【INC5.2】8/5 実効性のあるプラ条約求め、数百人がジュネーブで行進ーー国際プラ条約めぐる政府間交渉再開前日に
国際環境NGOグリーンピース・スイスは、8月5日よりスイス・ジュネーブで開催されるプラスチック汚染対策に関する国際条約を議論する第5回政府間会合再開セッション(INC5.2)を前に、グリーンピースも参加する国際的な脱プラスチックネットワーク「Break Free from Plastic(BFFP)」(注1)やスイスの海洋保護団体、ガリフレー・ファンデーション(注2)その他市民団体と合同で、8月4日、環境や人間の健康を守る国際プラスチック条約の策定を求めて、INC5.2の会場となる国際連合欧州本部の建物、パレ・デ・ナシオン周辺を行進しました。参加者は、化石燃料を主原料とするプラスチック生産の増大によって深刻化が懸念されるプラスチック汚染の危機感を表現するために、赤や黄色、オレンジ色の服を着て、行進に参加しました。

グリーンピース・スイス 循環型経済および消費の専門家、ジョエル・へリン
「INC5.2の開催国として、私たちはスイスが国際プラスチック条約の実効性を堅持してくれることを期待しています。2050年までにプラスチックの生産量が3倍に増加すると見込まれている今、プラスチック生産の削減に関する国際目標が設定されなければ、この条約は失敗に終わるでしょう。私たちの健康、コミュニティー、そして地球を守るため、プラスチックの時代を終わらせる必要があります」
写真および動画はグリーンピースが管理するメディアライブラリよりご利用いただけます。
グリーンピースは昨年釜山で開催されたINC5に引き続き、INC5.2にも代表団を派遣します。8月14日までのINC5.2開催期間中、現地からの情報を随時、発信していく予定です。
(注1)2016年に設立されたプラスチック汚染のない未来を目指す国際ムーヴメント。使い捨てプラスチックの大幅削減や持続可能な解決策の推進を求めて、2000以上の団体、1万人以上の個人サポーターが参加している。www.breakfreefromplastic.org
(注2)スイス、ジュネーブにて設立された海洋保護団体。https://gallifrey.foundation/