2℃以上平均気温が上昇すると、熱波による被害に見舞われる人口が約4億2,000万人増加すると予測されている。世界的に35℃以上の猛暑日の頻度が増える。
海面水温が高くなると、大気に含まれる水蒸気量が増えるため、勢力の強い台風が増加する。1℃の気温上昇により、降雨量も増加する傾向がある。
1.5℃の平均気温の上昇でサンゴ礁の70〜90%が死滅し、2℃では99%が死滅する予測がある。魚介類の漁獲量が減少し、食生活に悪影響を及ぼす可能性が高い。海氷の減少により北極圏の生態系にも悪影響が及ぶ。
近年は日本でも異常気象による被害が相次いでいます。2010年以降、日本では大雪、夏の異常高温、豪雨などの異常気象による災害が続発しています。ここ40年程度の間に、東京に接近する台風は約1.5倍に増加、2020年に九州を中心に襲った豪雨のように、深刻な被害をもたらす局地的豪雨が全国的に約2倍に増えています。2023年の夏は過去120年間の観測史上最も暑かったことがわかっています。
気候変動とは、地球の気候が変化する現象を指しますが、現在地球は温暖化しており、 この変化を起こしているのは人間が排出する温室効果ガスです。温室効果ガスは、その大部分が化石燃料の燃焼に起因していますが、その他にも森林や海洋の開発、工業型畜産などでも排出されます。
日本は2020年において、中国、アメリカ、インド、ロシアに次いで5番目に多くCO2を排出しています。その総量は世界全体のCO2排出量の約3%を占めています。日本のCO2直接排出の主な要因は発電であり、発電およびエネルギー起源のCO2排出は総排出量の41.8%を占めています(2021年度)。
ゼロエミッションの交通手段を選んで、
日本の脱炭素化を加速させましょう!
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自然エネルギーの電力に切り替える
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使い捨てのごみを減らし、
リユースを当たり前に
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食生活を菜食中心に見直す
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自分の選挙区の政治家に行動を求める
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