沖縄で体験!リユースできるテイクアウト容器のシェアリングサービス「Re&Go」を使ってみた
最近はレジ袋が有料になり、プラスチック問題について考える人が増えてきました。マイバッグやマイボトルを持って、自分でできることはやっているつもり…でもカフェやスーパーに行くと、使い捨てのプラスチック容器しか選べない。どうしたら減らせるんでしょうか?
その解決策は、ズバリごみを出さずにお買い物できるお店が増えていくこと。
そこで、現在沖縄で試験導入されている、リユース容器のシェアリングサービス「Re&Go」を、ボランティアメンバーが実際に体験してきました。今回は、その体験談をご紹介します!
こんにちは、沖縄在住ボランティアの上野です!
アウトドア好き、特にスキューバダイビングが趣味なので、海のそばに住むという昔からの夢を叶えるため、ここ沖縄に移住しました。休みの日はビーチクリーンに参加したり、ダイビングに行ったり、キャンプに行ったり、やんばるを探検したりなど、ここ、沖縄ならではの生活を満喫しています。
そんな自然あふれる沖縄で、使い捨て容器削減に向けた新たな取り組み「Re&Go」の実証実験が始まりました。
Re&Goとは?
Re&Goとは、NISSHA株式会社とNECソリューションイノベータ株式会社が共同で行っている、沖縄県読谷村で実証実験中のテイクアウト容器のシェアリングサービスです。また、環境団体の一般財団法人地球・人間環境フォーラムも協力をしています。
繰り返し使える専用容器を利用し、飲み物・食べ物をテイクアウトすることができます。店内利用も可能で、加盟店舗であればどこでも容器を返却することができます。
現在は、沖縄県読谷村内の10店舗ほどで、容器を利用し返却することができます。最新情報はRe&Goのウェブページからご確認ください。
▼何度でも使えるシェアリング容器サービス Re&Go
https://www.reandgo.jp/
昨年12月に、私も実際に読谷村に行って体験してきたので、さっそく使い方と感想をご紹介します。
LINEで登録、返却場所も選べる
私が実際に体験してきたのは以下の店舗です。
・スターバックス コーヒー 沖縄読谷店
・GOLDEN WING CHICKEN
オーダーの流れ
①LINEで「Re&Go」を友達追加し、アカウントを作成
②LINEで「Re&Go」のトーク画面を開き、メニューから「店舗QRコード」を選択
③お店に行き、店舗レジ付近にあるQRコードを読み取る
④商品を受けとる
飲み物用容器は熱を通さないため、熱い飲み物も安心してオーダーできます。食べ物用容器は保冷・保温バッグに入れて渡してくれました。デザインもシンプルなので持ち歩きしやすく、自分用に一つほしくなります!
返却の流れ
商品購入時から2日以内に返却をする必要があります。
商品を受け取った後、LINEにはこのように返却日時の連絡が届いていました。
①LINEの「Re&Go」のトーク画面を開き、メニューから「容器返却」を選択
②LINEのトーク画面に容器の返却をするかどうかの確認の連絡がくるので「はい」を選択
③返却店舗に行き、店舗のQRコードをトーク画面で送信
④返却が確認された旨のLINEがきたら返却終了です!
使用後の容器の回収・洗浄は、地域の事業者と連携して行っているそうで、地域一丸となって取り組む仕組みが、とても良いと思いました。
サステナブルな選択を楽しめる世の中へ
マイボトルを持ち歩く方は増えていると思いますが、せっかく持っていても利用できない店舗もまだまだ多いなと感じます。料理のテイクアウトに関しては、やはり使い捨て容器がほとんどですよね。この現状を考えると、今回の取り組みは画期的だと感じました。
将来的には、リユース容器を使う度にどれだけ環境に貢献できたかを確認できるようになるそうなので、サステナブルな生活を目指している人には嬉しい情報ですね。
実証実験は2021年2月14日まで行われているので、沖縄県読谷村近くにお住まいの方は、ぜひ利用してみて下さい。
私自身はプラントベースの食生活をしているので、今回お店を探した時に、ヴィーガンやベジタリアンの方が通いやすいお店が少なかったことは少し残念でしたが、今後はプラントベースのメニューが豊富な加盟店も増えると良いなと思いました。
いずれは全国的にこのような取り組みが行われ、日常生活から旅行先まで、便利かつ環境に優しい生活にシフトすることができる世の中になったらいいですよね。
消費者である私たちから、声を届けよう
ボランティアの上野さん、体験レポートありがとうございました!
グリーンピース・ジャパンでは、このようなリユースの仕組みをもっと増やしてほしい!という皆さんの声を集め、企業や政府に届けています。あなたの声も一緒に届けませんか?