本日(日本時間の午後5時)、オランダ・ハーグの国際司法裁判所が、日本政府に対し南極海における調査捕鯨が国際法に違反しているかの判決を下す。
多くの人は、日本政府が、この裁判に勝ちたいと意気込んでいると思うだろう。しかし、実際はそうではないのではないか。この裁判に完全勝利して一番困るのが、日本の調査捕鯨事業そのものだからだ。
日本政府は、50点ぐらいの判決を目指したいというのが本音だろう。その理由は以下の3つだ。
1、低迷する鯨肉需要
南極海での調査捕鯨のクジラ捕獲枠は、合計で約1000頭程... >詳細を読む