【動画】人魚たちが暮らす美しい海を守るためにできること

私たちが触れ親しんできた童話や物語の世界で美しく描かれる海の世界。現実の海は今、環境汚染によって脅かされています。大切な問題を多くの人に伝え、海を守るためにできることを広げるための動画を作りました。7月17日は海の日です。人魚たちは美しい海の世界を冒険したりお魚と遊んだり楽しく過ごしています。ある日、日本の海岸に人魚が遊びにやってきて……。
実際の海とおとぎ話の海、なにがちがう?
子どもの頃、いろんな絵本で見聞きした海の世界のお話。映画やアニメにもなっているワクワクするようなおとぎの世界に夢中にさせられました。美しい珊瑚に海藻の森、いろんなお魚が泳ぐおとぎ話の海の世界。そこにはプラスチックごみは登場しません。

しかし、実際の海はどうでしょうか。今、海には、毎分約トラック1台分のプラスチックごみが流れ込んでいます。現在、大量に作られて使い捨てされているプラスチックはそのほとんどが自然には還りません。
海に流れ込んだプラスチックは海底にふりつもったり、海面を漂ったり、砂浜を汚したりしています。おとぎの世界では、まるで楽園のように描写される海には、実際には現在5兆個ものプラスチック片が存在しています。これは地球を400周以上できる量です。
海を守るための動画をつくりました!
海が面しているこの危機的な状況を、多くの人に知ってもらい、海を守るために私たちにできることを広げるために楽しい動画を作りました。

江ノ島の海岸に集まったグリーンピースのスタッフ。動画の主人公は日本の海岸に遊びにやってきたマーメイドです。

ドラァグクイーンのDita Starmineさんにマーメイドになっていただき、実際にプラスチックごみがあちこちに落ちている砂浜で、動画を撮影しました。
7月17日は、海の恩恵に感謝するための「海の日」。海の日をお祝いし、美しい海を守るためにこの動画をみて一緒にできることを考えてみませんか?
日本の海岸で人魚が目にしたのは?
海の恵みに感謝するためのこの日に、江ノ島の海岸に、海からとあるお客さまが訪れました。

「人間の世界を見て、素晴らしい文化に触れて、美味しいものを食べて、素敵な人たちと出会うんだ!」
ワクワクと胸を高鳴らせて、海の世界から日本の海岸に遊びにやってきたのは人魚のお姫さま。

だけど、胸を高鳴らせていた人魚が、そこで目にしたのは……。

「な、なんだかいろんなものが落ちているみたい」
海岸を見渡した人魚の目に映ったのは、砂浜のあちこちに落ちている謎の物体。人魚は驚いてしまいます。

「散らかってる〜、誰かの落とし物かな?」
目を丸くする人魚に、グリーンピースのスタッフが海の事実を明かします。
これらが、プラスチックごみであるということを知った人魚は、砂浜をきれいにしようとビーチクリーンを開始!

だけど量が多くて拾っても拾ってもキリがないみたい……。
海から遊びにやってきた人魚のお話、この先どうなるのか、ぜひ動画を視聴して確かめてみてください。