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ヨーロッパのネオニコ禁止は、いまどうなっているの? ネオニコ規制の今(上)

ブログ食と農業 | 2016-02-02

みなさん、こんにちは。食と農業担当の関根です。 みなさんは「ミツバチ」と聞くと何を思い浮かべますか? 私たち人間と関係すること、それはハチミツだけではありません。 リンゴやイチゴといった果物、アーモンドなどのナッツ類、トマトやかぼちゃなどの野菜に至るまで、じつに農産物の3分の1もがミツバチが花粉を運んでくれることによって、豊かに実ることができています。もしもミツバチがいなくなったら...私たちの食の多様性にとって一大事なのです。 ...

遺伝子組み換えマップ!GM食品をめぐる世界の状況

ブログ食と農業 石原 | 2016-02-15

こんにちは。食と農業担当の石原です。 先日、ヨーロッパのグリーンピーススタッフと遺伝子組み換え(以下GM)食品に関して話す機会がありました。 日本では食品中に含まれるGMは、5%以下の混入率であれば表示する義務がありません。そのことに同僚は「それは高すぎだ」と非常に驚いていました。なぜならヨーロッパでは0.9%以下だからです。 GM作物を耕作している28カ国(2014年) 遺伝子組み換え作物は2014年の時点で28カ国に展開して...

各国のネオニコ規制はいまどうなっているの?そして日本は? ネオニコ規制の今(下)

ブログ食と農業 関根 | 2016-02-17

みなさん、こんにちは、食と農業担当の関根です。 2013年5月にEUがネオニコチノイド規制を決め、同年末に規制が開始してから2年あまり。当時なかったデータが次々と発表され、子どもの発達への影響など新たなリスクもわかってきました。 2回シリーズのブログ、今回はEUの決定のあとに発表された主な研究と、他の国や地域での規制、そして日本の現状について、まとめてみました。  [ハチがいなくなると豊かな食卓も消えてしまう!とうったえるグリーンピースのイ...

世論調査のレポート発表! オーガニック野菜をめぐる消費者ニーズとスーパーに求められること

ブログ食と農業 石原 | 2016-03-30

こんにちは。食と農業担当の石原です。  東京では桜が咲き、春の訪れを感じています。 オーガニック野菜を買いたくても買えない、そんな消費者は少なくないはず。 せめてもう少し低価格になったり、身近なスーパーの品揃えが豊富になれば・・・そう思ったりはしませんか? 今回はオーガニック野菜について、グリーンピース・ジャパンが独自に調査したレポート、「有機農産物と農薬に関する消費者意識調査」のお知らせです。     ...

「子ども・ミツバチ保護法」へ次の一歩!2万3千人を超える署名を提出しました!

ブログ食と農業担当 関根 | 2016-04-21

みなさん、こんにちは。食と農業担当の関根です。 昨年から皆さんに参加していただいた「子ども・ミツバチ保護法を求める署名」を4月19日に最終提出しました [1] 。署名の総数は、 「23,655筆」 。さらに保育園・幼稚園、有機農業・養蜂関係団体、環境NGOなど25団体から署名に賛同していただきました(注2:賛同団体リスト)。みなさんありがとうございました。     今回の最終提出は、「みんなが協力して子ども・ミツバチ保護法を...

6/4 守ろう!避難の権利!住宅支援の打ち切りを許さない!集会 にきてください(東京)

ブログ鈴木かずえ | 2016-05-31

こんにちは。エネルギーチームの鈴木かずえです。 東京電力福島原発事故で自主的に避難した方たちの住宅支援が来年3月で打ち切られるのをご存知ですか? もちろん、多くの被害者の方が住宅支援の継続を望んでいます。 今、この最低限の要求を実現するために、できることはないのでしょうか。 グリーンピース・ジャパンも賛同団体として参加している「原発事故被害者の救済を求める全国運動」が6月4日、東京(板橋)で集会を開きます。 ...

調査結果を発表!「有機食品を増やす予定なし」ってどういうことですか?

