選挙後の今が、気候危機を回避する政府をつくるチャンス
この投稿を読むとわかること
選挙後の今が、あなたの声を届けるチャンス
10月15日公示、27日投開票の第50回衆議院選挙では、裏金問題で信頼を失った与党が大敗しました。小選挙区が289、比例代表が176であわせて465議席中、与党の自民・公明の議席は215議席と、過半数の233に届きませんでした。野党は選挙前の186から250と議席を大きく増やしました。自民党は政権維持のために野党に協力を求めることになるでしょう。
これまでブログで、応援したい候補者の選挙ボランティアをすることや、候補者へ気候政策について質問することをよびかけてきました。まずは、さまざまな活動をされたみなさま、おつかれさまでした。がんばった自分をねぎらいましょう。
(ゼロエミのインスタグラムより:2023年の地方統一選挙終了時の」投稿)
選挙前には、自公連立政権の合意文書に気候危機を回避するために不可欠である、地球の平均気温を産業革命以前から「1.5度」以内に抑えるという目標が明記されました。しかし、現状の対策は1.5度に整合していません。あらためて、「1.5度の約束をまもろう」と、あなたの声を議員に伝える活動が重要になります。
選挙が終わって、当選した新しい議員は「さあ、有権者の声を聞こう」という気持ちを持っていると思います。ぜひ、あなたの声を届けましょう。届け方は、簡単。SNSのDMで、思いを伝えるだけ。「気候対策を進めてください」の一言でもいいのです。
より具体的な気候対策を実現させるには、より多くの市民の声を集めたり、直接対話したりすることも必要になるでしょう。「それはちょっと… 」と思われるかもしれません。でも、一人でやらなくてもいいんです。「ゼロエミッションを実現する会」には、たくさんの仲間がいて、お互い助け合って、気候危機回避のために行動をおこしています。学校の断熱性能の向上を議員に要望して実現させたり、地方議会に「温室効果ガス削減目標の早期見直し(引き上げ)」の請願をして採択されたり、行動をおこすことで気候対策が前進しています。
あなたの声で気候危機を回避する政府を
自公連立政権の合意文書に1.5度目標が明記されていること、躍進した野党第一党の立憲民主党は(1.5度整合の)2030年までに2013年度比で60%削減という温室効果ガス削減目標が実現可能であると検証済みであること、などから、気候危機を回避する政府をつくれる可能性があります。
気候対策を進めることは、企業にとっても、生活者にとってもよいことです。
- 1.5度整合の気候対策は、省エネルギーと再生可能エネルギーを伸ばすことにもなり、現在、化石燃料代として外国に支払っている年間30兆円が国内でまわることになります。
- 建築物の省エネ(断熱性能の向上)で冬あたたかく、夏涼しい建物となり、くらしの質が向上します。
- 建築物の再エネ設備導入で、支払う電気料金が抑えられ、家計や経営にプラスになります。
- 電力の作り方を再生エネルギーにシフトすることで、二酸化炭素だけなく、化石燃料燃焼による有害ガスの排出もへり、健康被害が抑えられます(注)。
こうしたことを一人でも多くの国会議員に伝えることで、気候危機を回避する政権をつくることができます。
いっしょに行動していきましょう。
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