IAEA理事会で、プルトニウム空輸が急浮上グリーンピース、「あまりに危険、議論や情報公開もまったくなし」と批判
9日から13日までウィーンで開かれる国際原子力機関(IAEA)の理事会で採択される見込みの「安全輸送規則改正案」の中に、プルトニウム輸送容器の基準が新たに含まれている。この基準はヨーロッパの中でのプルトニウム輸送のために英仏が求めていたもので、周辺国やアメリカでは問題になっている。
この基準はヨーロッパの中でのプルトニウム輸送のために英仏が求めていたもので、周辺国やアメリカで問題化しており、ICAO(国際民間航空機関)やIATA(国際航空運送協会)、国際運輸労連なども問題点を指摘している。
しかし、日本では何の議論もないままに、日本側代表委員によって賛成票が投じられようとしている。
改正案で提示される容器の試験条件は、秒速90mでの衝撃試験、セ氏800度、60分間の火災試験、深さ200mの水中での浸漬試験で耐えうることとなっている。しかし、これでは深刻な飛行機事故にはとうてい耐えられず、プルトニウムの粉末が広範囲に飛び散る結果となる。これまでの飛行機事故の50%の墜落の衝撃はこの基準を超えている。
グリーンピースでは、こうした重大な輸送規則の改正を国会で真剣に討議されることもなく、また、国民の前に情報公開されることもなく、IAEA理事会で日本側代表により賛成されてしまうことを非難している。
この基準はヨーロッパの中でのプルトニウム輸送のために英仏が求めていたもので、周辺国やアメリカで問題化しており、ICAO(国際民間航空機関)やIATA(国際航空運送協会)、国際運輸労連なども問題点を指摘している。
しかし、日本では何の議論もないままに、日本側代表委員によって賛成票が投じられようとしている。
改正案で提示される容器の試験条件は、秒速90mでの衝撃試験、セ氏800度、60分間の火災試験、深さ200mの水中での浸漬試験で耐えうることとなっている。しかし、これでは深刻な飛行機事故にはとうてい耐えられず、プルトニウムの粉末が広範囲に飛び散る結果となる。これまでの飛行機事故の50%の墜落の衝撃はこの基準を超えている。
グリーンピースでは、こうした重大な輸送規則の改正を国会で真剣に討議されることもなく、また、国民の前に情報公開されることもなく、IAEA理事会で日本側代表により賛成されてしまうことを非難している。