記事の投稿-原発
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放射線管理区域で暮らせますか?
こんにちは。グリーンピース、放射線防護アドバイザーのヤン・ヴァンダ・プッタです。全村避難をした福島県の飯舘村の避難指示解除が3月31日と言われています。東京電力福島第一原発から30キロ以上離れているのに、吹いた風にのって高濃度の放射能が降り注いだ飯舘村。グリーンピースは、もしいま飯舘村に帰って、事故前と同じように生活したら、どのくらい被ばくするリスクがあるのか、飯舘村の住民の方々のご協力のもと、調査しました。住民の方のお宅7軒で、2万3080カ所で放射線を測りました。その結果、もし、これらの方々がいま帰還すれば、生涯(70年間)で少なくとも39ミリシーベルトから183ミリシーベルトの範囲で被ばくする可能性があることが明らかになりました。「政府はこの先どうなるのか教えてくれない」3年間以上、グリーンピースの放射線調査に協力してくださっている飯舘村村民の安齋さん。「お役所は、これから先自分がどうなるのかを教えてもくれずに、帰れ、帰れって言うばかり。グリーンピースは、家もまわりもこまかーく測ってくれて、帰ったらどれだけ被ばくするのか、言ってくれて助かる。帰るか、帰らないか、自分で決めたい」調査結果の発表に先立って、安齋さんをはじめ、調査に協力してくださった住民のみなさんにご報告にうかがうと、安齋さんはそうおっしゃり、報告内容を聞いてくださいました。私は、「帰る、帰らないを決めるのは、住民のみなさん自身です。どちらを決めても、その意思を尊重します」とお伝えした上で、ご報告しました。「放射線管理区域」で暮らせますか?安齋さんのお宅周辺では、平均毎時0.7マイクロシーベルトが計測されました。これをもとにすると、2017年から70年間の生涯被ばく線量は約90ミリシーベルトになると推定されます。**下表より、屋外で8時間過ごす場合。レポート「遠い日常」より。空間線量の推移を、放射線崩壊を考慮に入れて予測し、累積線量を見積もった。これには、高濃度の放射能が飛散した事故直後の被ばくは入っていません。また、被ばくには、体の外から受ける外部被ばくと、呼吸や食べ物から体内に取り込まれる内部被ばくがありますが、内部被ばくは入っていません。それから、放射能は、時間とともに弱まっていくのを計算に入れています。しかし、たとえば、除染していない森から流れてくる放射能による再汚染などは入っていません。 つまり、事故直後の被ばくや、内部被ばく、森から流れてくる放射能の再汚染などによって、さらに生涯被ばく量が上がる可能性も考えられます。チェルノブイリ原発事故の被害を受けたウクライナでは、生涯に70ミリシーベルトを超える放射線を浴びてはいけないとしていますが、安齋さんのお宅では、これをはるかに超えて被ばくしてしまうことになります。また、毎時0.7マイクロシーベルトというのは、本来、「放射線管理区域*」にすべき線量です。なお、毎時0.7マイクロシーベルトという数値は、安齋さんのお宅の様々な地点で測った数値の平均です。実際には、安齋さんにお話を伺いながら、事故前の普段の生活で使っていた場所を、この表のようにゾーンごとに測定しています。ゾーンごとに平均を出し、さらにその加重平均の数値が毎時0.7マイクロシーベルトです。 *放射線の不必要な被ばくを防ぐため、放射線量が一定以上ある場所を明確に区別し人の不必要な立ち入りを防止するために設けられる区域。法令により定められている。毎時では0.6マイクロシーベルト以上。「とても帰れない」また、今回、政府のいう「木造家屋内にいれば、屋外の放射線の6割はカットできる」というのは過大評価の可能性があることも明らかになりました。 家の外と中の線量を比べても、それほどカットできていないことがわかりました。