ブログ食と農業チーム 石原 | 2016-05-31

こんにちは、食と農業チームの石原謙治です。わたしたち食と農業チームは今日、新しいレポートを発表しました。その内容を、みなさんに最速報告です! 「有機野菜を選びたいのに、近所のスーパーに売ってない!」 食の安全を気にかける人が増え、雑誌やテレビでもたびたび”オーガニック”という言葉を耳にする昨今。「ご近所のスーパーに十分な品揃えがない」スーパーや生協へのそんな要望が、わたしのまわりでもよく聞こえてきます。 グリーンピースは、大手のスーパー6...

愛媛県今治市を訪ねて~その(1)有機の給食はこうして始まった

ブログ食と農業 | 2014-08-21

こんにちは。食と農業問題担当の関根です。 みなさんの給食の思い出は何ですか? 愛媛県今治市は地産地消、有機農産物の給食を通して、子どもたちの食育や地元でお金が回る仕組みづくりを進めていて、いま注目されている地域の一つです。現地を訪ねてのインタビューを3回にわたってお届けします。 農学部を出て、熊本や埼玉の有機農業の現場で学び、故郷の市役所職員となった安井さん(中央)。地産地消や有機の学校給食について、「地産地消と学校給食」という著書も出して...

愛媛・今治市を訪ねて~その(2)TPPでも国産有機なら勝てます

ブログ食と農業 | 2014-08-25

こんにちは、食と農業問題担当の関根です。 前回に続いて、愛媛県今治市での有機・地産地消の給食と地域づくりについて、今治市玉川支所長、安井さんのインタビューをお送りします。 輸入農産物に負けないためには「有機農業と地域のつながり」が大事という安井さん。詳しく聞いてみましょう。 【有機・無農薬の将来性】 グリーンピース: 日本では7割以上の人が国産は安全だと感じているそうです。ネオニコチノイド系農薬の残留基準はEUと比べると日本がずっと...

愛媛・今治市を訪ねて~その(3)地域をまるごとプロデュース

ブログ食と農業 | 2014-08-28

こんにちは、食と農業問題担当の関根です。 愛媛県今治市を訪ねてのインタビュー最終回は、“有機農業で地域をプロデュース”しているお話です。ひき続き、今治市玉川支所長の安井さんにうかがいました。   【逆転の発想から】 安井さん:旧玉川町の鈍川(にぶかわ)という地区は、ダムよりも上流で水のきれいなところなんですよ。水源の森を持っているところで、山の上だから、棚田も多いし、日中の気温差が大きいからおいしいお米ができる。 ...

新しいネオニコの解禁が、みんなの声で初めて止まりました!

ブログ食と農業 関根 | 2016-03-21

みなさん、こんにちわ。 食と農業担当の関根です。 とても明るいニュースです!新しいネオニコチノイド系の農薬の解禁が、みんなのパブリックコメントのおかげで、初めて止まりました! ❏ 537件も!たくさんのパブコメが厚労省に。 去年(2015年)の12月、新たなネオニコ系農薬*が日本で解禁されてしまいそうな状態(注1)になっていました。(*スルホキサフロル) ところが、これについて厚生労働省がパブリックコメント(12月4日から1月...

農家さんの半分以上が「有機農業にしたい」!

ブログ食と農業 関根 | 2015-12-02

みなさんこんにちは、食と農業担当の関根です。  知っていますか?普通の農家さんの半分以上が「有機農業に取り組みたい」って考えていること。 農林水産省が2007年に発表したアンケート調査(注1)では、49.4%の農家さんが「条件がととのえば有機農業にしたい」と答えています。今後取り組むことを決めている農家さん(2.2%)を合わせたら半分以上。そのほか、現在有機農業に取り組んでいる農家さんは4.9%。 ...

農家さんの半分以上が「有機にしたい」!

