こんにちは、グリーンピース・ジャパン佐藤たいしょうです。

今回は1月24日に行ったトークイベントの報告と広告検索のボランティアの募集です。

多くの方に企業責任を考えさせた原発広告トークイベント

今年の1月24日に作家の本間龍さんと行った第2回原発広告トークイベント「史上最悪のプロパガンダ~メーカー責任と原発広告~」には多くの方が来場し、大盛況となりました。

広告は究極のメディアコントロール

最初に、本間さんより大衆紙の原発広告を紹介し調べ上げた全国紙の原発広告を、その次にはボランティアの皆さんが調査した地方紙の広告紹介もされました。

また、その裏側にあるあまり知られていない、広告業界の仕組みまでも解説がありました。

 本間さんによると、新聞は3割が広告収入に頼っており、規模の大きい全国紙ならばともかく、地方紙にとっては原発広告のクライアントは一大クライアントで、頼まれた広告を載せざるを得ない力を持っていたとのこと。

 

原発広告を載せる目的とは、もちろん読者に原発に関してのすりこみをするという目的があります。さらにそれに加え、もう一つ多くな目的あります。それは他の紙面においても大手のクライアント側に不利な、つまり原発に対して否定的な内容を出しにくするという効果があるのです。

本間さんはメディアはただ「眺める」のではなく、より中立なメディアを「選び」、考えながら「視る」ことによって初めて事実が見えてくると伝えていました。

 グリーンピースのボランティアのみなさんが調査した原発広告のおかげもあり、参加者からは「目から鱗が落ちた」「斬新な切り口だった」と好評でした。

 

 

 

 皆さまの名前が本に載る!原発広告検索ボランティア募集!

今回、地方紙の原発広告は300を超える数が集まり、本間さんから「これは、本格的に調べ上げれば『原発広告』の続編が出せる!」とのお墨付きを頂きました。

 そこで、今回グリーンピース・ジャパンでは、原発洗脳がどれだけ行われていたかを分かりやすく伝えることができる「『原発広告』の続編を出すために、広告検索のボランティアを募集します!

そして、続編の刊行が決定いたしましたら、ご協力者として皆様のお名前を本に掲載させて頂きます!

 

ボランティア内容

期間:2014年3月31日まで

(3月11日・13日のお昼に説明会を行います)

場所:国立国会図書館(東京都千代田区永田町)

時間:日曜日を除いて週2日程度、1日3時間以上

(交通費は1日上限2000円までで実費支給)

 調査に参加してくれたボランティアの皆さんからは、

「原発立地県での広告費投下量に呆れた。洗脳以前に、原発が生活に溶け込んでいる。」

「四国と東北を担当したが、同じ日本でもそれぞれ地域色のある広告だった。」

という声を頂きみなさんがそれぞれ興味を感じながらボランティア活動をして頂きました。

原発を止めるために何かしたい、と思っている方

簡単な作業で目に見える形で社会貢献をしたい、という方、

是非、この原発広告検索ボランティアにご参加ください。

参加いただける方は

03-5338-9800(宮地・佐藤たいしょう)

までお願いいたします。

既に、12名ものボランティアさんが参加してくれています。

まだまだ募集中。みんなで楽しく調査をして、本を出しましょう!