(写真:(c)Gordon Welters / Greenpeace)

こんにちは、気候変動・エネルギー担当の高田です。

今日からドイツに来ています。
今週30日木曜日、ドイツは脱原発方針の最終決定をすることになっています。この歴史的な日に、福島第一原発事故で放射能漏れが続く日本からもぜひ担当者が来て立ち会ってほしい、とグリーンピース・ドイツ事務所が招いてくれました。

ドイツ政府の脱原発方針は、日本でも大きな関心を集めています。福島第一原発事故発生からわずか1週間足らずで、メルケル首相はそれまでの原発推進政策の180度転換を発表。6月6日には、ドイツ政府として2022年までに国内の原発を全廃することを閣議決定しました。30日に原発の段階的廃止についての法律が連邦下院議会で審議・可決される見通しです。

でも、この脱原発方針について日本では、
● フランスから原発電気を購入しているからできることでは?
● 脱原発で電気代が上がるらしい?
● 電力の供給が不安定になって産業空洞化?
● 原発関連の雇用がなくなる?
などの声も聞かれます。

また原発に代わって期待が寄せられる自然エネルギーについても、
● コストが高い?
● 不安定?
● 将来はともかく、今すぐには原発分の電気を賄えない?
という指摘を目にします。

脱原発でも自然エネルギー利用でも、日本の数歩先を行くドイツ。
今回の訪問では、こうした指摘の実際のところを現地で調べてきたいと思っています。

報告は、このブログで。
では、「脱原発→自然エネルギーへ、疑問解消の旅 in ドイツ」、はじまります!