国際環境NGOグリーンピース・ジャパン(東京都新宿区、以下グリーンピース)は本日、東京都議会で、一定規模以上の住宅メーカー(約50社)に対して新築戸建て住宅への太陽光パネル設置義務化を含む条例改正案が賛成多数で可決されたことについて、以下の声明を発表しました。条例改正案をめぐっては、グリーンピースなど、都内に事務所を置くNGOや市民グループ計28団体が義務化推進を求める陳情書を都議会に提出していました。

グリーンピース・ジャパン 気候変動・エネルギー担当、鈴木かずえ

「日本で初となる新築戸建て住宅への太陽光パネル設置義務化を定めた条例改正案が成立したことは、再生可能エネルギー発電普及への後押しとなることが期待され、残された時間の少ない気候危機回避のため大きな一歩といえます。現在、東京都のほかにも、川崎市で太陽光パネル設置義務を含む条例改正が議論されるなどしていますが、今回の条例成立が、全国の多くの自治体で同様の取り組みが進むきっかけとなることに期待します。

住宅への太陽光パネル設置の普及は、しばしば問題となる電力需要の逼迫に対しても有効です。地方自治体の動きと連動して、政府も国レベルでの屋根置き太陽光パネルの早期普及の議論も進めるべきです」

以上

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