放射能測定室 シルベク 食品放射能調査
7回目:回転寿司
この調査では、2012年5~6月に行った「食品放射能調査ご希望アンケート」集計結果と、「外食に不安を感じる」という声を併せて、引き続き回転寿司店を調査対象としました。
事前調査、検査する食品の購入は、12名のボランティアの方たちが市民調査員としてご協力下さいました。みなさまありがとうございました。
上條祐美さん
3才と7才の男の子のママ。
福島原発事故をきっかけに、放射能が不安で調べているうちに、子どもを守るためには親が何とかしなければならないという思いで、いろいろ活動を始めました。
調査結果
20サンプルすべてが、政府の定める「食品に含まれる放射性セシウムの基準値(1キログラム当たり100ベクレル)」を大きく下回り、内19サンプルは検出限界値5Bq/kg未満でした。
1サンプルから1キログラム当たり4.1±0.5ベクレル(セシウム134)と6.8±0.7ベクレル(セシウム137)の放射性物質が検出されました。
寿司ネタ: マイワシ
産地: 千葉
販売店: くら寿司
調査内容
- 調査期間: 2012年7月20日~8月16日
- 購入地域: 東京都、神奈川県、埼玉県
- 購入場所: 銚子丸、かっぱ寿司、スシロー、くら寿司、元気寿司の大手5社
- 検査対象:
1社当たり4サンプル、計20サンプル。
ウェブサイトと店舗においてネタ(魚)の産地を確認し、国内産、または太平洋を産地とする商品を中心に選択しました。
ネタのみの検査を行いました。 - サンプル採取:市民調査員(ボランティア)が店頭で購入
- 検査方法:
第三者機関で、ゲルマニウム半導体検出器を用いてセシウム134、セシウム137について検査。
大切なご支援ありがとうございます
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