ブログ食と農業担当 石原 | 2016-06-07

みなさん、こんにちは。食と農業担当の石原です。 知っていますか?普通の農家さんの半分以上が 「有機農業に取り組みたい」 と考えていること。 農林水産省が2007年に発表したアンケート調査(注1)では、 49.4%の農家さんが「条件がととのえば有機農業にしたい」 と答えています。今後取り組むことを決めている農家さん(2.2%)を合わせたら半分以上! ちなみに、現在有機農業に取り組んでいる農家さんは全体の4.9%です。 ...

“農薬ありき”の農水省が、オーガニックの足を引っ張っている

ブログ食と農業担当 石原 | 2016-06-13

こんにちは、食と農業担当の石原です。 今回のブログ、 「“農薬ありき”の農水省が、オーガニックの足を引っ張っている」 と、少々強気に始めています。 というのも、6月3日(金)、農林水産省に、みなさんから集まった 「子ども・ミツバチ保護法を求める署名」23,655筆を届け 、農薬対策室の室長と話をしてきました。 農水省との対話では、普段冷静なわたしでも(?)ぐっと堪えなければならないほど、ネオニコチノイド系農薬(以下ネオニコ系農薬)のミツバ...

農薬ではなく生きものの力を借りた農業を

ブログ食と農業担当 石原 | 2016-07-01

【特別インタビュー】石川県 楽園果実石橋農園 石橋英朗さん こんにちは、食と農業担当の石原です。 ネオニコ系農薬をはじめとした、化学農薬 は、ハチにも子どもたちの脳や神経にも危険。 だから減らしたい。 だけど、 農薬の効果に助けられている農家さんにとって、大きな負担になってしまうんじゃないの? みなさんから、よく聞かれる質問です。食と農業担当として勉強中のわたし自身にとっても、実は少し気がかりになっていたことでした。 ...

「ミツバチいないとどうなる?」360度バーチャルビデオで体験!

ブログ食と農業 石原 | 2016-07-29

Raw HTML . . . . . . . . . . . . 「VRめがね」がなくても スマートフォンで楽しめます! 使用方法 ①最新のYoutubeをダウンロード (バーチャルリアリティを体験するにはアプリが必要です。)   ②"360はこちら" やQRコードを読み取ると、Youtubeにつながります。 ③動画を開いたら、タイトルを見つけてください。 ...

「核兵器の廃絶を」~被爆者の願いを世界に届けよう~

ブログタマラ・スターク | 2016-08-05

(片山昇さん提供)   8月6日は広島、9日は長崎に原爆が投下され、多くの命が奪われた日から71年が経ちます。 71年目というのは、50年や70年といった年と違って、一つの通過点のように過ぎてしまいそうです。しかし多くの人は、2016年は「いつもと同じ」年ではないと感じているはずです。 なぜなら、多くの国で争いや混乱が発生し、政情は不安定で、一般の市民が暴力や差別による攻撃にさらされるのを、私たちはより多く見てきたからです。 ...

ネオニコで野生のハチもピンチ!

ブログ食と農業 関根 | 2016-08-23

残暑お見舞い申し上げます。 食と農業担当の関根です。 台風がまだ続いて来そうですね。こんなとき、野生のハチたちも巣をまもるために懸命なのだろう、と想像します。 そんな野生のミツバチたちも、畑や果樹園を訪れ、花粉を運んで実りを助けてくれる、私たちの心強い味方です。 ところが先週、気がかりなニュースが飛び込んできました。 野生のミツバチも、ネオニコチノイド系農薬が使われるようになってから数が減ってきたというのです。 ...

2万3655人の願い「子どもや食の安全を守って!」厚生労働省に提出

ブログ食と農業 関根 | 2016-09-08

こんにちは、食と農業担当の関根です。 昨年の署名開始から皆さんから、たくさんのご意見とともに寄せられたメッセージ、 「子どもには安全なものを食べさせたい」、「残留農薬の基準が高くて心配」、「ミツバチを守って!」。「子ども・ミツバチ保護法を求める署名」23655筆を、9月2日に厚生労働省に提出してきました(*1)。     提出は、グリーンピースのほか、ネオニコチノイド系農薬の問題を早くから警告してきた市民グループ...

