こんにちは。僕は現在大学1年生の井上寛人です。学業の傍らグリーンピース・ジャパンでインターンとして活動しています。

FridaysForFutureの中心メンバーとしても活動しているのですが、3月15日に渋谷で行われたグローバルストライキに参加してきたので、その模様を皆さんにお伝えしようと思います。

3月15日の国連大学前にて

Fridays for Futureって何?

概要については、僕が書いたこちらのブログにも掲載しています。

#FridaysForFuture (Instagramに飛びます)はスウェーデンの当時15歳の高校生、グレタ・トゥーンベリさんが毎週金曜日に学校を休んでスウェーデン国会前で座り込み、地球温暖化対策について訴えたことからはじまりました。2018年8月からグレタさんが1人で始めたこの活動は、ヨーロッパから全世界に広がっています。

前回のブログにも記載している通り、日本では第1回目のマーチを2月22日に国会議事堂前で行い、3月15日には世界と一緒に渋谷と京都で開催されました。

参加者は大学生が中心ですが、社会人の方や小学生も集まってくれました。今回のグローバルストライキは100ヶ国以上で一斉に行われ、インスタグラムなどのSNSでそれぞれライブ映像などを配信し、世界にこのムーブメントを発信しました。東京では、2月の国会議事堂に集まった20名よりも遥かに多い、およそ120名の人々が渋谷に集まり声を上げました。

確実にこの動きが日本でも広がっていて、環境問題に対してアクションを起こしたいと思っている人がたくさんいるということが実感できました。そして何より、マーチが楽しかったと言ってくれる人が多くて、本当に嬉しかったです!

また、渋谷の街を歩いている通りすがりの人々にも僕たちの想いをアピールできたことも今回の大きな成果でした。やはり人がたくさん集まる街中をプラカードを持って行進すると、僕たちのことを冷たい目で見る人がたくさんいました。でも、手を振ってみたり、ポジティブなメッセージを主張していることが分かると、手を振り返してくれる人や、笑顔になってくれる人がたくさんいたのも事実です。

今回のマーチを通して、意識を変えてくれた人が1人でもいたらいいなと心から思っています。

気候変動について、僕の想い

多くの人にとって、気候変動の問題は遠い未来の話で、他人事という感じだと思います。日本にいると気候が変動しているという実感はそんなに湧かないし、危機感もあまり無いのではないでしょうか。

でも少し思い出してみてください。去年の夏、猛暑日や熱帯夜が続いてとても暑かったのではないでしょうか。他にも、西日本豪雨(平成30年7月豪雨)や2017年11月から2018年3月にかけての豪雪など、災害をもたらすほどの異常気象が日本でも起きているのです。

私たちに残された時間はあと12年です。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)によると、12年以内に世界規模でアクションを起こさないと地球の平均気温が1.5℃以上上昇してしまうと言われています。

そうなると、異常気象は今よりもっとたくさん起こり、私たちは今の生活を続けることができなくなってしまいます。つまり、”最悪の事態”が起きてしまいます。だからこそ、「今」私たちが出来ることをやらなければならないのです!!

…と言われると、「重いな…」「自分1人の力じゃどうにもならなくない?」と感じる若者も多いと思います。僕もそうかも…

だからそう重く捉えすぎないで、自分ができそうなことや興味のあるテーマを探してみて、どんな形でもいいのでアクションを起こしてみてください!

それはきっと楽しいし続けやすいと思います。誰もが環境問題に対してアクションを起こせる、そんな雰囲気を作っていけたらいいなと思っています!