『循環する放射能:東京電力福島第一原発事故の生態系への影響(抄訳)』

出版物 - 2016-03-30
本抄訳は、東京電力福島第一原発事故やチェルノブイリで放射線の影響を受けた地域での独立の科学調査の文献とグリーンピースによる放射線調査結果をもとに、放射線の環境への影響をまとめたレポート「Radiation Reloaded:Ecological Impacts of the Fukushima Daiichi Nuclear Accident 5years Later」の概要版となっています。(全13ページ)

チェルノブイリでの放射線の環境への影響は、今後の東電福島原発事故の影響を予測する上で重要です。

グリーンピースは、2011年3月から、これまで25回に渡り福島での放射線調査を行ってきました。2015年には、飯館村の森に着目した調査を行いました。その結果、森に溜まった放射性物質が川に流れ込み、河口を汚染していることがわかりました。

森、川、ダム、湖そして河口への放射性物質の流れを追いながら、環境への影響は、複雑で広範囲にわたるということを明らかにしています。

原発から放出された放射線の影響は今後数10年、数100年と続きます。東京電力が起こした事故により、多くを奪われ、自らを守るために日々さまざまな判断を迫られている東電福島原発事故被害者には、正確で包括的な情報を得る権利があります。このレポートは、忍耐と希望と勇気を持って原発事故という困難に立ち向かっている人々に捧げられています。

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日本語版:グリーンピース・ジャパン

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