サクセスストーリー ノンフロン冷蔵庫の開発と日本市場での発売!

大阪でんでんタウンでのペンギンデモンストレーション いまでは当たり前になったノンフロン冷蔵庫の発売を、日本のメーカーがはじめて発表したのは2001年。
製品化に消極的だった電器メーカーを動かしたのは、未来の環境を考えた製品作りを願う日本の消費者とトップメーカーの使命感でした。

それまで、冷蔵庫の冷媒にはオゾン層を破壊するフロンが使われていました。
フロンは全廃されましたが、その代用として使われたのは地球温暖化能力の非常に高い代替フロン。
グリーンピースは、フロン・代替フロンの生産中止を求めるキャンペーンとともに、フロンも代替フロンも使わない冷蔵庫の開発をドイツメーカーに委託し、ノンフロン冷蔵庫の開発に成功しました。

これを機に、世界各地でノンフロン冷蔵庫の商品化がすすみます。

ノンフロン冷蔵庫発表会の様子日本国内でも、この新しい技術で冷蔵庫を作ってほしいと主要電器メーカーに提案しましたが、どのメーカーも開発に消極的でした。
しかしグリーンピースは粘り強い交渉を続けながら、消費者を巻き込んでのキャンペーンを継続。
その結果、松下電器産業株式会社(現パナソニック株式会社)がついに商品化を2001年11月に発表します。

1993年にキャンペーンをはじめてから8年、消費者の声が冷蔵庫シェア1位の企業を大きく動かしたのです。

その後、他のメーカーからも次々とノンフロン冷蔵庫が発売され、今では販売されるほぼすべての冷蔵庫がノンフロン冷蔵庫になり、多くの人に選ばれるようになりました。
これは、キャンペーンに参加してくれた皆さんがいたからこそ、手にすることができた大きな成果です。

今後とも、皆さんのご支援をよろしくお願いいたします!

 

 

 

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