放射能測定室 シルベク 食品放射能調査
5回目:魚介類缶詰・牛乳


 
この調査で検査した食品の購入は、全国の15人の市民調査員の方がボランティアでご協力下さいました。
みなさまありがとうございました。
 

魚介類缶詰

調査概要

 

第2回、第3回の食品放射能調査で、サバの缶詰から放射性物質が検出されたことをうけ、魚介類缶詰について魚種とサンプル数を拡大し、集中的に調査しました。

鮮魚と異なり、缶詰製品は産地や魚種の表示が義務づけられていないため、この調査では国産を中心に産地が表示されていない缶詰も調査しました。
 

調査結果

すべての検査結果と商品情報

↑クリックするとPDFでご覧になれます

 

調査内容

 

 

牛乳

調査概要

 

細胞分裂が活発で放射能の影響を受けやすい成長期の子どもを持つ親世代をはじめ、多くの方から、栄養価が高く日常的に飲用される牛乳の調査を希望するリクエストが多く寄せられました。

また、4月から食品に含まれる放射性物質の基準値が改訂される動きをうけ、牛乳の調査を行いました。
 

調査結果

すべての検査結果と商品情報

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2012年4月から適用された基準値を下回るものの、1サンプルから放射性セシウム137を1キログラムあたり4.3ベクレル検出しました。
商品情報は下記のとおりです。

商品名 小岩井牛乳
製造者 小岩井乳業株式会社 小岩井工場
賞味期限 2012. 3. 11
産地の記載 なし

この調査で検査した残り29サンプルからは、放射性物質は検出されませんでした。
 

調査内容

 

 

グリーンピースが考える食品の基準値

政府は、4月1日より食品に含まれる放射性セシウムの基準値を、次のように改訂しました。

飲料水/飲用茶 10ベクレル/キログラム
牛乳 50ベクレル/キログラム
乳児用食品 50ベクレル/キログラム
上記以外の食品 100ベクレル/キログラム

食品の放射性物質の新たな基準値について(厚生労働省) >>

放射能には、これ以下なら安全という閾値(いきち)はありません。
とりわけ、子どもは放射能の影響を受けやすく、可能なかぎり人工の放射性物質の摂取をさけて、内部被ばくをおさえることが望ましいと考えられています。

基準値については、チェルノブイリの経験に学ぶことも重要です。
例えば、ウクライナでは毎日大量に摂取する水の基準値は1キログラム当たり2ベクレルです。
主食であるパンは1キログラム当たり20ベクレルです。

日本でも、主食であるお米や小麦粉にはより厳しく基準を設けるべきです。

詳しくは2012年2月1日のブログ「国の食品の放射能基準改定に意見をだしましょう」をご覧ください >>

 

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