(写真:© Greenpeace / Raphael Rios)

こんにちは、気候変動・エネルギー担当の高田です。

3月28日からスタートしたオンライン署名「枝野さん、安全な電気がほしいです」にご参加いただいたみなさま、どうもありがとうございます。

開始から10日間で10,000人もの方が署名に参加してくださり、大きな反響をいただいています。
引き続き募集中です。


いま、日本が目標としている「エネルギー基本計画」は、昨年6月に政府がゴーサイン(閣議決定)を出した、原子力を’ガンガン’進める計画です。

現在のエネルギー基本計画:
「原発を2020年までに9基、2030年までに最低14基新しくつくる」
= つまり、これから2020年まで、1年間に1基の新しい原発をつくることになっています。

大地震、大津波、そして原発事故。福島第一原発からは今日も放射性物質が放出され、海や土、私たちの体や食べ物への汚染が続いています。ヨウ素など放射性物質の影響は、子供や胎児にとっては深刻です。


日本のエネルギーは、原発がなくてもだいじょうぶです。

日本が本気になったら導入できる自然エネルギーは、使い切れないほどあります。しかも日本には世界トップクラスの高い技術力があります。いまの日本で自然エネルギーが頼りないとか、高いとか言われるのは、政府や電力会社が原子力を優先的に応援してきたから。その証拠に、海外では自然エネルギーの導入がぐんぐん進んでいます。(詳しくはこちらのリーフレットレポートで)

太陽の光や、風は、きょうも無限に私たちの目の前にあります。必要な技術もあります。足りないのは政府の決断とリーダーシップだけ。


「見直しを含めて検討する。エネルギー政策全般を検討したい」
と、菅総理は発言しました。
(毎日新聞、3月31日)

「エネルギー基本計画」の見直しについてはバイオや太陽光発電など、クリーンエネルギー部門を強力に推進していくことを検討中。」
と枝野官房長官も話しています。
(首相官邸ツイッター、3月29日)


見直しを考えている政府が、本当に基本計画を見直してくれるように。
もう原子力発電に頼るのはやめます、と言ってくれるように。

「枝野さん、安全な電気がほしいです」――あなたの声を届けませんか?
オンライン署名は4月24日まで募集中。

いただいた署名は、チェルノブイリ原発事故から25年となる4月26日に枝野官房長官をとおして菅総理にお届けする予定です。