【世界の海の1/3を保護区に】400万人の声を届けました! モデル/気候アクティビスト 小野りりあん
この投稿を読むとわかること
世界の海の3分の1を海洋保護区にするという壮大なプロジェクトに、世界から約400万人が賛同しています。海洋保護条約締結に向けた最後の国際会合を3月に控えた今、この条約が国連で合意されるかどうかは、この約1カ月間の働きかけにかかっています。
オーシャンアンバサダーの小野りりあんさんが、日本中から集まっている16,381人を代表して、環境省と外務省に署名提出に行ってくれました。りりあんさんからの報告のメッセージをお届けします。
気候アクティビスト、そしてモデルとして活動しています、小野りりあんです。
世界の海の3分の1を海洋保護区として守ろうという、2019年から始まったグリーンピースの国際キャンペーン「Protect the Oceans 神秘の海を未来へ」に賛同し、オーシャンアンバサダーに就任しました。
世界400万人の声を届けました
プラスチック汚染をはじめ、過剰漁業や気候変動による酸性化や温暖化など、さまざまな危機に直面している海。
科学的な研究によって、世界の海の30%以上を海洋保護区にできれば、野生生物たちがダメージから回復し、海の状態を改善できることがわかっています。 *1
3月には、海洋保護条約締結に向けた最後の国際会合が開催されます。さまざまな危機に直面する海の生きものたちを開発の手から守り、回復しやすくする海洋保護区を実現できるかどうかは、ここから約1カ月の間の働きかけにかかっています。
私の思い、そして世界中で同様に願う約400万人の思いを持って、2月3日に外務省と環境省へ署名の中間提出をしに行ってきました。
プロダイバーでグリーンピース・ジャパン アンバサダーの武本匡弘さんと、グリーンピース・ジャパンの高田久代さんと一緒に行ってきました。
国連での最終会議は3月7日から始まりますが、会議に参加する意思決定者の方々に向けて、条約をはやく実現できるよう、事前に訴えるための署名提出でした。
日本からは約16,000人の方々がこのキャンペーンを応援してくれています。こんなにたくさんの人と一緒に海や野生動物への思いを伝えることができ、とても心強かったです!
世界中にサポーターがいるグリーンピースだからこそ
私は、世界中にサポーターがいるグリーンピースだからこそ、このような国際キャンペーンなどを通して、大きなアクションで連帯しやすいと思っています。
今回のキャンペーン以外にも、気候変動による海面上昇を悪化させないためのキャンペーン、地域から気候変動対策を加速させることをを目指す「ゼロエミッションを実現する会」での活動など、私はたくさんのアクションをグリーンピースと一緒にしています。そして、グリーンピースの寄付サポーターとしても応援しています。
グリーンピースを支援するということは、自分の願いを形にするために動いてくれる人たちを支援することだと思っています。
無意識に環境に配慮した暮らしをできる社会へ
私は個人としてもプラントベース(植物性)の食事に切り替えたり、できるだけCO2排出の少ない移動手段を使ってみたり、気候危機を悪化させないために個人でできることを日々の暮らしで実践しています。
しかし、署名などを通して政府や企業へ働きかけることも、とても重要だと思っています。
今の社会システムは、環境に配慮したものではありません。
壊すつもりがなくても、普通に生活しているだけで地球環境を壊してしまいます。
そして、環境に配慮した生活を無意識にみんなができる社会というのは、関心がある私たちの声が政府や企業に届くことで作られます。
今、私は、国連の場で海の30%を保護区にすることが議論されていることに、そして、それが実現すれば、将来教科書に載るような転換点になることに、わくわくしています。
一人ひとりの力は大きい。
だからこそ、仲間をみつけて、協力し、今の時代に生きている私たちが歴史を変える一部になりませんか?
小野りりあん(気候アクティビスト/モデル)
気候活動家/モデル
89年八戸生まれ札幌育ち。Spiral Club, Green TEA ~Team Environmental Activists,Activists house“the roots”など複数の環境、社会に取り組むコミュニティを共同設立。
2019年10月、COP25マドリードへ飛行機に乗らずして目指す旅の実践から、Instagramにて気候変動情報&アクションを発信。LA在住の俳優TAOとEmerald PracticesのPodcast配信。気候危機対策を求める平和的ハンガーストライキを含むアクションを2021年4月に友人eriと実践。
instagram:@_lillianono_