投稿者 パブリックエンゲージメント 林
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2022年の売れ残りは139万本 ー 恵方巻きの食品ロスが環境問題・社会問題な理由
毎年節分が近づくと、コンビニやスーパーによる恵方巻きの広告が目に入るようになります。「恵方」とは、神様のいる縁起のいい方向とされ、2023年の恵方は南南東といわれています。2月3日の節分に、その年の恵方を向いて食べる太巻きは「恵方巻き」と呼ばれるようになり、恵方巻きを食べる習慣は多くの人が知るようになりました。一方で、恵方巻きの売れ残りが大きな問題となっています。2022年には、139万本もの恵方巻きが食品ロスになったという見積もりも。CO2排出や水の浪費に繋がり、地球環境へのインパクトも大きい食品ロスをなくすために、私たちにできることを考えましょう。
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【電気代高騰と世界のエネルギー危機】その原因と解決策は?
ウクライナ戦争や新型コロナ感染症後の経済復興によって、天然ガス・石油・石炭などの化石燃料のエネルギー価格が高騰しています。 この冬、日本中の家計に打撃を与えている電気代の高騰も、この化石燃料の価格上昇とつながっています。ライフラインである電気を安心して使えるようになるために、どんな解決策があるのでしょうか?そして私たちに今できることは?
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【COP27報告】はじめてのCOPで感じた国連・NGOの役割とは?
国連気候変動枠組条約締約国会議(COP)には、各国の交渉官だけでなく、若者グループや先住民族の人々、企業、NGOなど、さまざまなステークホルダーが参加しています。グリーンピースも毎年代表団を派遣していますが、エジプトで開催された2022年のCOP27にはグリーンピース・ジャパンからもシニア渉外担当の小池宏隆(こいけ・ひろたか)が参加しました。COPでは実際に何が起こっているのか?交渉の現場でNGOができることは?NGOとしてはじめて国連の会議に参加した小池が現地の活動で感じたことをご報告します。
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なぜ明治神宮外苑の1,000本の樹木を切ってはいけないのか?気候変動の視点から解説します
伐採・移植されそうになっている明治神宮外苑の1,000本以上の樹木。すでに10万人以上の市民から、伐採に反対する声が上がっていますが、今回グリーンピースが実施した調査で、明治神宮外苑の樹木がつくる日陰は日向より最大で18℃も温度が低かったという結果がでました。都市の樹木には、気候変動で悪化する熱波の被害を抑制するのに、重要な役割があることが改めて明らかになりました。なぜ公園の緑を守ることが熱波の抑制に繋がるのか?都市の気温上昇の原因である「ヒートアイランド現象」とは?調査結果と併せて、解説します。
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横浜の気候変動対策は今がだいじ — 「ゼロエミ横浜」に聞いた地域の気候アクションの広げ方
横浜市の気候変動対策を市民の力で加速させることをめざす「ゼロエミッションを実現する会・横浜」は、2021年からじわじわと活動の幅を広げ、この8月、横浜市のさまざまな団体や市民を巻き込んだイベント「オールよこはま気候フェス」を開催します。 立ち上げメンバーの一人だった藤田理恵子さん、そしてその活動に共感してコアメンバーの一人となった佐伯美奈さんに、地域で活動する理由やチームが目指すゴールについて、お話いただきました。また、「ゼロエミ」メンバーを支える”ガイド役”でもあるグリーンピース・ジャパンの鈴木かずえさんに、自治体に市民が働きかける重要性を改めて聞きました。
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「太陽光・脱炭素が原因って本当?」6月の電力ひっ迫はなぜ起きたのか
異例の6月の猛暑の中、電力ひっ迫のニュースでパニックとなった日本。電力ひっ迫の原因は、平年より早く梅雨が明けて連日の熱波に襲われ、平年では電力需要がピークではない時に、電力需要が急拡大したことでした。しかし、「脱炭素が原因」「太陽光発電の問題」などの誤解もあるようです。状況と問題を正しく把握するために、電力工学が専門の京都大学の安田陽特任教授にお話を伺いました。気候変動対策と電力の安定供給を両立させる方法について考えてみましょう。
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【1日100万個】明らかになったカフェの使い捨てカップ消費量 – 最も多く使い捨てているのはどこ?
グリーンピースの調査で、日本の9つの大手カフェチェーンによって、年間3億6,950万個、1日100万個の使い捨てカップが消費されていることがわかりました。すべて積み上げれば、東京スカイツリー6万本の高さになる量です。最も多くの使い捨てカップを消費していたのは、スターバックス、タリーズ、プロントの3社でした。
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【トヨタ株主総会レポート】電気自動車(EV)化をためらうトヨタの2つの主張
6月15日に、愛知県豊田市で開催されたトヨタ自動車の株主総会に、グリーンピース・ジャパンは株主として参加しました。トヨタは、2021年にグリーンピースが発表した世界の自動車メーカー10社の気候変動対策評価で、最下位になっています。温暖化を1.5度までに抑えるには、2030年までにすべての新車をCO2を出さないゼロエミッション車にしなければなりません。投資家が多数参加した株主総会の場で発信した、トヨタの脱炭素への考えとは?
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「この感動をみんなで分かち合いたい」 仲間探しからはじまった私の気候アクションが、確かなインパクトを生み始めるまで
気候変動を止める市民活動を「必死でやることが自分の人生だと思った」ー 青森市在住の薬剤師、中堀一弥(なかほりかずや)さんは、気候変動を特集したテレビ番組をきっかけに、行動することを決めました。地元では気候変動について話せる人が少なかったので、まずは仲間探しからスタート。活動を通して出会った「ゼロエミッションを実現する会」の仲間に支えられながら、地元青森市に気候変動に関する請願書を提出し、請願書は採択されました。中堀さんに、活動への思いや「ゼロエミッションを実現する会(ゼロエミ)」の仲間について聞きました。
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テイクアウトコーヒーのごみを削減できる 返却式リユースカップとは?【簡単・便利・脱使い捨てプラスチック】
コーヒーをテイクアウトしたいけど、マイカップやタンブラーを忘れた!そんな時に使い捨てカップのごみを出さずに美味しいコーヒーを楽しめるのが、返却式リユースカップ。増え続ける使い捨てごみによる海洋汚染や気候変動の加速を止めるには、環境に関心がある一部の人がマイカップを持ち歩く努力をするだけではなく、誰もが使い捨てずに快適に暮らせるような仕組みを作ることが必要です。日本でも少しずつ広まりつつある返却式リユースカップを、グリーンピースが渋谷で体験してきたので、レポートします!