こんにちは、核/エネルギー担当の鈴木かずえです。 東京電力の福島第一原発事故から3年と7カ月。 放射線の除染に改善が見られる一方、根本的な問題が改めて明らかになりました。 グリーンピースは10月24日~27日に、福島県で放射線調査を実施。福島市(原発からの距離60キロ)、飯舘村(同40キロ)、田村市都路(同20キロ)、川内村(同20キロ)の状況を調べた結果の概要をお知らせします。 除染作業:改善されているが、優先順位の変更が必須 ...
東京電力の福島第一原子力発電所の事故が起きてから、今日で1,336日が経過しようとしています。 このあいだに、私たちは何を得て、何を失ったのでしょうか。 グリーンピース放射線測定チームは10/24~28日、福島市内、田村市都路、川内村、そして飯館村の放射線測定に赴き、私もこの調査チームに同行しました。 そして、今回の調査活動を通じて、この月日の中で失ったものの大きさを痛感させられました。 写真:福島市内で放射線調査を行うグリーンピースのスタッフ ...
こんにちは、エネルギー担当の高田です。 鹿児島県の九州電力 川内原発の再稼働を、伊藤知事が承諾しようとしています。 あれだけの原発事故があったのだから、きっと万全の体制なんだろう、教訓は生かされているんだろう、と思いますよね。でも、現状は、残念ながらまったく違うんです。 例えば、もしも原発事故が起きたとき、どうやって住民を被ばくさせないように守るのか、肝心の避難計画は穴だらけ。 津波危険地帯が一時集合場所になっていたり、そもそも原発から30キロ以遠の...
こんにちは、エネルギー担当の高田です。 いま、日本のすべての原発は1年以上停止中。電力会社は火力発電でその分を補おうと、燃料となる天然ガスや石炭の輸入を増やしていること、ニュースなどで耳にしますよね。 ところが、日本が石炭輸入を頼るインドネシアで、石炭採掘による環境破壊が発生していることは、あまり知られていないのでは。 写真:南カリマンタン州の炭坑で調査をおこなうグリーンピースのスタッフ そこでグリーンピースは、インドネシア事務所が中心となり、同国...
こんにちは、エネルギー担当の高田です。 前回 に引き続き、石炭の話題です。 日本がインドネシアに建設を進めている石炭火力発電所について、 10月までインターンをしてくださった久保さんからの報告です。 こんにちは。 マレーシアと中国に15年間滞在した後に帰国し、グリーンピースでインターンをしている久保です。マレーシアはインドネシアに近いため、とても親近感が湧き、今、インドネシアで何が起きているのか、何に困っているのか気になりました。...
みなさん、こんにちは。食と農業問題担当の関根です。 ヨーロッパでネオニコチノイド系農薬の規制が始まって一年がたちました。 アメリカでも、ハワイなど太平洋側の野生生物の保護区でネオニコチノイド系農薬の使用を2015年末までに全廃することが決まりました。 「太平洋地域では、国立野生生物保護区の野生生物のため、農作物の栽培でのネオニコチノイド系農薬の使用を効果的に、速やかに、廃止するための段階的アプローチに着手する」(魚類・野生生物保護局...
皆さんこんにちは。 アメリカのオバマ大統領が、「 ミツバチ 、その他花粉媒介生物の健康を促進する連邦レベルの戦略の策定」を命じる大統領令を出してから半年。その後アメリカでどんな動きがあるか、3回に分けてお伝えします。 今回は、アメリカの連邦議員(下院議員)60人が、環境保護庁に対して花粉を媒介する生物を守るよう求めた書簡についてです。 オバマ大統領は今年の6月、アメリカの各部門が協力してネオニコチノイドの問題に対処する特別委員会を立ち上...
みなさんこんにちは。冬至を過ぎ、学校もお休み入り、年の瀬の雰囲気になってきました。 そんな折、農薬などの残留基準を審議している厚生労働省の部会(注1)では、ネオニコチノイド系農薬のクロチアニジンの食品への残留基準を決める検討が再開されました。グリーンピースの食と農業問題チームも傍聴に行ってきました。 この日(12月24日)の部会で出されたネオニコの残留基準の案には、委員の方からも思わず「ずば抜けて高い」(ほうれん草について)との意見が。 ...
(写真:氷に閉ざされた「ありのまま」が美しい北極圏) こんにちは、エネルギー担当の高田です。 先日、下記ブログ「『原発すべて動かします』?自然エネルギー普及目指す法律のルール改正がピンチ!」で、政府による意見公募(パブリックコメント、パブコメ)にコメントを送ってください、とみなさんに呼びかけました。 1月9日の締め切りまでに、全国から2025通のパブコメが管轄の経済産業省に寄せられたとのこと。パブコメしたみなさん、お疲れさまでした! ...
みなさんこんにちは。 食と農業問題を担当している関根です。 ネオニコチノイド系農薬クロチアニジンの食品への残留基準を決める再検討が、昨年暮れに厚生労働省で再開(注1)され、新たな残留基準案に対して再びパブリックコメントの募集がはじまりました。締め切りは2月21日(土)です。グリーンピースも パブコメ出しました 。 新たな基準案は、どう見ても、前回の1600通を超すパブリックコメントの意見を反映していません。実際、厚生労働省の説明も、食品安全委員会の検討結果...
