おかしいな、本当に必要なのかな、現地の人が犠牲を強いられているのは居た堪れないなど、何かしら思うところはあるのではないでしょうか。
昨日今日はじまった問題ではありません。
でもどこか他人事に捉えていないでしょうか。
変だと思っても何も変わらないから、政府が決定したことは覆らないからと。
私もそのひとりでした。
ニュースや新聞で見たり聞いたりする度に、フツフツと怒りにも似た気持ちが湧き上がるものの、この想いは誰にも届かないし、どうせ何も変えられないと悶々とする。
でもやがて日々の生活に追われ、次に目にするまで忘れてしまう。
米軍キャンプシュワブ前で、拡声器を片手に必死に思いを伝え続ける人々。
わずかな動きを逃すまいと、この寒い中にキャンプ前のテントの中で24時間体制で見張る人々。
ボートやカヌーで海上から抗議活動を続ける人々。
地元の人はもちろん、県の内外から、ちっちゃな子どもからおじいちゃんおばあちゃんまで。
報道などで、大声を張り上げて抗議活動をする模様だけが切り取って映し出されると、過激だな、何をやっているんだろう、とまるで抗議活動をしている人たちのほうがおかしいかのような錯覚に囚われてしまったりしていませんか?
でも、よく考えてほしいのです。
好き好んで、こんなに辛いことを毎日毎日続けていると思いますか?
抗議活動をしているみなさんにも私たちと同じに日々の生活があります。
でも誰も真剣に聞いてくれないから、米軍や日本政府がきちんと取り合ってくれないから、普段の生活を犠牲にしている。
想像してみてください、自分の仕事を、やりたい好きなことを、家族との楽しい時間を、自分が生活する場所を守るための闘いに投じなければいけなくなることを。
権力って、力のある人が自分の意のままに間違ったことを押し通すことを指すのでしょうか。
私は違うと思う。弱いものを守るために、正しいことを行うためにあるものではないのでしょうか?
大きな力によって決められてしまったことは全て正しいのでしょうか?
間違っていることを間違っていると言えないなんて悲しい社会だと思いませんか。
今回、基地の建設が予定されいてる海を見てきましたが、上の写真の赤いフロートの内側に作られるそうです。
想像していたよりもずっとずっと大きい。
辺野古のある大浦湾はジュゴンや、ほぼ手つかずの状態でサンゴが生息する生物多様性の豊かな海。
壊してしまったら二度と戻ることはない。
この海を犠牲にしてまで一体何を守ろうと言うのか。
わたしたち人間は多かれ少なかれ、ありのままの自然を破壊しながら生きています。
たしかに豊かな生態系や希少な生物の生息地が脅かされているのは辺野古だけではありません。
それでも、守れるものがあるのならば、できるだけ守りたいと私は思います。
グリーンピースは、あなたの想いを米駐日大使のキャロライン・ケネディさんに届けるべく署名活動をしています。
世界中からすでに3万5千人を超える多くの人が賛同してくださっています。
ひとりでも多くの人に知ってもらい、一緒に立ち上がってほしい。
環境問題に情熱をかけるケネディさんが「力」を正しいことに使ってくれることを信じて.......
>>>> SAVE THE DUGONGS 署名はコチラ
>>>>「ジュゴンの棲む海を守る - 2.22 辺野古基地移設問題最大の集会 #SaveTheDugongs」動画はコチラ