[2022年 年次報告書] 学びを活かして仲間とともに「行動」へ
ボランティアのみなさんと共に
代々木公園で毎年開催している東京レインボープライドへの出展や、マイ容器での買い物を体験するイベントの開催など、新型コロナ感染症の拡大が始まってからの過去2年間に比べて少しずつ対面の機会を再開できた1年でした。また、東京では約3年ぶりにオフラインで開催された「世界気候アクション0923 #気候危機はいのちの問題 」に約400名が参加し、グリーンピース・ジャパンもボランティアメンバーと一緒に渋谷の街を歩きました。
グッバイ・ウェイストチームでは、ごみを出さないお買い物マップ「グッバイ・ウェイスト」の利用者や登録店舗を増やすため、昨年に続きSNSでゼロウェイストのお店を紹介。マップには新たに300店舗以上が登録されました。2023年は、これまでのボランティアチームの経験やアイデアを活かしながら、今まで以上にキャンペーンを盛り上げ、ビジュアライズするオフラインアクションに力を入れていきたいと考えています。
インターンのみなさんと共に
2022年は、グリーンピース・ジャパンのチームメンバーとして5名の学生インターンが活躍しました。「西荻グッバイ・ウェイスト大作戦」におけるマイ容器対応店のリサーチや、グリーンピース・ジャパンが事務局を務める「ゼロエミッションを実現する会」のイベントサポートの他、SNS投稿、政策・渉外担当職員とともに国会議員訪問や資料作成、大学での講義やイベント出展など、多岐にわたる活動に参加しました。2023年も早速新しい仲間が加わって活躍中です。
ーインターンに参加してー
石谷結依
インターンに応募した理由は、グリーンピースは世界規模で幅広い分野において積極的に活動していることから、将来、環境保護につながる仕事をしたいという夢を具体化し、より現実的なものにできると考えたからです。また、担当業務が気候変動、エネルギーに関する事だったからです。私が環境問題で特に興味関心を持っている分野でのインターン業務を通して、自分を成長させることができました。また、ここで学んだことをアウトプットし、仲間を集め、そして将来は自然と人間の共存のために様々な人と協働して活動していきます。
プロッツミシェル綾那
インターンシップの最後に任された政策調査のプロジェクトは、政治や政策に関心があった私にとって、とても有意義な経験でした。実際この経験を通じて、気候変動についてより国際的な枠組みや政策の観点から、専門的に学びたいと考えるようになりました。気候変動に関する専門的な知識の習得を目指してインターンに参加した私にとって、グリーンピース・ジャパン、そして「ゼロエミッションを実現する会」はそれ以上に大切なことを教えてくれました。学生インターンという枠組みに縛られず仕事を任せていただいたこの経験を、この先、様々な場面で活かしたいと思います。
東京レインボープライドに出展
2022年4月22日〜24日、代々木公園で毎年行われている東京レインボープライドに出展しました。東京レインボープライドは、LGBTQをはじめとするSOGIにおけるマイノリティの存在を社会に広め、「”性”と”生”の多様性」を祝福するイベントです。当日は、「環境保護とLGBTQIAの権利はつながっている」ということを軸にグリーンピースの過去のアクションなどの写真を展示しました。ボランティアメンバーも数名参加し、スタッフとともに来訪者とのコミュニケーションを楽しみました。
新たに「行動編」にチャレンジしたボランティア勉強会
2020年よりボランティアチーム「Side by Side」が主催している毎月のボランティア勉強会には、合計80名以上が参加しました。2022年は、これまでの「インプット・アウトプット」だけでなく、「行動」するための機会を設け、実際に各自宅の契約電力会社を再生エネ事業者に切り替える「パワーシフト」を実践する回や、プラスチックキャンペーンのプロジェクトの一つ「西荻グッバイ・ウェイスト大作戦」と連動して、吉祥寺や西荻窪でマイ容器で買い物をするイベントを開催しました。
学生ボランティアがテレビ番組に出演!
グリーンピース・ジャパンの大学生ボランティアチーム『プラフリー大学』では、キャンパス内でプラスチック削減の取り組みを積極的に行っている大学にインタビューし、学生がどのように自分の大学でプラスチック削減の取り組みを推進しているかについて情報収集を行いました。今後その情報を発信していく予定です。また、2022年はプラフリー大学のメンバーが、NHKの番組「未来王2030」に出演。環境問題などに取り組む若者約100人がクイズに挑戦する番組で、見事予選を勝ち抜き、本戦に出場しました。