大型化する台風、記録的な猛暑など「気候危機」が勢いを増して被害も甚大になっています。国連IPCCは住める地球を残すためには産業革命後の地球の温度上昇を1.5℃未満に抑える必要があるとしています。そのためには、2050年脱炭素、そして2030年にほぼ半減にする必要がありますが、すでに1.2℃上昇している今、より高みを目指さなければなりません。

東京都でも2030年までのCO2の50%削減を目指しています。グリーンピース・ジャパンでは、ISEP(環境エネルギー政策研究所)と共同で検討したレポート「東京都再生可能エネルギー100%シナリオ【仮題】」において、2050年脱炭素化の実現シナリオを描き、グリーンリカバリーを前提とする2030年までの具体策と経済効果を明らかにしました。

イベントでは、ISEPの松原さんを迎え、シナリオを解説、参加者からの質問に答えてもらいます。

イベント詳細

【日時】2021年6月4日(金)18時30分〜20時00分

【イベントの流れ】 

  • 18:30 開会のあいさつ
  • 18:35 講演「自治体の2050年 自然エネルギー100%はこう実現する–CO2削減目標引き上げに向けて」
    講師:松原弘直(認定NPO法人環境エネルギー政策研究所)
  • 19:35 質疑応答
  • 19:55 自治体のCO2削減目標引き上げのために市民ができること
    よびかけ:鈴木かずえ(国際環境NGOグリーンピース・ジャパン)
  • 20:00 閉会

【参加費】無料

毎月の寄付でも活動をぜひ、ご支援ください。活動の独立性をまもるため企業や政府から財政支援を受けず、個人寄付のみに支えられ活動しています。ご寄付は、環境破壊の現場での調査や環境課題の解決のために必要な活動を支える大切な基盤となります。以下からお申し込みいただけます。

【講師プロフィール】

講師:松原弘直さん

認定 NPO 法人 環境エネルギー政策研究所 理事、主席研究員。工学博士。やちよ自然エネルギー市民協議会代表、自然エネルギーを広げるネットワークちば代表、千葉県地球温暖化防止活動推進員、環境プランナーERO。千葉県出身。東京工業大学においてエネルギー変換工学の研究で学位取得後、製鉄会社研究員、IT コンサルタントなどを経て、持続可能なエネルギー社会の実現に向けて取り組む研究者・コンサルタントとして現在に至る。持続可能なエネルギー政策の指標化(エネルギー永続地帯)や長期シナリオ(2050 年自然エネルギービジョン)の研究などに取り組みながら、日本初の自然エネルギー白書の編纂をおこなう。自然エネルギー普及のため、グリーン電力証書およびグリーン熱証書の事業化、市民出資事業や地域主導型の地域エネルギー事業の支援などにも取り組んでいる。

司会:鈴木かずえ

国際環境NGOグリーンピース・ジャパン 気候変動・エネルギー担当 自治体から脱炭素を実現するための市民のプラットフォーム「ゼロエミッションを実現する会」事務局。

主催:国際環境NGOグリーンピース・ジャパン

共催:認定NPO法人環境エネルギー政策研究所 ゼロエミッションを実現する会