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記事の投稿-気候変動

気候変動に関する投稿は、以下の一覧からご覧いただけます。

290件の投稿

  • 必需品のスマホ、もっと地球に優しく。

    こんにちは。グリーンピースのFacebookページやこのブロ……

  • IT企業のイノベーション力を、環境と電力問題に

    こんにちは!企業の「持続可能性」への取り組みについて、ニュースになることが増えてきましたね。「先に行ってるね」byIT企業Facebookやアップルが、100%自然エネルギーを使う宣言をしていることをご存知ですか?すでにアップルは世界中の自社施設で使う電力の96%を自然エネルギーでまかなっています(*1)。また、facebookも2018年中に少なくとも50%を自然エネルギーでまかなうことを目標にしています(*2)。アップルの取り組みは、自社の取り組みに止まりません。アップルが部品を調達するサプライヤーにも、自然エネルギーにするように働きかけているのです。いいね!クリーンな電力でインターネットFacebookやアップルの決断の裏には、一人一人の消費者の声がありました。グリーンピースは、世界中でインターネットを動かすために使用する1年間の電力消費量(623億キロワット時)が世界の国別電力消費量と比較すると5番目に多いことから(*3)、全世界の消費者と一緒に、大手のインターネット企業であるアップルやFacebookに、「インターネットをクリーンにして欲しい」と働きかけを行いました。(ちなみに、1位から順に、アメリカ・中国・ロシア・日本、そしてインターネットのデータセンターと続きます)例えば、飛行船を使って問題を提起したり、ユーザーと一緒にFacebookを使って呼びかけを行ったり、署名を呼びかけたり、アップルのお店に直接アピールに行ったり・・いろんな工夫を凝らした方法を考えて呼びかけを続けた結果、IT企業は自然エネルギーへ舵を切ることを宣言するに至ったのです。グリーンピースは企業が嫌い?企業を対象にしたキャンペーンをすることが多いグリーンピース。「そんなに企業のことが嫌いなの?」って聞かれることもあります。企業は、環境問題の要因を作り出すこともありますが、同時に解決策も作ることができる存在。クリーンなインターネットを求めるキャンペーンについては、IT企業ならではの成長の勢い、イノベーション力を信じているからこそ、企業への働きかけをずっと続けてきました。 ひとつの企業が行動を起こせば、業界やサプライチェーン、そして他業界へも幅広いポジティブな変化をもたらして行きます。IT企業による自然エネルギー100%宣言は、企業のエネルギーシフトの大きな波を形作るひとしずくになりました。IT企業の変化をより広めていくために、グリーンピースは、企業自身の変化だけではなく、政府への働きかけをすることも含めて、企業に求めています。さらにIT企業ができることこのブログを、スマホから読んでくださっている方も多いと思います。スマホは生活を豊かにもしましたが、その製造や利用によって、環境に影響を与えてきたのも確か。スマホのメーカー、携帯電話会社のビジネスモデルは、しょっちゅうスマホを買い換えることを前提にしていて、これまで70億台をこえるスマホの生産・廃棄による長期的な影響が、十分に考慮されてきたとは言えません。 写真:電気・電子機器の廃棄物の山IT企業が、それらの問題解決のためのできることの一つが、長く使えるスマホを作ること。そのためには、スマホは「修理しやすい」必要があると、グリーンピースは考えています。なぜなら、修理しやすければ、1つのスマホをより長く使うことができるし、「修理しやすい=分解しやすい」ので、分解してまだまだ使える部品を再利用したりすることが可能になります。でも、グリーンピースの最新の調査では、私たちが使うスマホやIT製品の多くは、一定期間で交換が必要なのにバッテリーが機器に強く接着されて交換が難しかったり、修理しにくい(=分解しにくい)ことが分かりました。わたしたちにできることまず、最初にできることは、できるだけ1つのものを長く使うこと。でも、どうしても、バッテリーの交換が必要だったり、割れやすいガラスでできたディスプレイを交換する必要がでてきますよね。修理がしやすいスマホが少ないことに気づいたグリーンピースは、スマホの世界市場シェアが大きなメーカーに「修理しやすくて長持ちする、地球に優しい製品を作って」と求める署名を行っています。ぜひあなたも、メーカーに声を届けてください!すでに参加してくださった方は、お友達へのシェアをお願いします。※このキャンペーンは終了しました。詳しい成果は、『みんなの声がサムスンを変えました!』をご覧ください。*1:https://www.apple.com/jp/environment/climate-change/*2:https://sustainability.fb.com/clean-and-renewable-energy/*3:2007年当時。詳細はこちらをご覧ください。こちらもおすすめIT企業がスマホを「若死に」させる5つの方法世界最大のツナ缶企業がチェンジ!海も人もハッピーに!自由は死なない【イベント】市民が変えるエネルギー基本計画プロジェクト発足!(7/1913:30〜)開発のジレンマSDGsはいったい誰のため?8000億円の価値が再稼働にある?関電株主総会出席報告グリーンピースは、政府や企業からお金をもらっていません。独立した立場だからこそできる活動で、私たちの知らないところで進む環境破壊や生態系への影響を明らかにしています。寄付という形でも一緒にグリーンピースを応援していただけませんか?寄付する 

