2026年2月8日(日)は第51回衆議院議員選挙の投開票日

高市首相が1月23日に衆議院を解散しましたね。1月27日公示、2月8日(日)投開票の日程で衆議院議員選挙(以下、衆院選)が行われます。

今回行われる衆院選は衆議院議員の全員を選ぶための「総選挙」となり465の議席を争うことになります。衆議院議員の定数は465人。うち289人が小選挙区選出議員、176人が比例代表選出議員です。

解散から投開票までが、戦後もっとも短い今回の衆院選はわずか16日間です。いま、衆院選に向けて各党が候補者の擁立や公約(政党が有権者に約束する政策)の発表を急いでいます。新党結成などもあり、各党それぞれがこの選挙に向けての準備を加速しています。

気候危機が私たちの生活に与える影響

九州・熊本県、豪雨による洪水と土砂崩れで広範な被害が発生(2020年7月撮影)

年々酷くなる一方の夏の猛暑、日本各地で頻発する気候災害。気候危機が目に見える形で人々の生活を脅かしているにも関わらず、今回の衆院選では、気候危機に関する論争はされていないのが現状です。

気候危機は、激甚化する大雨や台風や洪水、食糧不足、干ばつ、水不足や大規模な山火事、熱波など様々な災害を引き起こします。また経済、公衆衛生、雇用、安全、貧困、食の安全、外交、日本の四季や文化など、私たちの生活すべてに影響を与え、今を生きるこどもたちや若者、将来世代の命と安全にも関わってきます。

期間が短い選挙でも私たちにできることがある

気候変動対策にしっかりと取り組んでいくためには、気候危機の深刻さをしっかりわかっている国会議員を増やすことが必要です。今回の選挙で、あなたやあなたの周りの人が気候危機のことも考えて、投票したり、活動することで、気候危機を改善することにつなげることができます。とても短い期間でも、できることを、いくつかご紹介していきますね。

気候公約に本気な候補者「チェックリスト×5*」

候補者のSNSや演説、政策をチェックしてみませんか? 全部クリアじゃなくても、「3つ以上」なら注目候補です。

気候危機、地球温暖化対策強化に言及している?

猛暑や台風の激甚化や水害などに触れ、気候危機について説明していたり、屋根置き太陽光や風力発電などの再エネ拡大や、建築物の断熱強化などの対策強化が書かれているかをチェック

「持続可能な」やり方での再生可能エネルギーを推進している?

再生可能エネルギーの推進をしている場合、その開発・利用は、地域の生物多様性や景観、地元の農業・漁業などに配慮し、住民の合意を得られる「持続可能」性を重視しているかチェック

気候危機の被害をより受ける若者の声に耳を傾けている?

現在「若者」である人たちは、50年先の、気候危機が深刻化した地球を生きる「当事者」になります。そうした若者の声を聞く姿勢を示しているかチェック

脱原発・脱化石燃料を進めている?

事故の危険性があるだけでなく、コストも高くつく原発や、二酸化炭素を大量に排出する化石燃料による発電からの脱却を明確にしているかチェック

あなたの声を聞いてくれる?

いま、完璧な政策を示していなくても、あなたの声を聞いてくれる候補なら、これから、気候対策の強化や、脱原発・脱化石燃料を進めてくれるかもしれません。

投票日までにできるアクション、いくつ知ってる?

チェックリストを確認したら(してなくても)候補者に直接コミュニケーションしてみましょう。

※以下の内容はこちらのブログから再掲したものです。

まず候補者と公約について調べてみよう

全国各地で「選挙公報」が配られます。選挙公報には、候補者の氏名や経歴、そして「これに取り組みます」「これを重視します」という、その候補者や政党の意見や見解が掲載されています。各家庭の郵便受けにも届けられますが、期日前投票所や市区町村の施設、駅の広報スタンドなどにも置かれますので、まずは手に取ってみましょう。

また候補者選びはスマホひとつでできます。まずウェブサイトを見てチェック。気候危機についての言及があれば要注目です。身近な地域で、未来を一緒に考えてくれそうな人を見つける第一歩です。

見るべきポイントは、

  • 候補者がどんな人なのか
  • これまでの取り組み
  • 当選したら何をしてくれそうか
  • 気候に関することが書かれていたらその内容

自分の地域にはどんな政策を考えている候補者がいるかを知るきっかけにもなります。気になる候補者が見つかるかもしれません。

候補者に会って話しかけてみよう

気候危機についてウェブに何も書いてない……そんなときは直接聞いてみましょう。駅前などで候補者に出会ったら、「気候危機についてどう考えていますか?」と一言。SNSのDMやWEBの問い合わせフォームでもOKです。それまで気候危機について考えたことのなかった候補者でも、有権者の声で関心を持ってもらえます。

選挙について話題にしてみよう

選挙や投票のこと、気候の話を友達や家族と話してみるだけでもアクションになります。SNSでちょっとつぶやくだけでも、同じ気持ちの人とつながったり、誰かの背中を押すかもしれません。誰だって誰かのインフルエンサーですから。まずは「話す」ことからはじめてみましょう。

候補者の応援をしてみよう

応援したい人が見つかったら、ちょっとだけ勇気を出して応援してみませんか?ポスター貼りやチラシ配り、SNSでの投稿など、できることはたくさん。仲間もできるし、気候危機対策に本気な人を当選に近づける一歩になります。

選挙ボランティアの内容例

  • ポスター貼り
  • 証紙貼り
  • チラシ配り
  • はがきの送付
  • 電話かけ

応援するに際して、できないこともあるので注意!

  • 電子メールで特定の候補者への投票を依頼する(ただし候補者本人はOK)
  • 投票日当日に、特定の候補者への投票を依頼する

※18歳未満は特定の候補者への投票依頼はできません(「投票に行こう」などの呼びかけはOK)。

投票に行こう

候補者について調べた結果、理想通りの候補者が見つからなかったとしても、何よりも投票することが大事です。ベストではなくても、ベターを選ぶようにしましょう。棄権したり白票を投じるより断然いいです。

あなたの1票が、気候変動を改善する大きな一歩になるかもしれません。今回の選挙で選ばれる国会議員は、あなたの代弁者でもあり国の法律や予算を決める国会に出席し、国の今後の動きに大きな影響力を持ちます。気候危機に対して行動してくれる候補者を見つけましょう。

また投票したあとは家族や友人に投票を促したり、ぜひSNSなどで投票したことを発信しましょう。#選挙でとめる気候危機 や #投票したよ というハッシュタグをつけて投稿する、または #投票したよ と発信しているインフルエンサーのSNS投稿をシェアしてみてください。あなたのフォロワーさんに「そういえば選挙だったな、投票してこよう」と思ってもらえるきっかけになります。(投票当日は特定候補者への投票依頼はできません)

選挙は候補者へ直接「声」を届ける大きなチャンス

選挙は気候危機対策を早急に進めていくうえで非常に重要な機会で、私たちの未来にも関わるものです。選挙は最終的な「票数」が結果となって表れます。気候危機対策を早急に進めて欲しいと思うあなたの一票や意見の影響力は、意外と大きく、有権者が気候危機に関心があることが伝われば、その候補者も、気候危機に注力してくれるようになるかもしれません。

選挙期間中は候補者がより有権者の「声」を聞いてくれる期間です。だからこそ、候補者の応援活動に参加したり、候補者に気候危機対策について質問するなど、私たちの「声」を届けていきましょう。

※グリーンピースが、特定の政党や特定の議員・候補者を支援することはありません。