気候危機を止めよう! アクションガイド#06
この投稿を読むとわかること
私たちの生活、社会に影響を及ぼす気候危機。温暖化の影響はさまざまなところで現れてきており、科学者たちはもうあまり時間がないと言っています。そんな中で、自分も気候危機を止めるために何かしたい、何かしなくちゃ、という気持ちがあっても、「でも、何から始めたらいいんだろう?」と困ってしまう方も多いのではないでしょうか。 そんな「私も気候危機を止めるために何かしたい」に応えるために、アクションガイドを作成しました。全7回(予定)に分けてお送りします。 今回は気候危機を止めるべく、有権者がとるべきアクションについて分かりやすくお伝えします。 |
激しい台風や集中豪雨、それに伴う洪水など、日本でも猛威をふるう異常気象。私たちの暮らしを守るためには、気候変動を今以上の危険なレベルに突入させないことが必要です。
選挙は、こうした手に負えなさそうな大きな問題をも、解決に向かわせる力を持つもの。
わたしたちの選択で、気候危機を回避する道は開くことができます。あなたの一票が社会を変える。より良い未来のために、今回の選挙を利用しましょう!
1. 「あの候補者、どんな人?」候補者を調べてみる
候補者の人たちはもし当選すれば、気候変動に対して何をしてくれるのでしょうか?調べてみましょう。
- ウェブサイトで候補者の人となりやこれまでの取り組み、主張、政策を見てみる
- 選挙公約に気候変動のことが書かれていれば、どんな内容かみる
- 候補者のSNSをのぞいてみる
投稿から候補者の社会に対する考えや、日々の活動を見ることができます。
わからないことや質問があれば、直接本人に尋ねてみるのもありですね。これらの情報は、自分の思い描く未来や抱いている危機感と候補者像がマッチするかの判断材料となります。
2. 候補者と話す/候補者に思いを伝える、実際に聞いてみる
選挙前は、「大事な一票」であるあなたの話に候補者が一番耳を傾けてくれるときです。
候補者は、気候危機について知識のある人ばかりではありません。気候危機の情報や、あなたの「こうなったらいいな」という思いを伝えて「気候危機に対して行動する政治家」を増やしましょう。
- 駅や街頭で演説している候補者を見かけたら、情報提供や質問をするチャンス! 温暖化への取り組み方を聞いてみましょう。
- メールや手紙を通して、候補者の気候危機への対策を尋ねたり、こちらから情報を提供することもできます(候補者事務所の連絡先は、ウェブサイトに掲載されていることが多いです)。
3「今度の選挙、どんな人に投票する?」選挙を話題にしてみる
選挙を話題にするには気持ちが重たい・・・そう感じている人は結構いるのではないでしょうか。しかし、選挙は私たちの生活を良くも悪くも変えうる一大イベントです。あなたの選挙についての話がきっかけとなって、周りの人が投票所に向かうこともあるかも。気軽に話してみると案外、選挙の話が盛り上がります。
また、選挙のことについて友達や家族と直接話すのが気おくれするなら、SNSで考えをつぶやいてみるのはいかがでしょうか。同じ考えを持つ仲間を見つけられるかもしれません。
家族や友だちとの会話で…
「どんな候補者がいいと思う?」 「気候危機対策を一番頑張ってくれそうな人は△△だと思う」「なにをポイントで選ぶといいかな?」「わたしは○○がおすすめ」
仲間がいれば、選挙について話す会を開く
「お、すばらしい!」という候補者がいれば、「この人なかなかおすすめだよ〜」と推してみましょう。選挙はいわば、推しを当選させる推し活です。
特定の候補者のおすすめに抵抗がある場合は、その候補者のFacebookやTwitterの投稿をさりげなくシェア。選挙区外に住んでいてもできますね。
4. 候補者を応援する
参政権は、投票と立候補だけではなく、候補者を応援する権利もあるんです。この活動はその選挙区の有権者でなくても可能です。応援したいと思う候補者がいるなら、候補者のウェブサイトのフォームや、事務所への電話で連絡して、協力を申し出ることができます。
候補者の応援では、法律での決まりに注意!
できること◎
- ウェブサイト等(ホームページ、ブログ、TwitterやFacebook等のSNS、動画共有サービス、動画中継サイト等)で特定の候補者への投票を依頼する
- 候補者事務所に連絡してボランティア活動をする
できないこと✕
- 電子メールで特定の候補者への投票を依頼する(ただし候補者本人はOK)
- 投票日当日に、特定の候補者への投票を依頼する
※注意 18歳未満は特定の候補者への投票依頼はできません。(「投票に行こう」等の呼びかけはOK)
5. 「選挙、行ってきたよ。」周りを変えるあなたの一言
たとえ理想どおりの候補者がいなかったとしても、ベストではなくベターを選ぶこと。棄権したり白票を投じたりするのではなく、有権者として考えた一票を投じることが、よりよい変化を生み出すことに繋がります。
自分が投票するのはもちろん、周りに投票を呼びかけて、変化の連鎖を広げましょう。たかが一票、されど一票。あなたの行動がカギとなります。
- 投票を呼びかける
- 「#VoteForClimate」「#地球のための一票」など、ハッシュタグをつけて発信したり、プラカードをつくってスタンディングをした写真を広めたり…
- 投票を報告する
投票したら、「#投票したよ」などをSNSに投稿。「Voted」など、Instagramのストーリーで使えるスタンプが選挙期間中には出現します。
投稿すれば、あなたのフォロワーさんに「そういえば選挙だったな、投票してこよう」と思ってもらえるきっかけに。(投票当日は特定候補者への投票依頼はできません)
さいごに: 選挙はあくまで通過点
選挙が終わったら、それがまた新たなアクションのはじまり。
ひきつづき、当選した議員にあなたの思いや情報を伝えていきましょう。わたしたち市民と、市民の代表である議員が、一緒により良い社会をつくっていくために。すでにそれをはじめている仲間もいます。ひとりでできることには限界があるけれど、仲間と一緒なら可能性は無限大。世の中を変えるパワーになります。
7月10日は参議院議員選挙投票日 この日にこれから4年間の気候危機政策の方向性が決まります。参議院選挙直前に最新情報を盛り込んだブログをポストするのでお見逃しなく! |
グリーンピース・ジャパンが事務局をつとめる「ゼロエミッションを実現する会」で一緒に活動しませんか?
自分の住んでいる自治体からの脱炭素をめざす人々が支え合う会ですが、企業の脱炭素についても意見交換していて、Facebookでは、ダイベストや署名活動など、いろいろなアクションが紹介されています。選挙に向けて情報を知りたい方や何かアクションしたいけど何をしたらいいか分からない・・という方におすすめのコミュニティです。
会費は無料でご自分の活動したいペースで活動ができます。
一緒にアクションしたい方は以下のボタンから。
まずは情報交換からの方は以下のボタンから。