グリーンピースは、福島第一原子力発電所事故が起きた直後の2011年3月末から放射線調査チームを結成し、福島で放射能汚染の実態調査を行ってきました。事故以降明らかになってきた食品放射能汚染と、長期的な環境モニタリングの必要性を受けて、2011年10月に「グリーンピース放射能測定室 シルベク」を東京に開設しました(※現在は閉鎖)。
放射線調査
食品放射能調査
大切なご支援ありがとうございます。
「シルベク」の由来「シルベク」は、市民の“知りたい”にこたえる放射能測定室です。“シル”は「知る」と「シーベルト」(放射線による人体への影響の大きさを表す単位)、“ベク”は放射線を出す能力を表す単位の「ベクレル」を意味しています。
シルベク君白衣をまとって虫眼鏡を片手に東奔西走する男の子は「シルベク君」。「脱原発」をモットーに調査活動を続ける「グリーンピース放射線調査」のキャラクターです。
「シルベク」で行うスクリーニング検査(精密検査前の簡易検査)には、短時間(30分前後)でセシウムなどの放射性物質が食品に含まれるかどうかを迅速に検査できる、NaIシンチレーション検出器(Berthold Technologies社製 LB 2045)を使用しています。
また、この検査器で正確な計測を行うために必要な以下の作業を、ACRO(フランスの放射能測定専門機関)の協力のもと、導入時から定期的に行っています。
※計数率とは単位時間当たり(秒や分など、計測器・方法・目的によって異なる)に検出器に入射した放射線の数。
グリーンピースは、食品検査の結果をより多く、より早く消費者の皆さまへ伝えたいと考えています。測定方法の違いにより放射性ストロンチウムの測定には、数週間の時間がかかり、費用も高額であることなどから、グリーンピースは放射性セシウムの測定を優先して行っています。
同時に、放射性ストロンチウムの調査規模が拡大されるよう、日本政府に要請しています。引き続き、皆さまが自らの健康を守るため自衛の対策を取れるよう、そして皆さまと一緒に企業の方針や政府の政策を変えていくために、グリーンピースは調査を続けます。
福島第一原子力発電所の事故により拡散した放射性物質の汚染状況調査報告ビデオ(2012年10月16日~19日実施)です。 インタビュー グリーンピース・インターナショナル 放射線防護アドバイザー リアナ・トゥール 安斎さん(飯舘村から避難) 菅野ご夫妻(飯舘村から避難)
上條祐美さん: 3才と7才の男の子のママ。 福島原発事故をきっかけに、放射能が不安で調べているうちに、子どもを守るためには親が何とかしなければならないという思いで、 いろいろ活動を始めました。
2012年8月に千葉県千倉市で水揚げされた魚介類の放射能調査を行い、調査に協力してくれた大野さんに、原発事故が漁業にもたらした影響をうかがいました。
グリーンピース・インターナショナルの事務局長クミ・ナイドゥらが、福島県福島市を訪問、学校や通学路、公園などで放射線量を測定。日本政府による情報開示と、福島の住民へのさらなる救済を呼び掛けました。
グリーンピースが行った海洋放射能汚染調査の結果、複数の海藻から高濃度の放射性物質を検知したとして、政府に対し福島第一原発周辺での海藻類の緊急調査ならびに、漁業関係者への損害補償を早急に行うよう要請しました。 調査チームの特集へ >>
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