2013年の一年間、世界中で行ってきたグリーンピースの活動を写真で振り返ります。

【原発関連】

© Rik Timmermans / Greenpeace

1月25日:ベルギー
『原発に安全はない』というメッセージを西ベルギー地方の人々に伝えるため、ドゥエル原子力発電所の前をグリーンピースの飛行船が飛びました。ベルギー政府に「現在の避難計画では、原発事故が起きた際に住民の命を守れない」と要請しました。© Rik Timmermans / Greenpeace

 

© Noriko Hayashi / Greenpeace

3月10日:日本
東京電力福島第一原発事故から2年。日比谷公園から国会議事堂周辺で行われた「原発ゼロ・大行動」にグリーンピースも参加し、日本政府に危険を伴う原子力発電を止めるよう求めました。 © Noriko Hayashi / Greenpeace

 

© Jean Chung / Greenpeace

3月28日:韓国
ソウルから192㎞の場所にあるサムチョク村にて。新設予定の原発に反対するデモに多くの人が参加しました。© Jean Chung / Greenpeace

 

© Alex Hofford / Greenpeace

7月9日:韓国
原発から30km圏内に避難区域を拡大することを韓国政府に要求するため、釜山クァンアン大橋の上に「原子力災害キャンプ」を張って抗議活動を行いました。© Alex Hofford / Greenpeace

 

【エネルギー・気候変動、森林破壊】

© Greenpeace

2月13日:アメリカ
アメリカ電力最大手デューク・エナジーのCEOに就任したリン・グッド氏に空からのメッセージ。グーグル社は4月、同社のデータセンターがあるノース・カロライナ州の電力供給を行うデューク・エナジーに、自然エネルギー電力の選択肢を提供するよう求めました。その後デューク・エナジーは大手企業に自然エネルギー電力の選択肢を提供することを決定。フェイスブックが新しいデータセンター候補地を、アメリカ最大規模の風力発電を行うアイオワ州に変えることを発表したのは、その一週間後となりました。© Greenpeace

 

© Ardiles Rante / Greenpeace

2月5日:インドネシア
グリーンピースをはじめ様々なNGOが数年にわたり抗議活動を行ってきたアジア・パルプ・アンド・ペーパー・グループ(APP)が、新たな森林保護方針を発表し、同社のグローバル・サプライチェーンで自然林の伐採停止を誓約しました。© Ardiles Rante / Greenpeace

 

© Paul Hilton / Greenpeace

12月6日:インドネシア
パーム油世界最手のウィルマー・インターナショナルが、グリーンピースを含む環境NGOや世界中の消費者の強い反対を受け、『森林破壊ゼロ方針』を導入しました。
この新方針は世界中の森林や、森林を生活の糧にする人々の暮らしを守る上で重要な進展となる可能性があります。© Paul Hilton / Greenpeace

 

© Jan-Joseph Stok / Greenpeace

8月8日:カメルーン
写真は熱帯雨林を切り開いて作られた、ヘラクレス・ファームのパーム油原料であるアブラヤシのプランテーションの様 子。グリーンピースや他NGO、大学などが協力し行った調査により、同社が“保護価値の低い森林”として伐採していた地域が、実は4つの自然保護区をつな ぐ重要な森林であったことが分かりました。© Jan-Joseph Stok / Greenpeace

 

© Ardiles Rante / Greenpeace

6月7日:インドネシア
グリーンピース・インターナショナル事務局長 クミ・ナイドゥはインドネシアのユドヨノ大統領に虹の戦士号を紹介
し、大統領の生物多様性保護に対する姿勢を歓迎しました。© Ardiles Rante / Greenpeace

 

【食と農業】

© Jonathan Rashad / Greenpeace

5月23日:エジプト
写真は“我が国の種”キャンペーンで、アラビア語で『遺伝子組み換え作物は農家と消費者に対する罪』と書かれたバナーをカイロの農業省前で掲げる人びと。© Jonathan Rashad / Greenpeace

 

© Simon Lim / Greenpeace

6月24日:中国
中国国内で購入した65種類の漢方薬草を調査し、複数のサンプルから高濃度の残留農薬が検出。中国国内で違法な農薬も含まれ、農薬を大量に使用する工業型農業の危険性を指摘しました。© Simon Lim / Greenpeace

 

© Maria Feck / Greenpeace

6月22日:ドイツ
ミツバチに悪影響を与える殺虫剤に反対するため、この殺虫剤を販売するドイツ国内50カ所の町のホームセンター前で全国一斉議活動を行いました。EUは5月、ミツバチに悪影響を与える殺虫剤3種の使用を規制することで重要な一歩を踏み出しました。© Maria Feck / Greenpeace

【漁業、海洋生態系問題】
© Angela Glienicke / Greenpeace

624日:中国 

中国国内で購入した65種類の漢方薬草を調査し、複数のサンプルから高濃度の残留農薬が検出。中国国内で違法な農薬も含まれ、農薬を大量に使用する工業型農業の危険性を指摘しました。© Simon Lim / Greenpeace

2月25日:イギリス
イギリス議会前で行われた『おさかな大行進』に参加し、海洋保護区をもっと増やしてほしいとアピールしました。活動に参加したグリーンピースのスタッフやボランティアは“魚の群れ”となってウエストミンスター橋をわたり、キャンペーンへの参加を呼びかけました。© Angela Glienicke / Greenpeace