保育園 ☓有機農家 = オーガニック給食

ブログ食と農業 関根 | 2016-08-09

みなさんこんにちは。食と農業担当の関根です。  ©KayoSawaguchi/Greenpeace 育ち盛りの子どもたちに、おいしくて安全・安心のオーガニックを食べてもらいたい!そんな熱い思いの有機農家さんや保育・幼稚園関係者の集うセミナー「保育園・幼稚園に有機給食を!」が先月30日に都内で開かれました(注1)。 主催の方のお話によると、このセミナーは保育施設と有機農家をつなぎ、幼稚園の給食をオーガニックにするヒントを集めたグリーンピースの...

今週末、ハーグでモンサントが訴えられる!

ブログ食と農業 石原 | 2016-10-14

皆さんこんにちは。食と農業担当の石原です。 10月16日は世界食料デーです。 今週末、グリーンピースの食と農業チームは、日比谷公園で行われる「土と平和の祭典」と、日比谷公園から出発する「反モンサント大行進」に参加します。 「反モンサント大行進」は、世界の農業を牛耳る多国籍企業、モンサント社に抗議する運動で、日本だけでなく世界中で行われています。 さらに、同日、オランダのハーグでは、モンサントに対する象徴裁判が行われます。 ...

モンサント模擬法廷---世界の証言者からのメッセージ

ブログ食と農業 関根 | 2016-10-20

みなさんこんにちは、食と農業担当の関根です。 「モンサント」という大企業を、いま日本でどれくらいの方がご存知でしょうか? 実は海外では、世界の”食”をコントロールするこの大企業に反発する動きが活発化しています。     その動きはもちろん、日本でも。 今日は、前回の ブログ でおしらせしたモンサント社に対する模擬裁判の報告と、日本での「反モンサント大行進」の模様、そしてグリーンピースも参加した「土と平和の祭典」の様...

ミツバチは農業の大事なパートナー、真剣に守ってほしい!(院内学習会報告その1)

ブログ食と農業 関根 | 2016-11-11

みなさんこんにちは、食と農業担当の関根です。 北風が吹いて、虫たちの姿が見えなくなる今頃が、じつはミツバチたちがハウスのイチゴ栽培などで大活躍を始める時期なのだそうです。     11月9日、養蜂現場の声や最新の科学的情報を伝え、ミツバチや食を守る法規制をつくってもらうため、国会議員を対象とした院内学習会を開催しました。 今年、農林水産省は3年にわたる調査の結果、ミツバチの減少の原因がネオニコを含む農薬との関連をようやく認めま...

「沈黙の秋 」-ミツバチだけじゃないネオニコの影響(院内学習会報告その2)

ブログ食と農業 関根 | 2016-11-16

こんにちは、食と農業担当の関根です。 前回 につづき、院内学習会「ミツバチ・食・生態系を守るために」の様子をお伝えします。 二人目のスピーカーは科学者のマイケル・ノートンさん。ネオニコ系農薬の生態系への影響レポートをまとめた欧州科学アカデミー諮問委員会の一人です。この委員会(以下EASACと略)は、独立の立場でEUの政策決定に科学に基づいた助言をする役割があります。     ネオニコの影響、論文300本で検証 ...

米先住民の勝利! ダコタ・アクセス・パイプライン建設が中止

ブログ米田祐子 | 2016-12-05

事務局長の米田祐子です。 アメリカからうれしいニュースが飛び込んできました! 日本時間の12月4日夜、アメリカの陸軍省が、ノースダコタ州の「ダコタ・アクセス・パイプライン」の建設許可を認可しないことに決めました。 この巨大な石油パイプライン事業は、アメリカ先住民スタンディング・ロック・スー族の水源である川の地下にパイプラインを通して建設が計画されていたもので、スー族を始め200以上のアメリカ先住民族、アメリカや日本を含む世界各国の市民が様々な形で抗議してき...

