定したら怒られる。タンパク質は植物性と動物性を一緒にとらなければいけないと指導しているが、その必要はないと思う。しかし、家族に薬剤師がいて、お肉食べないといけないと意見が相容れない。けれど、実践すると体が変わり、健康になっていくのがわかる。

・子どもはお肉のない食事を取り入れても、順応が早く、お肉のある食卓を忘れるのが早いので、レスミートの食卓でも満足してくれるようになった。しかし、旦那さんは長年のお肉のある食生活を変えるのは難しく、物足りなさを感じお惣菜を買ってきてしまう。味こってりのつまみや、食卓にも出さなかったヘビーな惣菜を買ってきてしまう。

 

世界の急速な菜食化を見ても、日本にもその流れは必ずくると思います。いま日本でレスミートを実践したい人は、周囲との意識の違いにジレンマを抱えているようです。今後もっと、みんながレスミートやベジタリアンに興味を持ったら、皆さんが知っている情報を共有していけばいいな、と思いました😊

 

〜各グループ発表

まずはvegan中学生の女の子の発表です!

「肉を食べなくても健康的だと証明することが大事だと思いました。友達には、レスミートは美容や健康にいい、とアピールすれば広まると思います。どうしてもお肉が好きな人は、ソイミートを唐揚げ料理で出すなど、肉っぽい植物性の料理を出して美味しさをわかってもらうといいと思います。そして、レスミートは環境に良いこともアピールしていけば広がっていくと思います」

 

続いては、クッキングイベントは女性が多い中、貴重な男性参加者です!

地球を良くしたい、食卓の食べ物に感謝したいという思いでイベントに参加してくれました😊

「まずレスミートを広げる前提として、押し付けしないことです。家庭で家族に料理を作るなら、肉料理一品をさりげなく作り、他は全てプラントベースのおかずにする。そして徐々にベジ料理に親しんでいってもらえるといいです。主婦のかたの意見を聞くと、大半の家族で、プラントベースの食事を作ろうとしても、子どもよりも、大人である旦那さんが受け入れてくれません。家族の亀裂を作らないためにも、レスミートを押し付けせずさりげなく浸透させるといいと思います。スーパーでも、さりげなくジーとビーガンの商品を見つめたら、それを見ていた他の客が商品をとるかもしれない。そういう地道にコツコツ押し付けないアクションが大切だとおもいます

 

続いては、娘さんがveganのお母さんの発表です。母娘で参加してくださいました!

自分の娘が肉・魚を食べないと宣言して、レスミートに興味を持ちました。私はもともともお肉は嫌いでしたが、卵・乳製品は食べます。娘はなぜお肉を食べたくないかというと、YouTubeで畜産の現状を見たからです。子豚が乱暴に投げられて殺されるなどの動画を見始めて、そこから工業型畜産の情報を知っていくようになりました。なので、みんなにもそういう映像をちょっとずつ見せるといいと思います。自分たちが食べているものはどうやって作られてくるか。そのイメージを隠さずみんなにしっかり見せることで、レスミートが広がると思います」

 

環境問題、健康問題の他に、生き物の命を食べているという事実も、忘れてはいけない大切なことですよね😊それに気づかせてくれる発表でした!母娘でその考えを尊重し合っているところも素敵です💖

 

最後に、家族と軋轢がありながらも、菜食を貫いた20代の女性の発表です。

「ここの班にはベジタリアン・ビーガンが多かったです。私は小学校三年生の頃から、家族で1人だけ肉・魚を食べないベジタリアンでした。食事は、家族とメニューが別でした。お母さんに食材を残してもらって、自分で作っていました。しかしこの食事だと、どうしてもベジ用とノンベジ用でおかずが別れてしまうので、家族のお肉の量は減りませんでした。私は私のおかずだから食べないで、となってしまったので、これでは菜食は広がらないので、当時の自分は甘かったと思います。今考えると、みんなに自分の作ったベジタリアン料理を食べてって言えばよかったです。あと、旅行先で食事を頼む時、お店の人にいちいちベジタリアン対応をしてくれるか聞かなくてはいけなくて、それを家族が不満に思い亀裂が入ってしまいました。ベジタリアンもノンベジタリアンも、お互いが妥協し、少しずつでも歩み寄っていくことが必要だと思います」

 

最後に

みなさんレスミートについて真剣に意見を出し合ってくださいました!クッキングとセッションを終えて、打ち解けたムードで会話が弾んでいました☺️☘️お互いにベジタリアンレシピを教えあったり、談笑が絶えませんでした😊

完成したクッキーをエディブルフラワーやハーブで飾り付け!

今回はお子さんもたくさん来てくれましたが、ちょっと長めのイベントだったでしょうか、キッズルームから戻ってくると、一目散にお母さんに駆け寄っていました。遊び疲れてぐっすり寝っている子も…😴 安心してお母さんの腕の中で眠っている様子を見て、幸せってこういうことなんだなぁって思いました😊

 

家族と地球の健康について考えながら、次世代に繋いでいく。それが素晴らしい社会を作っていくのだと思います。

地球に優しい食生活をしていれば、人も優しくなると思います。

みなさんご参加いただき本当にありがとうございました☘

Rina