 

© Jiri Rezac / Greenpeace

4月10日:インド洋
グリーンピースの船のひとつ、エスペランサ号がコモロ諸島沖で、混獲率の高い破壊的な漁法であるFAD(人口集魚装置)を使った漁が行われている現場を発見しました。© Jiri Rezac / Greenpeace

 

【有害化学物質】

© Matteo Nobili / Greenpeace

2月20日:イタリア
グリーンピース・イタリアのキャンペーン“ファッション・デュエル”をアピールするため、ミラノファッションウィークの期間中にスフォルツァンド城の壁に敷かれた“グリーン・カーペット”を垂直にキャットウォーク。クールでスマートに、森林破壊や水質汚染で地球環境を壊さない流行発信ブランドになってくれるよう求めました。© Matteo Nobili / Greenpeace

 

© Andri Tambunan / Greenpeace

3月10日:インドネシア
グリーンピースの調査により、非常に毒性の強い化学物質が産業排水として、西ジャワ島のチタルム川に直接廃棄されていることが明らかになりました。 © Andri Tambunan / Greenpeace

 

【北極を保護区に】

© Ivo Gonzalez / Greenpeace

4月20日:ブラジル
リオ・デジャ・ネイロのボタフォーゴビーチに『I love Arctic(北極)』と人文字で描き、北極の保護を訴えました。世界200カ所で行われたこの人文字を書くイベントには、合計1万7千人以上のボランティアの方々が参加してくださいました。© Ivo Gonzalez / Greenpeace

 

© Christian Aslund / Greenpeace

4月8日:北極
若手ハリウッド俳優のエズラ・ミラーが、「北極を守りたい」と署名してくれた270万人(の名前をタイムカプセルに詰め、グリーンピースのチームと共に北極点を目指しました。カプセルは“未来の旗”と共に北極点の真下の海に沈められました。© Christian Aslund / Greenpeace

 

© David Sandison / Greenpeace

7月11日:イギリス
ロンドンの高層ビル「シャード」に「北極を保護区に」キャンペーンをアピールするために登った6人の女性クライマー
。このビルが選ばれた理由は、北極採掘を計画しているシェル社の3つのオフィスから見えるためです。© David Sandison / Greenpeace

 

© Will Rose / Greenpeace

8月24日:ロシア
北極での石油採掘に抗議するため、グリーンピースの砕氷船アークティック・サンライズ号はロシア沿岸を出港し、北極海航路へ船を進めました。© Will Rose / Greenpeace

 

© Greenpeace

8月25日:ベルギー
2013年ベルギーグランプリの表彰台前に、数週間前からひそかに用意されていた『北極を保護区に』と書かれたバナーが遠隔操作でかかげられました。シェル社は多額の資金を投資し、このグランプリのメインスポンサーになっていますが、それを何倍も上回るような巨額のお金を投資してアラスカやロシア北極進出を押し進めようとしています。©Greenpeace

 

© Denis Sinyakov / Greenpeace

9月18日:ロシア
ロシアの国営企業ガスプロムの石油採掘基地にぶら下がって抗議活動を行っていた、グリーンピースの船の乗組員たちが銃を突き付けられ、船ごと連行されました。暴力的な行動を一切おこなわずに平和的に抗議するメンバーに対し、ロシア当局は武器を用いて過激に反応したことがこの写真からわかります。ガスプロムは薄くなった北極の氷を削り、石油採掘を最初に行おうとしていた企業でした。© Denis Sinyakov / Greenpeace

 

© Dmitri Sharomov / Greenpeace

9月29日:ロシア
写真は、拘束されていたアークティック・サンライズ号の乗組員シニ・サーレラ(フィンランド出身)。彼女を含む28名の乗組員と2名のフリーランスのカメラマン(通称「北極の30人」)、ガスプロムへの抗議行動でロシア当局に拘束されました。© Dmitri Sharomov / Greenpeace

 

© Tom Jefferson / Greenpeace

10月5日:オーストラリア
シドニーのボンダイビーチにて、グリーンピースのボランティアが行ったアクション。「北極の30人」の拘束を受け、世界46カ国、160カ所以上で彼らの解放を求めるイベントや集まりが行われました。© Tom Jefferson / Greenpeace

 

© Dmitri Sharomov / Greenpeace

12月18日:ロシア
ロシア議会の「北極の30人」の恩赦決定に安堵する、アークティック・サンライズ号の乗組員たち。平和的な抗議活動を行っていた「北極の30人」は“不良行為(hooliganism)”の容疑として起訴されていましたが、現在、乗組員たち全員への起訴は取り下げられ、自由の身となっています。© Dmitri Sharomov / Greenpeace

 

2013年の一年間、グリーンピースは世界中で様々な活動を行ってきました。

グリーンピースがこの様に2013年も様々な功績をあげる事が出来たことも、皆さまのあたたかい応援があってこそです。この場をお借りして、お礼申し上げたいと思います。

また、2014年も皆さまと力をあわせ、私たちの美しい地球を守っていきたいと思います。

グリーンピース・ジャパンは、ウェブサイトだけでなく、FacebookTwitterメールマガジンなどで、大手メディアでは伝えられない情報だけではなく、わかりやすく参加しやすい具体的な行動方法をタイムリーに提案しています。