放射線と子供の専門家緊急来日

記事 - 2011-11-22
「チェルノブイリからの警告~25年間現地の子供たちを診てきた医学博士より~」 2011年12月11日福島市内のコラッセふくしまにて、チェルノブイリ事故の子どもへの健康影響における研究の第一人者であり、事故前はロシアの小児科医でもあったウクライナ放射線医学研究センターのステパノワ医学博士にご講演いただきました。

「チェルノブイリからの警告
~25年間現地の子供たちを診てきた医学博士より~」

東京電力の福島第一原発で爆発事故が起きて以来、グリーンピースにはさまざまな質問が寄せられてきました。

「年間20ミリシーベルトという放射能基準は安全なのですか?」
「避難はいけないことですか?」
「チェルノブイリの事故で、福島の子供たちと同じ程度の放射線を浴びた子供たちには何が起こったのですか?」

そんなさまざまな質問に、チェルノブイリ事故の子供への健康影響における研究の第一人者であり、事故前はロシアの小児科医でもあったウクライナ放射線医学研究センターのステパノワ医学博士にお答えいただきした。

会場にお越し下さった方、インターネット中継を見る会を開いて下さった方、インターネット中継をご覧いただいた方、ご質問をお寄せ下さった方、みなさま誠にありがとうございました。

ステパノワ博士 講演資料「チェルノブイリとウクライナの子供たちの健康」 >>

グリーンピース プレゼンテーション資料「福島第一原発事故による放射能汚染」 >>

講演

質疑応答

エフゲーニャ・ステパノワ医学博士

  • ウクライナ放射線医学研究センター 放射線・小児・先天・遺伝研究室長。ウクライナ名誉博士
  • 1962年~1967年 ロシア ケメロヴォ地区ノヴォクズネツク小児病院小児科勤務
  • 1967年~1972年 同院で小児血液専門家医として勤務
  • 1972年~1976年 トムスク大学医学部助教授
  • 1976年~1986年 同機関準教授
  • 1986年~1987年 同機関学長
  • 1988年~ 放射線医学研究センター、医学放射線機関、小児先天遺伝的放射線病理学室長。
    1986年に起きたチェルノブイリでの事故以来、チェルノブイリの子供たちの健康問題に取り組み、これまで5万人の子供たちを検診。
    チェルノブイリの子供たちの1993年から1998年の医療記録データベースの作成にも貢献。

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