「使い捨てプラのない未来」テーマのアイデアコンテスト応募作品展示会を開催、東京・渋谷 12月7日から10日まで
国際環境NGOグリーンピース・ジャパン(東京都港区)とimageMILL株式会社(東京都新宿区)が、国際的なプラスチック汚染問題の認知度を高めることを目的に共同で立ち上げたアイデア・コンペ「NEXT ECO 100」の応募作品の展示会「想像してみよう、使い捨てプラスチックのない世界」が12月7日、東京・渋谷のelephant STUDIOで始まります。12月10日まで、コンペ上位の約10作品やアーティストの絵画作品を展示するほか、ワークショップも予定しています。
「NEXT ECO 100」は、「使い捨てプラスチックが無くなった世界のビジョン」をテーマに今年6〜8月に作品を募集し、全国から50点以上の応募がありました。このうち、ベストサステナビリティアイデア賞に選ばれた石川正夫さんの「ちきゅう人に告ぐ」は、プラスチック削減のために生活の中で実践できる提案をイラストと詩で絵本風に表現した作品で、子供から大人まで理解して楽しめる内容になっています。また、ベストユースアイデア賞として岡田明日香さんの「使い捨てプラスチックの無い未来を目指す新しいスーパーマーケットの提案」が選ばれました。マイグローブを利用することで、生鮮食品の過剰包装を適正梱包にするグローブマーケットという会員制スーパーのアイデアを展示しています。このほか、プラスチックのない未来のスーパーへタイムスリップした場面の四コマ漫画やプラスチック廃材を利用したオブジェなど、個性的なアート作品の数々を展示しています。
展示会ではこのほか、評価の高かったアイデア作品や、スウェーデンのアーティスト、クリストファー・クレングレン氏の絵画作品も展示される予定です。また、無料のワークショップや、ビーガン・アイスクリームのココナッツグレンのポップアップストアの出店も予定されています。
開催前日の6日に開かれたレセプションには、展示会関係者ら約50人が出席。展示作品を見た会社員の女性は「アートを通して多くの人がプラスチック問題について考えるきっかけになったと思う。このようなイベントがもっと増えてほしい」と話していました。
本展を企画したグリーンピース・ジャパンのアン・スヴェンソンは「人にも地球にも優しい未来を想像し、次の行動へ移るためのヒントが詰まった作品が集まりました。ぜひ足を運んでほしいです」としています。
会期は12月7日〜10日の4日間で入場無料。開場時間は午前11時〜午後7時。12月7日と8日の午前11時からは、エルサルバドルのアーティスト、モニカ・アンデュレイ氏によるフラワーワークショップ(参加無料)の開催を予定しています。