10日間オーガニック生活でわかった3つのこと

ブログ食と農業 石原 | 2016-12-09

こんにちは、グリーンピース・ジャパン、食と農業担当の石原です。 オーガニック食品は、体が農薬にさらされることを避けるのに有効なのでしょうか? 食や健康に関心のある人なら誰でも知りたいこの疑問を科学的に探るため、国内の2組の家族に協力してもらって、調査しました。 今年の夏、二家族にオーガニック食品のみの食事を10日間試してもらい、普通の食事と比べて尿中の農薬の数値に差が出るか専門機関が分析を行いました。さて、結果に差は出るでしょうか? ...

2017年の抱負 グリーンピースが取り組む4つのこと

ブログ米田祐子 | 2017-01-13

新春のお慶びを申し上げます。グリーンピース・ジャパン事務局長の米田祐子です。日頃、グリーンピースの活動に関心を寄せ、署名活動やイベントに参加・協力していただき、ありがとうございます。 新しいスタートは、わくわくするものです。新年の目標を立てられた方も多いのではないでしょうか。 私は、年末沖縄へ行き、勉強も兼ねて辺野古にも足を運びました。改めて、沖縄の視点から戦後の歴史を学び直したいと思いました。 また、冬でも温暖な気候、海の青さ、独特の文化に新しい活力...

「ネオニコを減らし、国産有機を増やす」イオンに声が届いた!

ブログ食と農業 石原 | 2017-02-13

こんにちは、食と農業担当の石原です。 「GOオーガニック署名」に参加してくれたみなさんにうれしいご報告です! 「オーガニックの取り扱いを増やして」という12,034人の声が、スーパー最大手のイオンに届きました! イオンが、全国でオーガニックを増やすこと、ネオニコチノイド系農薬を含めできうる限り農薬を使用しない、安全性の高い農産物を提供していくこと、を公式に話してくれたのです。 12,034筆一人ひとりの署名の成果です! ...

緊急!新しいネオニコ系農薬、解禁間近。パブコメ・署名で止めよう!

ブログ食と農業 関根 | 2017-03-02

皆さんこんにちは、食と農業担当の関根です。 心配なニュースがあります。 いま、日本で新しいネオニコチノイド系農薬が解禁に向けて動きだしているのです。   新ネオニコ農薬、アメリカよりも広範囲で解禁がすすむ 実はこのネオニコは、一昨年537件ものパブコメの声もあって審議が保留となっていたもの。 ところが2月に審議が再開されてしまい、今パブリックコメントが始まったのです。  ...

日本の消費者を不安にさせる「”非”科学的な」農薬残留基準の決め方

ブログ食と農業 関根 | 2017-03-22

みなさんこんにちは、食と農業担当の関根です。 新たなネオニコ系農薬スルホキサフロルの残留基準値が決められようとしている今、日本政府の決め方は「科学的ではなかった 」ことが明らかになりました。 3月8日、国会の衆議院農林水産委員会で、“日本の残留基準がゆるい”という問題が取り上げられました。質疑を行ったのは岡本充功議員(民進党)(動画のリンクは下記[注1]をご覧ください)     スルホキサフロルの残留基準値案を取り上げ、日本の基...

いますぐ新ネオニコ系農薬の解禁をとめたい、5つの理由

ブログ食と農業 関根 | 2017-03-14

皆さんこんにちは、食と農業担当の関根です。 いま、新しいネオニコチノイド系農薬(以下、ネオニコ系農薬)、スルホキサフロルについて、 パブコメが始まっています。 パブコメは、野菜や米、果物など85品目 、 肉をふくめると100品目以上 についてスルホキサフロルの 残留基準値を決めるもの 。残留基準値がきまるということは、日本で使えるようになる 一歩手前まで来ている ということなんです。 ここでとめなくてはなりません。  ...

