イオンへ署名12,034人分を提出！2020年までにオーガニック拡充を求める
グリーンピースは、小売大手のイオン株式会社に対し、2020年までに有機農産物の取り扱い拡充を求める12,034人分の署名を提出しました。イオンは、オーガニックコーナーの全国的な拡大と安全性の高い農産物の提供を約束してくれました！
イオンへ12,034人の署名を提出しました
グリーンピース・ジャパンは、2017年2月7日（火）に国内小売大手のイオン株式会社（千葉県千葉市、以下イオン）と面会し、2020年までに農産物における有機商品の取り扱い拡充を求める『Goオーガニック』署名12,034人分を提出しました。この署名は2016年5月31日〜2017年1月31日の期間に集められたものです。
『Goオーガニック』署名の目的は
2016年12月に発表したグリーンピースの委託調査（注）によると、従来の食事を通して私たちの身体は日々さまざまな種類の農薬にさらされています。農薬にさらされるリスクを避けるには、従来の食事から有機食品中心の食事に切り替えることが有効であることがわかっています。
『Goオーガニック』署名は、スーパーマーケット6社（イオン、イトーヨーカドー、成城石井、バロー、ユニー、ライフ）と生協の1組合（コープネット事業連合・2024年現在はコープデリ生活協同組合連合会に名称変更）に、ネオニコチノイド系農薬を使用しないほうれん草・米への切り替えや、有機栽培の農作物を使用した商品を、2020年までに全体の5割になるよう導入することを求めるものです。
イオンはオーガニック拡充に前向きな姿勢
署名の提出を受けてイオンは、有機農産物の取り扱いに向け、全国的にオーガニックコーナーを増やし、安全性の高い農産物を提供することを表明しました。
「12,000人の声はとても大きく、無視できません。2020年までに国産の有機野菜の取り扱いを高め、北海道から沖縄までオーガニックコーナー常設店舗を増やすため、身近に買える体制を生産者、そして消費者と共に、真剣に作り上げています。
オーガニックの品揃えをさらに国産野菜で充実させ、イオンに行けばオーガニックが買える、と消費者に思ってもらえるようにしたいと思っています。ネオニコチノイド系農薬を含め、できうる限り農薬を使用しない、安全性の高い農産物を消費者に提供できるようにしてまいります」
（イオン担当者）
今後は他のスーパー5社、生協とも提出・面会予定
今後、グリーンピース・ジャパンは、イオン以外の企業と生協へ同署名の提出を随時行い、有機商品の拡充を働きかけていきます。より多くの市民と共に、化学農薬・肥料に頼らない持続可能な食料生産の唯一の解決策である「生態系農業」の推進を続けていきます。