代表挨拶

美しい地球を
次世代へつなぐ。
将来世代のために美しい地球環境を残すことが、グリーンピース・ジャパンの使命です。しかし、環境問題はグリーンピースだけでは解決できません。このままで大丈夫なのだろうかと不安を持っている人々とともに、多くの方を巻き込んで、一緒に行動を起こし、全ての人にとって緑豊かで平和な世界をつくるための大きな力へと変えていくことが大切です。
山積している環境問題のなかでも、グリーンピース・ジャパンは、気候危機を抑え、生物多様性の喪失を防ぐために力を入れていきます。気候危機の最大原因のひとつである石炭火力発電を止めるために、日本の役割と責任は大きいと考えています。
私たちの周りでは、著しいスピードで環境や社会が変わっています。そこで、私たちも変わらなければなりません。グリーンピース・ジャパンは、科学的根拠に基づいた確度の高い提案と、徹底した現場主義を軸に、“行動するNGO”として環境への想いを同じにする日本中の人々と共に、気候変動に脅かされることのない多様で平和な未来を目指します。企業や政府からの資金援助をもらうことなく、個人による寄付だけで活動し、一刻の猶予もならない気候変動を食い止める活動を最優先し、地球の恵みを次の世代に手渡し続けるために、全国のサポーターやボランティアと共に取り組んでまいります。
グリーンピース・ジャパン事務局長
サム・アネスリー
サム・アネスリーの略歴
イギリス、北アイルランド出身。日本に興味を持ち、18歳の時に高等学校の交換留学で、一年間岡山県に滞在する。その後、英ケンブリッジ大学で日本語を専攻し、その間、三重県皇學館大学にて一年間神道学を学ぶ。大学卒業後、南米やヨーロッパでの教育経験を経て、2007年に日本へ戻る。以来11年間、NGO「ピースボート」や、親を亡くした子どもたちを支援している団体「あしなが育英会」など、日本のNGO等で東日本大震災の被災地支援や原発問題などの環境問題、平和教育、そして文化交流などに携わる。自殺予防に取り組むNPO法人「東京英語いのちの電話」の事務局長を経て、2018年12月より現職。趣味は山登り、スキューバダイビング、サイクリングなど自然の中で過ごすこと。好きな場所は、南アルプスの甲斐駒ヶ岳、八丈島など。