農薬メーカー優先:ミツバチへの害は「秘密」のまま承認される農薬

ブログ食と農業 関根 | 2017-03-29

みなさんこんにちは、食と農業担当の関根です。 いま、ミツバチに有害な新たなネオニコ系農薬が解禁されそうになっています。 なぜ、害があるとわかっているのに、つぎつぎと解禁されていくのでしょうか。 その理由のひとつは、ミツバチへの毒性は、農薬が承認されるまで「秘密」にされているから...   ミツバチへの毒性は非公開 農薬メーカーが、農薬を承認(登録)してもらうためには、毒性や効果について、動物実験や残留試験などのたくさんのデー...

スーパーと生協、3社が「オーガニックの取り扱いを増やす」と回答!

ブログ食と農業 石原 | 2017-04-19

こんにちは、食と農業担当の石原です。 スーパー6社と生協へ2020年までに半分以上の商品に、オーガニックを導入するよう求める「Goオーガニック署名」に参加してくれた方にご報告です。 昨年5月から今年1月までに寄せられた1万2,034人の声を、大手スーパー6社と生協に提出しました。 (写真はイオンに提出した時) 署名を提出したのは以下の大手スーパー6社と生協。 イオン、ユニー、ライフ、イトーヨーカドー、バロー、成城石井、コープネット事業連...

農家と一緒に変えよう いつものスーパーでオーガニックを

ブログ食と農業 石原 | 2017-04-21

こんにちは。食と農業担当の石原です。 知っていましたか?少しずつだけど、日本でもオーガニックの波が広がっていること。その立役者は、環境や健康への安全安心を願う農家さんたちです。 安全安心な野菜やお米を届けるために、農薬から土や生きものをまもるために、農家が立ち上がっています。   有機農家の数は全国で1万2,000戸*1。 さらに2人に1人の農家が、販路など条件が整ったらオーガニックにしたい!と望んでいます*...

全国のスーパー60店舗を実態調査! 身近なスーパーでどれくらいオーガニックの野菜やお米が買える?

ブログ食と農業 石原 | 2017-05-16

こんにちは。 食と農業担当の石原です。 昨年1万2千人の消費者の声を受け取り、大手スーパー3社がオーガニックの取り扱いを増やすと回答しました。 しかし、私たちに身近なスーパーの現場では、実際どれくらいオーガニックの野菜やお米が販売されているでしょうか? 全国各地のボランティアのみなさんと一緒に、全国のスーパー60店舗を実態調査!国産オーガニックの野菜・くだもの・お米の品揃えを調査しました。 ...

脱ネオニコに向かう欧州−ネオニコ系農薬3種を全面禁止へ

ブログ食と農業 関根 | 2017-03-28

みなさんこんにちは、食と農業担当の関根です。 ヨーロッパから画期的なニュースがとびこんできました。欧州連合(EU)の運営を担う機関である欧州委員会が、3種類 (イミダクロプリド、クロチアニジン、チアメトキサム) のネオニコチノイド系農薬の使用を全面的に禁止する案を提出する見通しだ、と英国紙ガーディアンが報じたのです。[注1] EUでは2013年12月に、花に寄ってくるミツバチへの害を避けるため、作物の花が咲いている間の散布を禁止して...

ミツバチだけでなく、蝶や鳥にも...ネオニコ系農薬の環境へのリスクが明らかに

ブログ食と農業 関根 | 2017-06-22

みなさんこんにちは、食と農業担当の関根です。 ミツバチへのリスクが高い、という理由で各国で規制が導入されてきたネオニコチノイド系農薬。 これまでに世界中でたくさんの研究が行われ、養蜂用のミツバチだけでなくの野生の生き物や、環境への悪影響など新たな事実が次々とわかってきました。  グリーンピースでは6月21日、イギリスのサセックス大学の専門家に委託して、2013年以降に出された世界の科学的知見をまとめたレポート「ネオニコチノイド系農薬...

