2022年がはじまりました。みなさんは今年の目標はありますか?生活を更にサステナブルにするために始めたい取り組みは決めていますか?気候変動はもはや気候危機と呼ばれ、人の命が脅かされる中で、一人ひとりが責任を持ち、問題ではなく「解決策」の一部になる年にしましょう。おすすめのライフスタイルシフトをご紹介します!

1. 植物性の食事へシフト

野菜寿司 バンコクで開催される世界ミートフリーウィーク(2019年6月)

個人レベルでできる環境活動としてインパクトの大きい植物性の食事をはじめてみましょう。お肉中心の食事から野菜中心の食事にシフトすることで、温室効果ガス削減だけにとどまらず、森林伐採、野生動物の生息地破壊、大気汚染、窒素循環破壊、水と土地の過剰使用、海と川の汚染などの解決につながります。

【行動のプチアドバイス】

  • お肉は大豆ミートやお肉感のリアルな「代替肉」を試してみる。
  • 牛乳は豆乳、オーツミルク、アーモンドミルクなど植物性ミルクに変更してみる。
  • 食べられないスイーツはない!卵。乳製品フリーのレシピを調べて試してみる。

2. 化粧品や日用品を考え直す

普段使う日用品や化粧品の中で、なくても大丈夫なものや排水から水に流さないほうが良いものはありませんか。

その使い捨てのお掃除商品は本当に必要でしょうか。

【行動のプチアドバイス】

  • 洗剤やコスメは石油由来の界面活性剤や熱帯雨林に影響を与える栽培方法のパーム油が入っていないものを選択する。
  • 美容院は環境や動物に配慮した製品を使用しているところを選択する。
  • 化粧品はオーガニック原料を使用したサステナブルブランドで選ぶようにする。
  • まずは毎日使うものを見直してみましょう。使っている歯ブラシ、歯磨き粉、石鹸、洗剤、コスメは環境に配慮されたものか確認してみる。

3. コンポストで食品ロス削減

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栽培された、または加工された食べ物の約3分の1は食卓に並ばずに廃棄され、毎年4.4ギガトンの温室効果ガスを排出しています。

食べ残しや生ごみは焼却の際に温度を下げてしまい燃料を多く使用するため、とても環境負荷が高いです。

【行動のプチアドバイス】

  • 庭がある人は自治体の補助金で作成してもらえるコンポストもあるので、検討してみましょう。
  • ベランダにおける小さなものや屋内におけるものもあります。
  • 調べてみましょう。
  • 有機野菜は皮を剥かずに食べられます。捨ててしまうヘタから葉などを再生させる再生野菜「リボベジ」について調べてみよう。

4. LOW-BUY運動へ参加

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新品の物を買う環境負荷は高いにも関わらず、私たちは広告に常に晒されており、物を買い続けています。

NO-BUY(何も買わない)、LOW-BUY(購入を減らす)チャレンジを続ける人は世界中で増えています。

【行動のプチアドバイス】

  • 購買意欲を刺激するブランドアカウントやマーケティングプロモーションを行うSNSは日常的に見ない。
  • 何か欲しくなった時は10日間待って、本当に欲しいか考えてみる。
  • セール期間や期間限定商品は不必要なものまで買ってしまうので避けるようにする。

5. ファッションとの付き合い方を考え直す

ドイツで開催されたグリーンピースによるデトックスファッションショー。
服の交換とファッションショーを行うメンバー。

ファッション産業は「世界第二の環境汚染産業」です。繊維産業は航空業界より温室効果ガスを排出し毎年ペットボトル500億本分のプラスチック繊維が洋服から海へ流出しています。

このような合成繊維に使用される石油は年間3億4,200万バレルです。

日本では年間100万トンの衣類が廃棄されています。

【行動のプチアドバイス】

  • 洋服は、古着やリサイクル品などを中心に選び、新品はサステナブルでエシカルなブランドから適切な価格で購入する
  • ファストファッションブランドからは洋服は購入せず、洋服を購入する数を減らす。

6. プラスチックを減らす・見かけたごみは拾う

プラスチック、パッケージフリーの買い物

プラスチックによるライフサイクル全体の温室効果ガス排出量は、年間で石炭火力発電所200基分で、特に海洋のごみ問題も深刻です。

【行動のプチアドバイス】

  • 野菜は有機野菜を農家さんから直接プラスチックフリーで購入するようにしてみよう。
  • 過剰包装・加工冷凍食品を避け、化粧品などのサンプルなどは断る。
  • マイボトル、マイバッグ、マイカトラリーなど基本グッズは常にバッグに入れて持っておく。
  • 使い捨てのカイロ、チューインガム、使い捨てのラップ、使い捨てのカミソリ、生理用品など使い捨てを一つひとつ見直す。

7. 電気を再エネに変える

グリーンピース・ジャパンとNGOアライアンスは、国会議事堂において、緊急の気候変動対策と原子力・化石燃料から自然エネルギーへの転換を求める署名を政府に提出しました。インフルエンサーの(左)小野リリアンさん、(右)eriさんも署名に参加し、16万8157人の署名が集まりました。

おうちの電気、安さばかりで選んでしまい、環境や子どもの未来を壊す電力を選択していませんか。

日本の電力は、2018年度で約76%を化石燃料に依存し、二酸化炭素の排出量は世界第5位です。

【行動のプチアドバイス】

  • 石炭火力や原発などの電源を含まない再エネの電力会社に切り替える。ネットで簡単に切り替え手続きできます。
  • 大手電力会社の環境配慮型電カプランにはグリーンウォッシュも多々見られ流ので注意しましょう。計画電源構成ではなく、実績値で実際に再エネの割合が高い電カプランを選びましょう。

8. 環境を守る団体への寄付

消費を変えることはとても大切ですが、自然環境はみんなで「保護」し「再生」させていく必要があります。

植林や森を守る先住民の支援、熱帯雨林を守る団体、野生動物の密輸を阻止するレンジャーなど寄付口は多くあります。毎月少額でも力になります。

グリーンピースもご寄付に支えられ、調査や企業・政府への働きかけを行ったり、情報発信をしたりしています。

これからも環境問題について取り組み続けるために、500円からご支援いただけます。

2022年の環境を守るアクションの一つとして、グリーンピース・ジャパンへのご寄付もぜひご検討ください!応援よろしくお願いします!

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グリーンピースは政府や企業からの援助をうけず、独立して環境保護にとりくむ国際NGOです。 大切なあなたの寄付が、グリーンピースの明日の活動を支えます。

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