グリーンピースはみなさんと一緒に、下記の提案と活動を続け、スーパーとの個別交渉や、ママうみ実行委員がスーパーや回転寿司店に問い合わせをしたり、要請書を提出したりして来ました。
しかしまだ、政府も小売業界、外食産業も消費者が安心できる体制を提供するに至っていませんので、引き続き活動を続けて行きます。
みなさんもぜひ、ママうみ実行委員への登録や寄付で活動に参加して下さい!
具体的な活動方法はこちら>>
グリーンピースの提案
現在、政府や自治体によるスクリーニング検査は「主要漁港で週に一度」程度でしか行われておらず、千葉県の小さな漁港だと、2カ月に一度しか県がサンプリングをしないところもあります。これでは、汚染された魚の流通を防ぐことは困難です。
また、検査結果や漁獲海域が消費者に分かりやすく公表されていないことから、消費者は魚を食べることに対して漠然とした不安を抱えています。
さらに、牛肉では実現しているトレーサビリティー体制(いつ、だれが、どこで生産し、どのような経路で流通したかを追跡することができる仕組み)が魚介類で確立されていないことが、消費者の不安を払しょくできないことに拍車をかけています。
消費者の不安を解消することが、漁業復興の実現に必要不可欠です。そこで、グリーンピースは下記3つの取り組みを提案します。
- 汚染された魚介類の流通を防ぐ
魚介類が水揚げされる漁港は流通のスタートです。
すべての漁港でより多くの検査が実施されることが必要です。
- 魚介類のトレーサビリティー体制をつくる
スーパーや回転寿司などに並ぶ魚介類が、いつ、どこで、誰によって獲られたか、そしていつ、誰が、どのように流通したかを追跡できる流通システムをつくる必要があります。
- 安心して買い物ができるような情報を提供し、風評被害も防ぐ
「1キログラムあたり○○ベクレル」という具体的な数値に加え、実際にその魚が獲られた海がどこなのかが表示されることで、消費者は自身の基準と照らし合わせて魚を選ぶことができます。
もちろん、二度と同じ被害を生まないよう、一刻も早く原発依存から脱却し、自然エネルギーへとシフトする政策が必要とされています。