みなさん、こんにちは。 2月10日にグリーンピースから住友化学株式会社へ送った公開質問書(注1)に対して、2月27日に 回答をいただきました 。(注2) 同社の、市民団体と対話をする姿勢を歓迎したいと思います。 グリーンピースからは6つ質問をし、すべてに回答がありました。ここでは、主な点をまとめてご紹介します。 (1) 消費者の意見を聞いていますか? グリーンピースからは、農薬の使用の量や範囲を増やす申請をするま...
こんにちは。 グリーンピース・ジャパンのエネルギーチームです。 今日は、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から4年目を迎えるにあたっての特別企画をおとどけします。 写真:エネルギーチームの面々 4年前の3月11日、巨大な地震に大地は揺れ津波が東日本沿岸を襲いました。 翌日、東京電力福島第一原発の1号機が爆発、さらに14日、15日と連続して2〜4号機が次々に爆発、煙が上がるその光景に、日本中に戦慄が駆け抜けました。 ...
こんにちは、食と農業問題担当の関根です。 ネオニコチノイド系農薬の使用禁止と残留基準の規制緩和の撤回を求める署名は、皆さんの熱意により9,235筆が集まりました。ご協力ありがとうございました。今日、この署名を農林水産省に提出し、要請と意見交換をしました。 [写真]署名は、グリーンピース・ジャパン事務局長佐藤潤一より、農林水産省農薬対策室の瀬川雅裕室長に提出するとともに、ネオニコチノイド系農薬の使用規制、残留基準の緩和の撤回、有機農業の...
皆さん、こんにちは。 食と農業問題担当の関根です。 最近、アメリカのホームセンターがネオニコチノイド系の農薬を使った(入った)商品の取り扱いを段階的に廃止していくという方針をCSR報告書で公表しました。 企業は持続可能な社会との関係があってこそ存続でき、そのためには本来の事業活動を通して環境配慮・対策を行う社会への責任があります。この「企業の社会的責任」(CSR)を果たす行動の一つとしてネオニコチノイド系農薬を使った製品の取り扱いを段階的に廃止する...
みなさんこんにちは、食と農業問題担当の関根です。 桜前線は北海道へ届き、もう様々な生き物たちが夏に向かって活発に動き出していますね。 一方、ここ数年、カエルをあまり見かけなくなった、虫やミミズが少ない、夏秋にトンボの姿が減った...といったことを感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 自然の生態系にネオニコチノイド系農薬が与える影響が深刻だ、ということを示す新しい研究が最近相次いででてきています。 ...
こんにちは、気候変動・エネルギー担当の高田です。今日、個人的にずっと心待ちにしていたことが決まりました! 電力会社の乗り換えが、ついに一般世帯でも可能になる法律ができました! 2016年からスタート いま日本では、一般世帯と小規模事業者(コンビニ店舗や少人数オフィスなど)は、契約する電力会社を選ぶことができません。私の家も、グリーンピース・ジャパンの事務所も東京都にありますが、選択肢は東京電力のみ。みなさんのお家も同じですよね。 ...
追記:こちらのブログでよびかけた署名が5月27日に提出されます。 提出にともない、以下集会と請願デモが行われます。ぜひ、ご参加ください。 集会 とき:2015年5月27日(水)10:20~11:50(開場:10:10) ところ: 日比谷コンベンションホール (旧都立日比谷図書館B1F、日比谷公園内) ★申込み不要です。どなたでもご参加ください。 内容 手をつなごう!立ち上がろう~原発事故被害者団体連絡会 設立の報...
みなさん、こんにちは。 ただいまパブコメ募集中のネオニコ農薬のクロチアニジン。残留基準値が大幅に緩和されようとしていますが、もうパブコメは書きましたか? ところでこの緩和の動き、そもそもどうして始まったのでしょうか? それは農薬メーカーから、この農薬クロチアニジンを使う範囲を広げたり使い方を変更したりする申請が農林水産省へ提出されたことに始まります。 そこで、今回グリーンピースでは、残留基準値緩和の大元にいる、クロチアニジンのメーカー、住友化学...
こんにちは。食と農業問題チームの関根です。 野菜やお米に、「エコ農産物」とか「特別栽培」とか「有機JAS」といったマークがついているのを見たことありますか? いま、土づくりなどの工夫をして化学肥料、農薬の使用を減らした「環境保全型」(注1)の農産物であることを示すマークが、国や都道府県や各地の農協などの取り組みとしてたくさんつくられています(ここではまとめて「エコラベル」と呼んでおきます)。 エコラベルが生産者や栽培方法の情報をきちんと伝...
こんにちは。エネルギー担当の柏木です。 先週末は、東京の代々木公園で開催された「ワンラブジャマイカフェスティバル」内のNo Nukes Campの一角に参加させていただきました。 原発フリーを実現するために、 「わかりやすい電気の”原材料”表示を求める署名」 を呼びかけていたのですが、そこで何人かの方から、「署名して意味あるの?効果あるんだったら参加します」という質問を頂きました。 ...
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