こんにちは。食と農業の石原です。
みなさんは「バーチャルリアリティ」という今話題の動画をご存知ですか?
上下・左右・前後、360度すべて見渡せて、バーチャルの世界に入り込んだような体験ができる、新しいタイプのビデオです。
グリーンピース・ジャパンは、ミツバチの問題を伝える「バーチャルリアリティ」ビデオ、「ミツバチいないとどうなる!?」を作成しました。(おそらく日本の市民団体のなかで初の試みです!)
先週末の8月29日から31日にかけて、東京・銀座で「はちみつフェスタ2016」が開催され、グリーンピース・ジャパンもその動画でバーチャル体験をしてもらうため参加しました。
「はちみつフェスタ」で360度動画をリアル体験!
「はちみつフェスタ」は、毎年2000人以上が訪れる、はちみつ尽くしのイベントです。
各地の珍しいオーガニックはちみつの販売や、はちみつを楽しむ講座・ワークショップがあり、さらには日本で購入できる最もおいしいはちみつを選ぶコンテスト、「ハニー・オブ・ザ・イヤー」の一般投票も行われます。
ミツバチが減っていることを多くの人に知ってもらうために、グリーンピースも毎年参加しています。
今年のグリーンピースのブースでは、今話題の360度バーチャルリアリティービデオ「ミツバチいないとどうなる!?」を初公開しました。
子どもも大人も楽しくミツバチの問題を学べるビデオ。
はちみつフェスタでは、三日間でおよそ500人の方に楽しんで頂きました。
「子どもでも楽しく勉強できそう!」
「ミツバチのために、オーガニック買わないと」
「養蜂家だが、自分のミツバチのバーチャルビデオも作ってみたい!」
視聴した方々から様々な感想をいただきました。
ビースケが案内するミツバチと食の世界
ビデオでは、グリーンピース・ジャパン食と農業のキャラクター、ビースケが登場し、ミツバチと私たちの食について楽しくご案内します。(ビースケ、この動画の中でついにしゃべっています!)
ビースケのナビゲーションで、世界は農場にワープ。農場では、農家さんが農薬をまいています。
しかし農薬をまくたびに、ミツバチが減ってしまい…
逃げるように後ろを振り返ると、スーパーの棚にあった野菜が減ってしまいます。
ミツバチは私たちの食べ物の3分の1も支えてくれていて、ミツバチがいないとスーパーの野菜がなくなってしまうのです。
ミツバチを農薬から守るためには、農薬に頼らない有機農業を応援していくことが大事です。
ミツバチのため、私たちの食のため、スーパーに声を届けましょう!
世界ではすでに多くのミツバチがいなくなり、北半球だけで4分の1のミツバチが減ってしまった年もあります。
多くのはちみつファンにもショッキングなニュースですね。
ミツバチを農薬の影響から守るために私たちにできることは何でしょうか?
一つは、ミツバチに優しい、農薬に頼らない農業を支援することです。
オーガニックへ転換することは、野菜を育ててくれる農家さんの健康に良いことでもあり、消費者の食の安全にも大切です。
ビデオを見てくださった方の多くは、グリーンピースの「GOオーガニック署名」に参加してくださいました。
ビデオを見た後に、「オーガニック買う!」と言ってくださった方もいて、とても嬉しいです。
スーパーだって消費者から多くの声が届けば、オーガニックを増やすように動いてくれるはずです。
ミツバチのために、そして未来の食卓のために、オーガニックを求める声をスーパーに伝えましょう!
「有機を増やして!」の声を伝えるのはこちら。
「有機を増やして!」いますぐ署名で伝える >
より多くの方に、問題を分かりやすく伝え、一緒に問題解決したい。そんな想いで、今回はバーチャルビデオを製作しました。こうした取り組みは、すべて個人のご寄付によって支えられています。ご支援いただいている皆様、本当にありがとうございます。
安全なものが消費者の手元にきちんと届くような仕組みをつくっていきたい。そんなグリーンピースの活動を、ご寄付という形で一緒に応援してくれませんか?
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