例えば安齋さんのお宅では、家の外の加重平均値は毎時0.7マイクロシーベルトでした。政府のいうように、6割がカットされるなら、年間換算では2.5ミリシーベルトになるはずです。しかし、安齋さんのお宅の中に設置した個人線量計*は、年間5.1から10.4ミリシーベルトを計測しています。レントゲン1回が約0.05ミリシーベルトとすると、5ミリシーベルトでは100回分になります。 安齋さん宅も、公衆被ばく限度の年間1ミリシーベルトに下がるまでには、50年かかる可能性があります。安齋さんは、「とても帰れない」と話されていました。 *個人線量計(ガラスバッジ)は、 個人が受けた放射線量を積算したものがわかる線量計です生涯にわたって受ける線量を推計するために今回は、4つの手法で放射線調査を行いました。1)敷地内を10ほどのゾーンに分けて、その中を規則的に歩いて、1秒ごとに計測するこのとき、ホットスポットは探さない。1つのゾーンにつき、地上1メートル高さの放射線量を、100から1,000カ所くらい計測する。細かく測った上で平均を出すことで、そこがどれくらいの放射線量なのかわかる。2)1つのゾーンで、2つの土壌を採取して、土壌中の放射能を分析する分析できるのはセシウム。放射能が弱くなるスピードが違うセシウム134とセシウム137の比率を調べる。そのことによって生涯線量を計算するときに使う計算式が実際とあっているかどうか検証する。3)ゾーンの中のホットスポットを探して測る平均値ではわからない、特に放射線量の高い場所がわかる4)個人線量計(ガラスバッジ)の設置と回収長期的にどれくらいの被ばくをするのか予測できる。今回は、2つのお家の中と外に、計4つずつ設置しました。生涯被ばく線量を計算するのに、必要なのは1)と2)。そして、自宅に戻った時にとても気をつけなければいけないのが、敷地内のホットスポット。そして、家の中でどれくらい被ばくするか、がわかる屋内に設置した個人線量計。それぞれが、自宅に戻った時に、どれくらい被ばくするのかを考えるのに、役立ちます。全くおかしい年間20ミリシーベルト基準国による避難指示解除の条件は、この3つです。1)年間20ミリシーベルト以下になることが確実であること2)電気、ガス、水道、交通、通信などのインフラや、医療・介護・郵便などが復旧すること除染が十分に進捗すること3)県、市町村、住民との十分な協議 たしかに、今回の調査では年間20ミリシーベルト以下になることがほぼ確実でした。実は、この20ミリシーベルトというのは、避難指示を出す基準でもあります。しかし、2011年に年間20ミリシーベルトであることと、今、年間20ミリシーベルトであることは全く違います。…
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「子ども6人に1人が貧困 原発のリスクも押し付けていいのか」高浜原発訴訟傍聴記
40歳を超えた老朽原発、関西電力高浜原発1、2号機を止める裁判の傍聴に行ってきました。…
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老朽高浜原発1、2を廃炉に。来たる2/1、裁判第3回口頭弁論
運転開始から40年を超えた関西電力の高浜原発を、廃炉にしてほしい、と求めている裁判の、第3回口頭弁論が2月1日…
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フランスでは、原発部品データ捏造が発覚 日本の原発は、大丈夫?
フランスで使用中の日本製の原発部品に、強度不足発覚。…
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日本メーカー部品問題でフランスの原発に停止命令ーー日本は?