養蜂家も、研究者も「スルホキサフロルを許可しないで!」

ブログ食と農業 関根 | 2017-06-27

こんにちは、食と農業担当の関根です。 みなさんが厚生労働省に送った、新ネオニコ系農薬スルホキサフロルに関するパブリックコメントが、6月21日に開示されました。 暮らしや養蜂の立場からの切実な意見、専門家から、スルホキサフロルの危険性を警告する科学的な意見など386件(95%以上が反対意見)です。 前回のパブコメ534件とあわせると900件を超える真剣な意見が厚生労働省に届けられています。以下のリンクで全文公開していますが(*1)、その中から...

環境省、野生のハチたちも農薬から守る方針を決める

ブログ食と農業 関根 | 2017-07-19

こんにちは。食と農業担当の関根です。 新たなネオニコ系農薬のスルホキサフロルを承認しないよう求める緊急署名(7818筆)を7月11日に環境省に提出してきました。そのときの話し合いの模様と、そのあと届いたグッドニュースをお知らせします。    [写真:署名呼びかけ団体のダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議、日本有機農業研究会と一緒に、環境省の農薬環境管理室の小笠原室長へ、署名を提出しました] 環境省には、魚や水草といった、水環境に生息し人...

できることなんて何もないじゃないか!と絶望している人へ

ブログエネルギー担当石川せり | 2017-08-10

みなさま、はじめまして。 5月からグリーンピース・ジャパンのエネルギーチームの一員となりました石川せりです。 環境問題について調べてみたはいいものの、あまりにも複雑で、巨大な壁が見えてきて、知れば知るほど「私にできることなんてあるのかな?」という絶望的な気持ちに・・・。そんな経験、ありませんか? 私が環境保護を志すようになったきっかけは、東日本大震災とその後の東京電力の福島原発事故がきっかけでした。1年後に岩手と福島へ行き、更地となってしまった...

私が核実験の島で見たものー世界はいつ目を覚ますのか

ブログバニー・マクダーミッド | 2017-08-29

1954年3月、アメリカが最も強力な核兵器の実験をして環礁に大量の放射能が降下しました。実験のコードネームは「キャッスル・ブラボー」。振り返れば、私の人生を決定づけたのは、ボートから、太平洋の小さな環礁の島、ロンゲラップ島へと降りたあの瞬間でした。1985年5月17日、私は24歳でした。 グリーンピース・インターナショナル(本部)事務局長  バニー・マクダーミッド  ロンゲラップ島の女性たちに歓迎されるバニー・マクダーミッド   ...

後退する農水省、チャレンジする農家

ブログ食と農業 関根 | 2017-08-30

こんにちは、食と農業担当の関根です。 今、日本各地のミツバチ、さなぎ、そしてハチミツまで、ネオニコチノイド系農薬に広く汚染されていた、という新しい研究結果のニュースが駆け巡っています[1]。   「ネオニコ農薬は今すぐやめてほしい」。養蜂家や消費者の切実な思いをよそに、農林水産省はさらなるネオニコ解禁に向かおうとしています。それを止めるため、7818筆の署名[2]を農林水産省に8月25日に提出しました。    ...

ミツバチも歓喜!有害な農薬1種、ヨーロッパで全廃。

ブログ食と農業 関根 | 2017-10-05

こんにちは。食と農業担当の関根です。 ヨーロッパからビッグニュースです! ネオニコチノイド系農薬と同様にミツバチへの毒性が強いフィプロニルが、つい先週の9月30日から、ヨーロッパ連合(EU)に加盟している国々の全農地で使用禁止となりました*。   この夏、ヨーロッパ各国で食用の玉子から相次いで検出され、国際的なスキャンダルも引き起こしていたのもこの農薬、フィプロニルです。 日本でもニュースを見たかたは多いのではない...

消費者も農家も声をあげよう:必要もなく農薬を使わせるしくみはもう終わりに!

ブログ食と農業 関根 | 2017-10-16

こんにちは。 食と農業担当の関根です。 新米のおいしい季節ですね。 一方、農林水産省によると、水田で使われるネオニコチノイド系農薬などがミツバチの大量死の原因になっている可能性が高いという調査結果もでています*1。 でも、農薬散布をしなくても大丈夫な、ミツバチにもやさしく農家さんも消費者も納得できる方法があるんです!一緒にお米のネオニコフリーを実現しましょう。   なぜ水田がミツバチ大量死の原因に? ...

