【座談会参加者】

H.Tさん… プログラム部所属:プロジェクトマネージャー、グリーンピース歴20年を迎える頼れるベテランスタッフ
L・Mさん… ファンドレイジング&エンゲイジメント部所属:デジタルコンテンツキャンペーナー。入職して2年目。
Y・Hさん… ファイナンス&リーガル部(経理や法務を担当する部署)所属、シニアアカウンタント。入職して5年目。
N・Oさん… ピープル&カルチャー(人事を担当する部署)所属。主に採用を担当。2023年9月入職。

Q. グリーンピースに入職したきっかけを教えてください。

H・Tさん:大学卒業後、民間企業で半年ほど働いてから、ワーキングホリデーで行ったニュージーランドで環境NGOのボランティアをしました。帰国後は環境コンサルのような会社も考えたんですが、財政的に独立しているグリーンピースの理念が素晴らしいと思って、ボランティアからスタッフになり、今にいたります。

L・Mさん:日本とイギリスのお互いのいいところを学び合えるような仕事に就きたくて、グローバルにビジネス展開しようとしていた日本の民間企業に就職したんですが、コロナ禍もあって、国内のビジネスに関わることが多くて。グリーンピースに入ったのは、グローバルな組織であるところに惹かれたというのが大きいです。

Y・Hさん:会計学を学んだ後、税理士事務所などを経て、前職はイベント会社で経理をしていました。NPOでインターンをしたこともあったので、非営利団体で働きたかったんです。同じ経理の仕事でも、非営利団体で働くほうが自分には合っているように感じています。

N・Oさん:IT企業に勤めてましたが、環境問題や国際協力に関わる仕事に興味を持ち、JICAボランティアプログラム(協力隊員)としてブラジルで活動しました。帰国後、環境対策の専門知識がないため、ボランティアを通した社会貢献としての活動を続けていましたが、前職で転勤の話が出たことをきっかけにライフビジョンを見直し、転職を考えていたとき、グリーンピースの求人をみつけて応募しました。

フレックスタイム導入で、働く時間はとにかく自由。だからこそ能力が発揮できる

Q. グリーンピースは非常にワークライフバランスを重視しているそうですが、それは実感していますか。

H・Tさん:すごく実感しています。フレックスだし、本当に勤務時間を自由にできるんですね。私はいつも朝7時ぐらいに働き始めていますが、今日は夜にオンラインイベントがあるので、10時ぐらいに出勤しました。そういったことを事前に上司の許可を得ることなく、その都度フレキシブルにできるのはとても助かります。

L・Mさん:前職がとてもオーバーワークで、長期休暇なんてとても取れなかったんです。当時の上司に、「故郷のイギリスにはもう戻れないよ」と言われたぐらい(苦笑)。でも去年、イギリスに2週間帰りました。その間の5日間はイギリスから仕事をして(要許可)。遠くにいる家族に会えるので、とても働きやすいと思います。

日常の業務も、オフィスにあるお土産も、ワールドワイド

Q. グリーンピースは世界55以上の国と地域で活動する国際的な環境NGOですが、働く環境としてもグローバルであることを感じる機会は多いんでしょうか。

H・Tさん:ここにもL・Mさんがいますが、いろんなバックグラウンドを持った同僚が何人もいるので、自然に感じますよね。組織内の公用語は英語なので、その点もそうですね。

L・Mさん:世界中にオフィスがあるので、写真などの素材を海外のオフィスの担当者に共有してもらうこともあります。いろんな国の人と連絡をとると、習慣や文化の違いを感じることもあって興味深いです。

