IPCC報告書に基づき、2100年までの地球の平均気温の上昇を産業革命以前に比べて1.5度以下に抑え、2050年までに二酸化炭素排出量をゼロにすることが必要です。すべての化石燃料を速やかに段階的に廃止し、新規生産を停止すること、また、気候災害の被害者が汚染者からの補償を受けられるよう活動します。
- 私たちがめざす目標
- 気温上昇を1.5度に抑える
グリーンピースは緊急に取り組むべき課題を4つに定め、活動を展開しています。特に注力するのは、人間を含むあらゆる命を脅かす気候危機の問題です。二酸化炭素などの温室効果ガスは、一度放出されると大気中に長期間とどまるため、今すぐアクションが必要です。
気候危機は、さまざまな環境問題や社会課題に関わる根本的な問題でもあります。私たちは気候変動を主軸に据えながら、連なるさまざまな課題にも取り組んでいます。
IPCC報告書に基づき、2100年までの地球の平均気温の上昇を産業革命以前に比べて1.5度以下に抑え、2050年までに二酸化炭素排出量をゼロにすることが必要です。すべての化石燃料を速やかに段階的に廃止し、新規生産を停止すること、また、気候災害の被害者が汚染者からの補償を受けられるよう活動します。
地球の気温上昇を1.5度以下にとどめるために、2040年までに世界のプラスチック生産量を少なくとも75%削減することをめざします。プラスチック生産を削減しない限り、気候、生物多様性、人々の健康をまもることはできません。 また、日本政府に対しては、プラスチック汚染を発生源から終わらせるプラスチック条約の実現に向けて、積極的な発言と行動を求めます。
使い捨て文化が地球と私たちの健康に有害であることを認め、プラスチックを大幅に減らして、リユース中心の社会へと変える「プラスチック条約」を実現してください。
※2024年6月30日現在
海は地球で一番大きな生態系です。生命も酸素も、海から誕生しました。海なしでは生きていけないにもかかわらず、私たちは今この瞬間も、プラスチックごみや化学物質で海を汚し、節度ない経済活動で生態系を壊しています。危機的状況を変えるためには、行動が必要です。
※2024年6月30日現在
私たちは、理想主義に留まりません。問題が起きている現場での調査から、実社会で変化を起こすための働きかけまで、貫くのは「現場主義」の考え方です。またどんな場面でも、直接的に誰かを傷つけるような行動を禁止しています。グリーンピースは平和的な表現と方法で意見を表明し、対話によって解決に導きます。
グリーンピースは科学的データと事実に基づいて、公平で中立的な立場から発信や政策提言を行うことを重視しています。これにより、大きな影響力をもつ企業や政府とも対等な話し合いを実現し、ポジティブな社会変化につなげます。
皆さんからの賛同のご署名や、一緒に活動したいというお声を私たちは常に歓迎しています。
年齢や立場を超えて、一人ひとりがご自身にできる形で賛同いただくことで、私たちはその声を明日の世界を変える力にしていきます。