大学内で環境アクションをしている学生個人・グループにオンラインでインタビューする本企画。今回は、関西学院大学の中西ひなさんにお話を伺いました。中西さんは「大阪にマイボトルが使える給水機を増やしたい!」という思いから、一歩を踏み出し、自分の将来を見据えながら、仲間と一緒に、日々積極的に活動しています。

関西学院大学・国際学部 4年生 中西陽菜さん(左)
関西学院大学・国際学部 4年生 北川美乃里さん(右)

中西さん、北川さんとの出会いのきっかけは、グリーンピースに届いた一通のメールでした。「大阪に給水機を増やしたい!」メールの文章から熱い想いが伝わってきました。その後、東京のグリーンピースの事務所に来てくださり、環境のこと、生活のこと、東京以外での取り組みや団体の話、本当にたくさんのことをお話しました。今回のインタビューのお声がけも快く受けてくださり、事務所に来られてからまだ1カ月しか経っていなかったのに、すでにたくさんの取り組みをされていました。お二人は、「行動することで道は拓けていく」のだと再確認させてくれます。今回は中西さんへお話を伺いました。

海外と日本の意識の違い、どうして日本では普及しないのか

ー環境問題や給水機に関心を持ったきっかけは?

ヨーロッパに留学した時は、街中やキャンパスに給水機があることが当たり前でした。でも日本に戻ってきて、大学内にはあるものの、街中に給水機が全然ないと気づいたんです。せっかくペットボトルを買わないようにマイボトルを持ち歩いても、リフィルができない!行動しようとしてるのに、なんでできないの!と思ったことがきっかけでした。結構、周りも留学している友達が多いので、たくさんの学生が同じ想いを持っていて、海外との意識の違いに憤りを感じていました。周りの友達とそういう話ができたことで、背中を押されました。

ー日常の生活で変わって欲しいと思うことはありますか?

やっぱり、スーパーなどでのレジ袋が気になります。私も普段はマイバッグを持って行きますけど、たまたま忘れてしまった時があって、その時に、会社帰りの人は持っていない人が多いだろうなって思ったんです。レジ袋の貸し出しなど、みんなで使い回せる仕組みにできたらいいなと思っています。学生も荷物が最低限になってきているので、そういうシステムがあるとすごくいいと思います。

あとは、野菜のプラスチック包装もすごく気になりますね。フランスでは野菜・果物などの食材がそのまま売られているのが当たり前でした。最近では日本でも容器を持ち込み、量り売りで買えるお店もあるみたいですが、まだまだ普及していないと感じます。もしもっと量り売りが普及したら、ごみが減らせると思うんです。

オランダ留学中、欧州の街を巡りながら「サステナビリティ」が当たり前になっていることに衝撃を受けた。これは夜市の様子。オシャレな憩いの場として愛され、地産地消やヴィーガンにも配慮され、プラフリー。

サステナブル=おしゃれ!だから使うという流れを作りたい。

ー今、どんな取り組みをされていますか?

KAKEHASHI

ご縁で、JYPS(持続可能な社会にむけたジャパンユースプラットフォーム)主催の初代SDGs Youth Ambassadorとして活動させていただくこととなりました!関西学院大学の広報チームで今、『KAKEHASHI』という名前でInstagramをメインにおうち時間を利用して、発信しています。SDGsの基礎知識を出来る限り、文字ではなくてビジュアルでもっと多くの人に、わかりやすく伝えていけたらと思って、今デザインとか色々勉強中です。コンテンツが割と自由なので、環境のために自分たちができることや、本や映画を紹介をしたりもしているので、ぜひ見てみてください。

KAKEHASHIの活動としては、5/17に第1回目オンラインイベントを開催しました。内容は、特別講師のスペシャルトークとさまざまなトピックについて考えるワークショップです。オンラインということで県を超え、様々な学生が参加してくれたことがとても印象的でしたし、多くの学生と意見を交わす良い機会になりました!さらに今後、他団体とのインスタライブコラボ企画や第2回オンラインイベントも既に企画中です。後々は、オフラインイベントもしていきたいんですが、少し先になると思います。

ethics to the basic

それから、「エシカルをもっと身近に!もっとおしゃれに広めたい!」という思いで最近、ethics to the basicというブログを始めました。美乃里さんが素敵な名前考えてくれたので、みんなで愛称込めて「E2B」とも呼んでいます!どのブログも2分ほどで読めるものなので、学生の皆さんと意見交換ができる場にもしていきたいと思っています。

ー関西学院大学内では、何かしていきたいことはありますか?

関西学院大学の学生は、結構おしゃれ感度が高いので、「サステナブル=おしゃれ!」を発信していきたいと思っています。例えば、学内でフリーマーケットをしながら、環境に関しての活動を広めていったりとか。大阪ではあちこちでフリーマーケットは開催されていますけど、おしゃれが好きな人が開いている感じで、環境目線ではないものが多いです。私たちが開催するものでは、「衣服の循環」を伝えていけたらいいなと思っています。もちろん、おしゃれを基本として!学生はあと一年ですけど、できるところまでやりたいですね。

今は将来のためにある。ひとつ先の目標を目指して。

ーどんな社会になったらいいなと思いますか?

SDGsに貢献したいとか、環境にいいことをしようと思わなくても、自然と選んでるものが環境にいいという社会が理想です。量り売りのスーパーとかも、おしゃれだからみんなそこにいくっていう流れができたらいいなと思っています。

ー中西さんの卒業後のビジョンは?

おしゃれとか、ファッションを通して、人々の暮らしを豊かにしたいという想いがあります。将来は雑誌の出版社とかで、もっとサステナブルなものを広めていきたいです。そのために今頑張っています。

ー中西さん、ありがとうございました。

「サステナブル=おしゃれ」「ファッションを通して人々の暮らしを豊かに」。印象的な言葉をたくさん残してくれました。太陽のようなエネルギーに溢れる中西さん。こうした1つ1つの前向きな言葉と、そのパッションが相まって、さらに力強く、私たちも大きなエネルギーをいただきました。中西さんに感化される人はたくさんいると思います。行動すれば、道は拓ける。素敵な時間を本当にありがとうございました!

全国の大学生の皆さんへ。「プラスチックフリー」を広めるキャンパスプロジェクトに参加してみませんか?

本インタビューブログは「プラスチックフリー キャンパス」プロジェクトのブログシリーズ第x弾です。今後も引き続き記事を配信しますので、ぜひお楽しみに。

また、以下のフォームからサインアップいただくと、プラスチック問題についての情報をお届けしたり、今後開催予定のプラスチックに関する勉強会やオンライン映画上映会などにも参加できるようになります。プラスチックについて興味がある、何かしたいと思っている、すでに活動をしている全国の大学生の皆さん、ぜひご参加ください。

>>参加フォーム

他の学生インタビューシリーズのブログはこちら

学生の環境活動はグローバルに。世界の若者が刺激し合う新しい世代。

一人ひとりが当たり前に、未来の地球を考える社会へ 『プラフリー大学』チーム

人とつながるから、視野が広がる 芝浦工業大学『SDGs学生委員会−綾いと−』

「人に伝えることがやりがいに」等身大で環境に取り組む新社会人に話を聞いてみた

「日常と環境問題を繋げるきっかけを」Earth Week Dokkyo実行委員会