H・Tさん:グリーンピースの海外のオフィスだけでなく、海外のNGOや企業とやりとりすることもありますよね。

Y・Hさん:業務のことじゃないんですけど、オフィスにあるお土産を置くコーナーに、見たことのない海外のお菓子がよく置いてあります。

N・Oさん:そうですね、気分が上がります(笑)。

Y・Hさん:すぐなくなるんですけど(笑)。

グローバル組織ならではの、世界のお土産

必要なのは、柔軟性と適応能力、自ら動く積極性

Q. グリーンピースに向いているというか、求める人物像みたいなのはありますか。

N・Oさん: 本当に多様なバックグラウンドを持つ仲間が集まっているので、違いを受け入れる寛容さや柔軟性はとても大切だと思います。

L・Mさん:柔軟性はすごく必要だと思います。状況が変化することが多いし、それに対応しなければいけないので。いい意味で同じ日があんまりないんです。

H・Tさん:プログラム部の業務は、世の中の変化に合わせて対応していくことが必要なので、事前に計画しても、計画が変わるのが当然なんです。だから、柔軟性がないと性格的に大変かもしれない。それに、指示待ちみたいなタイプの人も向いていないと思います。

Y・Hさん:自分はこれができるみたいな、自分の守備範囲を見つけることが必要なのかなと思っていますね。

H・Tさん:ジョブ型雇用なので、契約書にあるジョブディスクリプションどおり、もしくはそれ以上できるようにする心構えが必要かな。求められている業務を理解して、よりよいやり方を提案することを期待されているし、現状で満足せず、考え続けることを求められるカルチャーだと思います。もちろん、それを勝手にやるんじゃなくて、周囲とコミュニケーションを取りながら。

N・Oさん:フレックス制を導入し、リモートワークとオフィス勤務のハイブリッド形式なので、タイミングが合わないと接点も少なくなりがち。自分から積極的にコミュニケーションを取れる人のほうが、スムーズに仕事ができると思います。

D&Iアワード2024 ベストワークプレイス賞を受賞。カンファレンス会場にて(事務局長と人事関係者)

実際に顔を合わせる機会をつくってコミュニケーションを深める

Q. 在宅ワークが多いなかで、コミュニケーションのためにどんなことを意識していますか。

N・Oさん:東京オフィス全体としては、月に1回ポットラックランチ(持ち寄りランチ)を実施しています。対面でみんなで顔を合わせる機会をつくりましょうと。

L・Mさん:ポットラックランチは積極的に出るようにしています。ほかの部署の人のことを知れたり、話せたりするので。

Q. オンラインは便利ですが、やはりオフラインのよさはありますよね。

N・Oさん:集中して細かい業務をするときは在宅が便利ですが、やはりオフィスに出勤すると仕事が進みやすいように感じています。オフィスでは、同じ空間にいるスタッフの様子がわかりますし、相手の顔を見て直接コミュニケーションが取れるのも良い点だと思います。

Y・Hさん:Zoomでは伝えにくいことも、直接会ったら話せたりしますね。ほかの部署に話したい人がいるときは、カレンダーを見て、タイミングを合わせて出勤したりします。

H・Tさん:プログラム部のミーティングは、2週間に1回なんですが、そのときはオフラインで集まるようにしています。忘年会みたいなイベントも年に数回はあるので、そういうのもコミュニケーションを図るために役立っていると思います。

Q. ここまでのお話でグリーンピースでの働き方が少しはイメージできるかと思いますが、付け加えておきたいことは?

H・Tさん:グリーンピースで働きたいと思っている人は、まずはイベントに参加したり、インターンやボランティアをしたり、様子を見に来るといいかなと思います。リアルに触れてみて働きたいと思ったら、募集要項に少し当てはまらないところがあったとしても、まずは応募してみたらどうかなって。グリーンピースで働きたいというモチベーションが一番重要かなと思います。

Y・Hさん:僕も、応募したいと思っているのであればぜひ応募していただきたいです。採用の過程でやり取りする中でわかることもあると思うので、そこで一緒に働きたいと思っていただけたらうれしいです。

L・Mさん:すごく綺麗なオフィスで働けるからいいですよっていうことも伝えておきたいです。

N・Oさん:確かに、このオフィスはモチベーションが上がりますよね。今後は、NGOで働いてみたい人向けにも団体紹介の機会を創ったり、多くの方々と交流できるような機会を増やしたいです。