使い捨てプラスチックで地球をあふれさせている企業トップ10
この投稿を読むとわかること

毎分、トラック一台分ものプラスチックが海に流れ出しています。そのごみは一体どこからきているのか、確かなことを私たちは知りませんでした。でも、プラスチック汚染を解決するためには、根本原因を知る必要があることを、誰もが気づいていました。
そこで、『ブレイクフリープラスチック』ムーブメントの参加団体と協力して、グリーンピースは、42カ国10,000人のボランティアの力を借り、おそらくこれまでで最も大規模なクリーンアップと、ブランド調査を実施しました!
9カ月間、6つの大陸で、239のクリーンアップが行われ、18万7,000以上のごみが集まりました。そこから、世界規模のプラスチック汚染の原因を生み出しているのは誰なのか、その全体像が見えてきました。

ごみが最も多く見つかった企業ランキングTOP10
ごみがもっとも多く見つかった企業順に、ランキングでご紹介しましょう。
1.コカ・コーラ Coca-Cola
2.ペプシ PepsiCo
3.ネスレ Nestlé
4.ダノン Danone
5.モンデリーズ・インターナショナル Mondelez International
6.プロクター・アンド・ギャンブル Procter & Gamble
7.ユニリーバ Unilever
8.ペルフェティ・ファン・メレ Perfetti van Melle
9.マース・インコーポレイテッド Mars Incorporated
10.コルゲート・パルモリヴ Colgate-Palmolive

この10社は、世界中でプラスチック汚染の原因となる使い捨てプラスチックを作り出している何百という多国籍企業の、ほんの一握りでしかありません。
この次が重要です。プラスチック汚染を解決するためには、このような企業のプラスチック汚染への責任を問う必要があります。
コカ・コーラを例にとってみましょう。コカ・コーラのものとわかるプラスチックごみは、調査を行なった42カ国中40カ国で見つかっています。それだけではありません。6つの大陸すべてで、ワースト3にランクインした唯一のブランドです。
南極は残念ながら今回の調査ではカバーしていませんが、南極にもプラスチックは到達しています。
ちょうど今、太平洋ごみベルトをグリーンピースの船「アークティック・サンライズ号」が航行中で、そこでもコカ・コーラのボトルが見つかっています。人が住む場所から何百キロも離れた海の上で。

コカ・コーラ、ペプシ、ネスレなどランキングに入った企業は、世界で最も大きな企業として、プラスチック汚染の解決を担うチャンスがあります。もしくは、一度使ったら捨てるしかないプラスチックに入った飲み物や食べ物を売って、問題を生み出し続けることもできます。
海の汚染を代償に、利益を生み出しているコカ・コーラやそのほかの企業に対して、私たちができることは?
プラスチック汚染を止めるために、全ての人に役割があります。でも実際には、問題を生み出している企業ではなく、プラスチック汚染を心配する消費者個人が、ペットボトルの代わりにリユースできるグラスを使ったり、使い捨てストローを断ったり、スーパーで過剰包装を避けたり、ビーチクリーンをしたり、この危機になんとかしようと奮闘しているのが現状です。

個人の活動には限界もあります。
この問題を解決するには、どのようにして商品が作られるか、それを使い終わったらどうするのかといった、社会の仕組み自体を変えなくてはいけません。より大きな変化を生み出すには、企業が動き出して、よりサステナブルな選択肢を提示してくれることが必要です。
今日、いますぐできること。 もし、あなたの周りにプラスチックが捨てられていたら、それを拾って、写真を撮って、#IsThisYours をつけて SNSにアップしてください。
