(写真は海外の風力発電用風車です。) こんにちは、気候変動・エネルギー担当の高田です。 福島第一原発の事故に関連して、水や野菜など、普段の生活で私たちが口にするものから放射性ヨウ素が検出されています。 「安心と水はタダ」と言われてきた日本ですが、いまや安心も水も深刻な事態になっています。多くの命が危険にさらされたり、空気・土・水・食べ物が放射能に汚染されたりしてしまいました。 どうしてこんなことになってしまったのでしょうか。こんな事態が二度と起こらないために、何ができるのでしょうか。 グリーンピースは、放射能汚染のリスクを背負って原子力発電を続けるのではなく、災害に強い分散型の自然エネルギーを増やし、エネルギーの利用効率化を徹底することで原子力発電を段階的に廃止することが、日本のこれからのエネルギー政策だと考えています。 ちなみに、今回の大震災の後も日本の風力発電は、元気にでんきをつくり、人々にエネルギーを届け続けています。 日本風力発電協会の発表よると、今回の地震による風車への影響はなかったそうです。 <日本風力発電協会(JWPA)のHPより 2011/03/16>「(JWPA会員企業が所有する1,150基について)地震の影響により運転が不可能になった風力発電設備は、ありませんでした。地震地域内の風車は、地震による振動や系統連系状態の異常などを検知し『自動停止』しましたが、巡視点検を行い、順次運転を再開(電力を供給)しております。」 また、日本風力開発も、今回の地震による発電設備に損傷はないと発表しています。青森県六ケ所村でのスマートグリッド(次世代電力網)の実証設備でも、付近が停電中にもかかわらず、6棟のスマートハウスを含め順調に稼働しているとのことです。 災害に強く、多くの場合で燃料は無料、国産、無限。もちろん放射能汚染の心配なし。CO2も出しません。技術はすでに確立されていて、世界中でぐんぐん成長中の産業 = それが自然エネルギーです。 4月10日と24日は統一地方選挙。この機会に、お住いの地域の立候補者のエネルギー政策を聞いてみませんか?★わたしたちにできること ――――――――――――――――――― グリーンピースでは、今回の東北地方太平洋沖地震に関連して起こっている原発事故などについて、Q&Aを作成しました。 (日々刻々と変わる状況の中で、情報が最新にアップデートが追い付かない部分もあるかもしれませんが、どうぞご了承ください。)