こんにちは。 気候変動/エネルギーチームの鈴木かずえです。

7月5日は、東京都知事選挙 投票日。

マスクをつけて、3密(密閉空間、密集場所、密接場面)を避けて安全に投票してくださいね。

グリーンピースでは、連絡のとれる都知事選候補者に、グリーンピースがサポーターさんやボランティアのみなさんと考えた「わたしたちの街をもっとよくする12のアイデア」への投票を呼びかけたり、コメントをお願いしてきました。

その結果、4人の候補者からお返事をもらいました。

注:いただいたコメントをそのまま掲載しているため、文章の長短に差があります。
グリーンピースは、政治的中立を原則としており、特定の候補者を推薦する行為はしておりません。

あいうえお順に紹介いたします。

石井均候補からのコメント

「私は、以下の3つを選択します。

自然エネルギー100% 太陽光発電の発電効率を3倍にする発明をしました。

8時間働けば豊かに暮らせる仕組み

考えて行動する力を育む教育

下記URLに貧困格差対策と教育格差対策を述べてます。参考にしてください。

https://si0312.jimdofree.com

宇都宮けんじ候補からのコメント

「コロナ災害というのは、個々の人の仕事を奪ったり、住まいを奪ったり、営業継続が困難なったり、そういう様々な被害を出しているけど、これまでの社会のあり方を問うていると思います。

私は多重債務問題の被害者の救済や、年越し派遣村の名誉村長などをやって、派遣労働者で派遣切りされて野宿された人を救済する、そうした活動を行ってきました。ずっと社会のあり方を見てきて、国民や市民の命や暮らし、人権よりも、経済効率性ばかりが優先されてきた社会ではないかと思っています。そういう社会の脆弱性が現れたのが、今回のコロナ災害だったのではないかと。

経済効率性が重視される社会は、自己責任社会だったのではないかと思います。そういう自己責任が要求される経済効率性を重視する社会よりも、人々の社会的連帯が重視される、そして人々がつながり合う、支え合う社会こそが望ましい社会ではないかということを、今、突きつけられていると思います。

私は社会的経済的弱者の支援を行ってきました。そういう人たちは真っ先に救済されなければいけない、救われなくてはいけないと思っています。そういう人が人間らしく生きられる社会は、すべての人が人間らしく生きられる社会、すべての人にとって住みやすい社会、生きやすい社会ではないかと思います。

そういう都政をぜひ確立したいと思います。そういう社会は、みんなが希望を持てる社会ではないかと思います」

宇都宮けんじ候補は、「わたしたちの街をもっとよくする12のアイデア」の投票にも参加して、コメントを寄せています。

●自然の再生

長い年月をかけて作られてきた自然環境はそこに依拠する生物多様性も含めて簡単に再生することはできません。現在、東京都にも残されている貴重な自然環境を守ることが最優先課題です。さらに、失われつつある、あるいは失われてしまった自然を強力に再生しましょう。2050年ゼロエミッション(CO2排出量実質ゼロ)のためには、CO2を吸収する森林等の整備も不可欠です。新型コロナウイルスのような新興感染症の原因についても、森林等の破壊による生物多様性や生存圏のゾーニングの喪失によるところが大きいと指摘されています。農地・緑地の保全、緑化・植林・植樹の推進、河川や東京湾の水質改善などに取り組みます。

●自然エネルギー100%

気候危機を緩和・回避するためには、CO2排出量を2050年にゼロにしなくてはなりません。そのためには東京都は「2030年半減」に向けて着実に取り組むことが必要です。脱石炭・脱化石燃料と脱原発を進めるため、「CO2削減」「省エネルギー促進」「再生可能エネルギー(自然エネルギー)拡大」の3つの分野での実効性ある政策が求められています。

いま、コロナ感染症の拡大によるいのちの危機にとどまらず、経済が壊滅的な打撃を受けて、雇用や営業、生活そのものの基盤が脅かされています。経済への打撃は、これからさらに拡大するのは確実とみられます。この「コロナ災害」に傷つけられた経済の復興は、気候危機を拡大して人類の未来を脅かすようなものではあってはならないと考えます。

コロナ危機からの経済再生を気候危機対策に結びつけるグリーン・リカバリー戦略と連携して、CO2削減と自然エネルギー拡大を大胆に進めます。

「重要政策03 東京都として「気候非常事態宣言」を表明し、「希望のエネルギー政策」を実現します。」をご覧ください。

http://utsunomiyakenji.com/policy/important03

●考えて行動する力を育む教育

すべての基本として、自ら考えて選択し行動することのできる力を育むこと、主権者教育は必須です。特に気候変動や新型コロナウイルスをはじめとした新興感染症などは、新しい知識と情報をもとに、従来とは異なる判断が求められます。学校教育はもちろん、社会教育・生涯教育なども通して都民ひとり一人が正しい知識をもとに未来を創っいくことができる教育の場や機会をつくっていきたいと考えます。

小野泰輔候補からのコメント

「例えばお店の経営が大変だったり、あるいは学生さんもアルバイトができなくて、それによって大学に行くのが大変だったということがありますから、それを抜けるために、もちろん給付も行います。この間の補正予算の充実はしてきていますが、やはり経済を回すことも当然やっていかないと。いつまでも給付だけではいけないので、そこも優先して、しっかり元通りに経済を戻せるようにしていきたいなと思います。その上で、もちろん大変な方がいらっしゃいますので、そこに対しての支援、様々な補償を行っていきたいと思います」

小野泰輔候補も、「わたしたちの街をもっとよくする12のアイデア」の投票にも参加しています。以下の3つを選んでいます。

① 安全でエコな交通手段

② 支え合う、誰も取り残さない経済

③ テクノロジーと自然の融合

山本太郎候補からのコメント

「今、コロナもあって、あまりにも不安定な世の中が広がっている。その中で、それが一番集中しているのが東京だと私は思っています。そういう意味では、皆さんにまずは経済的安定をしていただく。経済的に安定すれば、おそらく隣人を思いやる、他者を思いやるってことが可能になると思うんですね。まずは自分自身が安定しないことには、他の人を思いやることは、なかなかハードルが高いです。なので、私は東京を一人ひとり生きていく上で安定した状況にしていきながら、みんなで思いやれる社会をつくりたい。今は死にたくなるような東京なんですよ。これを生きていたくなる東京にする。その基礎として、やはりこのコロナで苦しんでいる方々、これから第二波に備えるためにも、まずは経済の底上げが必要だと思っています。

あなたはどの候補者に共感しますか?

注:いただいたコメントをそのまま掲載しているため、文章の長短に差があります。
グリーンピースは、政治的中立を原則としており、特定の候補者を推薦する行為はしておりません。