えっお米の見た目、厳しい基準に根拠ないの?情報公開で判明!

ブログ食と農業 関根 | 2018-05-25

こんにちは。食と農業担当の関根です。 5月も下旬になり、田植え前線は、東北〜北海道に到達しているようですね。 関東ではアマガエルや、畦にまだちいさなクモの姿を見かけるようになりました。 のどかな風景ですが、育苗箱ごと農薬に浸した苗を田に植える場合もあり、また、あとふた月もすると、農薬を空中散布するヘリやドローンが飛び交うようになります。 ネオニコチノイド系農薬などの農薬の散布は、ミツバチの大量死を引き起こしているほか...

最新の海外プラスチックフリー情報 2018年6月ver.

ブログプラスチックフリー・チーム 石原 | 2018-07-02

こんにちは。グリーンピース・ジャパンの石原です。 夏が近づき、海開きが待ち遠しい方も多いのではないでしょうか。 最近、テレビや雑誌などで、プラスチックによる海洋汚染が取り上げられています。 海の汚染とプラスチックをめぐって、世界で進んでいる動きを紹介します。 世界はプラスチックリデュースに向けて動く 止まることなく毎年 最大1270万トン 、 毎分トラック1台分 ものプラスチックごみが海に流れ込んでいます[1]。すでに多くのプラスチックが...

「ネオニコやめて」14630人の声、届けました。農水省「科学的根拠を元に見直す」

ブログ食と農業 関根 | 2018-06-28

こんにちは。食と農業担当の関根です。 6月26日、農林水産省に、「むやみに農薬を使わないお米がいい!」という14,630人の賛同(の声を農家、養蜂家、消費者団体と共に提出してきました(注1)。 要請内容は、この2つです。 -ネオニコチノイド系農薬の使用を禁止すること -特にミツバチへの被害の大きい水田にネオニコ系散布を使用せずにすむよう、水田にネオニコを散布させる原因になっていた斑点米の規定をなくすこと*  ...

農家と消費者がつくる、コウノトリの暮らせる田園~ネオニコフリーの好循環ができている理由とは?

ブログ食と農業 関根 | 2018-06-23

こんにちは、食と農業担当の関根です。 無農薬やネオニコ不使用のお米の商品を扱い、契約する農家がどんどん無農薬に転換していっている生活協同組合(生協)があります。近畿・四国に展開する生協「コープ自然派」を訪ねて、その魅力的な活動をうかがいました。 お話は、コープ自然派生活協同組合の鎌田妙子さんと、コープ自然派のお米専門部門「コープ有機」の佐伯昌昭さんです。     鳥たちが田んぼに戻ってくる ...

持続可能な世界のために〜生物の多様性を育む農業国際会議に参加して

ブログ食と農業担当 関根 | 2018-08-25

こんにちは、食と農業担当の関根です。 先月、第5回「生物の多様性を育む農業国際会議(ICEBA)2018」に、参加してきました。 有機農業、無農薬や自然栽培を可能にしているのは、生物多様性の力。 でも農業自体が化学農薬や合成肥料で土の中の微生物や周りの生態系の豊かさが失われ、それらに支えられている野生の生き物たちも姿を消していきました。 ならばもういちど、農業の側から生物多様性を取り戻していこう。 ...

ついに日本でも法改正!マイクロプラスチック 

ブログプラスチックフリー・チーム 石原 | 2018-06-22

こんにちは。グリーンピース・ジャパンの石原です。 ここ数週間、プラスチックをめぐって国内外で大きな動きがありました。 特に話題となっているのが、 マイクロプラスチック 。5mm 以下の細かいプラスチックです。 もともと極小のサイズで製造された 「マイクロビーズ」は歯磨き粉などに使われることがあり、海外ではイギリスやカナダなど規制している国もあります。 また、ペットボトルやパッケージなどの大きめのプラスチックが海に流出...

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