こんにちは。エネルギーチームの鈴木かずえです。フランスで、原発機器に強度不足というニュースご存知ですか?原発が58基もある原発大国フランス。そのフランスで欠陥のある部材が使われているとして、12基が、検査のために再稼働できなかったり、動いているものに停止命令が出るなどの事態となっています。欠陥部材が使われたトリカスタン原発(写真は過去の抗議行動)欠陥のある部材は、原子炉圧力容器、蒸気発生器など。どちらも、壊れれば、メルトダウンなど過酷事故につながる可能性のある重要な機器。原子炉圧力容器は、放射能でいっぱいの原子炉を格納してます。容器といっても高さ20メートル以上。放射能でいっぱいの原子炉を守る大事なとりでです。蒸気発生器は原子炉からの熱で蒸気をつくる機械。原子炉を冷やす機能も担っています。これも高さ20メートル以上ある大きな装置。放射能に汚染された水やお湯が通る配管でいっぱいで、配管が壊れれば、放射能が漏れるばかりか原子炉が冷えなくなり、メルトダウンなどの過酷事故につながる可能性があります。(写真は、ベルギーのドール原発での蒸気発生器交換の様子。黒いのが蒸気発生器。人間と比べるとその大きさがわかります @electrabel)ことの発端は、2015年に、フランス北西部に建設中のフラマンビル原発3号機で、クルゾ社が製造した原子炉容器の部材に強度不足のものが見つかったこと。そして、2016年6月、フランスの原子力規制機関が、フランス中の原発18基で強度不足の疑いがあると発表、そして、それらの原発に部材を供給していメーカーに日本の「日本鋳鍛鋼」があったから、さあ、大変。 問題の会社の部品は日本の原発にもフランスの原発に供給した日本鋳鍛鋼の部材に、含まれる炭素の濃度が基準よりも多いもの(以下、過剰炭素)があったというのです。炭素濃度が高いと強度が低くなるそうです。日本で「日本鋳鍛鋼」の部材を使った蒸気発生器を使っているのは、関西電力高浜3、4号機、九州電力川内2号機、北海道電力泊1,2号機、日本原子力発電敦賀2号機です。原子炉圧力容器に日本鋳鍛鋼の部材を使っている原発は、関西電力高浜2号機、関西電力大飯1、2号機、四国電力伊方2号機、九州電力玄海2、3、4号機、日本原子力発電敦賀2号機です。さらに、フランスで問題があったのは「日本鋳鍛鋼」だけではありません。フランスでは、「日本製鋼所」という別のメーカーからの供給を受けた原発もまた調査の対象となっています。このメーカーの部材も、日本の原発にも使用されています。図:日本鋳鍛鋼、日本製鋼所から原子炉圧力容器、蒸気発生器の部材の供給をうけている原発 日本の原子力規制委員会の対応は…しかしながら、この部材の作り方には溶かした材料(鋼材)を型に入れる方法(鋳造)や、その材料をさらに叩いて形づくる方法(鍛造)がありますが、日本では、このうち鍛造で作られたとされたものしか問題にしていないようです。原子力規制委員会は、日本の電力会社に対し、フランスで問題があった機器の製造方法とメーカーの調査と、「鍛造鋼」が使われていた場合に、規格を満たしているかどうかの評価をして、10月31日までに報告することを求めています。グリーンピース・ジャパンでは、ヨーロッパのグリーンピースとも連携して、この問題を調査しています。 今までにわかったことーフランスの原発で、⽇本供給の蒸気発⽣器部材に欠陥トリカスタン原発での検査でボトム・チャンネル・ヘッド(水室)からは、規定の0.22%を大幅に超える0.39%の過剰炭素が示された。また、他の原発ではボトム・チャンネル・ヘッドだけでなく、チューブシート(管板)、頂部楕円形ドームでも過剰炭素の可能性がある。 ーフランスで、品質管理データの見落としか、不正確か、その両方があった規定を満たしていなかったということは、付随していたはずの品質管理データを見落としたか、それが不正確であったか、もしくはその両方である。 ー日本の原発でも問題のある蒸気発生器部材が使われている可能性⽇本鋳鍛鋼は同じような蒸気発⽣器ボトム・チャンネル・ヘッド部材を⽇本の関西電力⾼浜3、4号、九州電力川内2号、日本原子力発電敦賀2号、北海道電力泊1,2号に供給した。フランスのものと同じような問題のある可能性は否定できない 川内原発2号機を止めて検査を日本の原子力規制委員会は、今の段階で「今の時点で急を要するような…
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世界最高じゃないね–IAEAが原子力規制委員会にダメ出し
世界中の原子力規制機関を調査し、よりよい(ましな?)規制のために助言をしているIAEA(国際原子力機関-その使…