  • IT企業がスマホを「若死に」させる5つの方法

    もし、パソコンやスマホが長く使えて、簡単に修理できたら。買い換える必要がなく、そのお金を節約できたら。…

  • エネルギー政策の基本の議論、市民の声を聞いてほしい

    6月と言えば、わたしたちエネルギーチームにとっては、電力会社の株主総会の季節です。…

  • 「日本では活況」ガラパゴス化する日本の石炭

     こんにちは。グリーンピースのエネルギーチームでインターンをしているおさないです。2015年、日本の発電の32%をまかなっていた石炭火力発電。政府や電力会社は「日本の石炭火力はクリーン!」と宣伝していますが、石炭火力発電所は、発電方法のなかで気候変動の要因となる二酸化炭素の排出がもっとも多い発電方法。実は、世界全体では石炭火力発電所は減っているのですが、日本では増えているんです。今回は、グリーンピースと、環境団体のシエラクラブ、コール・スワームが発表した最新の報告書『活況と不況2017』についてご紹介します。世界中で、気候変動対策が急務ないま、発電所の数が増えているのか、減っているのかを知ることはとてもたいせつ。最新の報告書では、世界の石炭火力発電所の計画について、分析をしています。この報告書によると、世界で計画されている石炭火力発電所の件数は、2016年に増加から減少に転じました。2017年1月現在、石炭火力発電所が多いと言われてきた中国・インドでも、両国であわせて68GWの発電所が建設停止となっています。また、石炭火力発電所の廃止も加速しており、主にヨーロッパとアメリカでは、過去2年間で64GW相当の発電所が閉鎖されました。石炭火力発電は、大気汚染の原因となっています 世界的に石炭火力発電所の建設がストップその理由とは一つは、経済の理論。中国での2015年の石炭火力発電所の平均設備利用率は50%以下。つまり、もっと使える発電所が使えていないので、電力会社にとって、採算の悪い発電方法になってしまっているのです。また、インドの動力省は、2016年6月の時点で、2019年までの電力需要をまかなえる石炭火力発電所がすでにあるとしており、新たな発電所は必要ないため、計画が延期・廃止されています。これは「必要がないから作らない」という論理。もう一歩進んで「必要があったとしても、採算がとれないから作らない、やらない」というビジネス界の「経済の理論」があります。アメリカでは、311後「経済の理論」によって原発ビジネスに見切りがつけられ始めています。大きなニュースとなっている東芝の大きな損失につながっているウェスチングハウスも、アメリカの原子炉メーカーです。石炭火力発電所でも、同じようなことが起き始めています。世界76カ国の688の機関が、石炭からの投資の引き上げ(ダイベストメント)を約束しているのです。世界中で石炭の時代を終わらせようというムーブメントが起きています。写真は、韓国で開催されたマーチの様子。この報告書によると、気温上昇を1.5度未満に抑えることを世界各国が合意したパリ協定の目標を達成するためには、新規の石炭火力発電所の建設を止めるとともに、既設の発電所を閉鎖することが重要で、現在の閉鎖スピードを2倍にする必要があります。 取り残される日本「ガラパゴス化する日本」というのは随分前から言われている表現ですが、実は石炭火力発電所の点でも、日本は世界から取り残されています。日本において過去5年に建設された発電所は1,950MW。現在、その2倍以上の4,256MWが建設中で、さらに多くの17,243MWが建設前段階にあります。そのため、報告書の中では、「中国とインド以上に注目すべき10カ国」にあげられています。さらに、下表にあるように、石炭火力発電所の延期がゼロとなっているほとんどの国の発電所に、日本が関わっています。日本は「安価な石炭火力」という「経済の理論」を装って、石炭火力発電所建設を官民一体となって牽引しているのです。 わたしたちにできること自分が利用している電気会社が全発電量の内、どのくらい石炭を使っているかを知ることは、最初の一歩かもしれません。2015年度実績によると、一番多く石炭火力を使っているのは北陸電力の64%。あなたの電力会社はどうでしょうか?iSwitchに参加して、「電力会社クリーン乗り換えガイド」をぜひ参考にしてみてください!よくある質問をまとめたQ&Aも好評です。クリックして#iSwitchに参加する>まずは↑をクリック。「電力会社クリーン乗り換えガイド」の見本もちらっと見られます。 もうひとつ、わたしたちにできること実は、日本が官民連携して推進しているのは、日本国内の石炭火力発電所だけではありません。現地では地元の方が抗議の声をあげ続けてるにも関わらず、昨年6月、国際協力銀行(JBIC。日本政府100%出資)は、インドネシア・中ジャワ州のバタン石炭火力発電事業に、約21億ドルもの巨額融資を決定しました。政府だけではなく、日本の大手電力のJパワー、伊藤忠商事も参画し、日本の民間銀行も融資をしています。〈注〉バタン石炭火力発電所の建設反対の抗議活動。農業や漁業を生業としてきたインドネシアの人々から、土地や自然の恵み、そしてそれまでの暮らしを奪う石炭火力発電の計画。日本にいてもできることは、まずは知ること、そして情報をお友達にシェアすること。ぜひこちらの情報をご覧ください。  報告書『「活況と不況2017世界の石炭火力発電所計画の追跡(原題:BoomandBust2017:TrackingTheGlobalCoalPlantPipeline)』へは、こちらからアクセス〈注〉http://toyokeizai.net/articles/-/112030    グリーンピースは、政府や企業からお金をもらっていません。独立した立場だからこそできる活動で、私たちの知らないところで進む環境破壊や生態系への影響を明らかにしています。寄付という形でも一緒にグリーンピースを応援していただけませんか?寄付する  関連ブログ住民は猛反対――石炭をめぐる日本とインドネシアの「遠くて近い」問題壊されそうな農村を守りたい。インドネシア住民が、日本企業による石炭火力発電所の建設に反対する理由とは?気候変動が引き起こす人権問題…

  • 過去最大!2015年、世界の自然エネルギー成長

    ここのところ、日本全国で自然エネルギーに取り組む市民グループの方にお会いする機会が多くあります。…