[年次報告書2023] ボランティア&インターン
この投稿を読むとわかること
より多くの市民がグリーンピースのキャンペーンに楽しく参加できるよう、様々な活動を展開しています。環境問題について学び、それぞれのアイディアや個性を活かした活動を行なう中で、グリーンピースのコミュニティで繋がったたくさんの人が素敵な仲間になりました。
▼ボランティア&インターンの成果報告 > 投票で自治体の気候変動対策を進めようとシロクマダンスでアピール > 8000人が再エネ100%と公正な社会を求めパレード > インターンの活動/野崎里奈さん、竹内絢子さんコメント > 東京レインボープライドに出展 > ベストワークプレイス認定 |
投票で自治体の気候変動対策を進めようとシロクマダンスでアピール
グリーンピース・ジャパンが事務局を務める、自治体の脱炭素を進める市民のプラットフォーム「ゼロエミッションを実現する会(以下ゼロエミ)」の横浜では、横浜市西区の日本丸メモリアルパークで、「地球のために投票を!~横浜の中心でシロクマが踊る~」を4月1日に開催し、多くのボランティアさんとともに、1週間後の統一地方選で、気候変動対策を踏まえた積極的な投票を呼びかけました。
8000人が再エネ100%と公正な社会を求めパレード
9月18日、東京の代々木公園で、再エネ100%と公正な社会をテーマにしたイベント&パレード「ワタシのミライ」が開催されました。
約8000人の参加者が原発も気候危機もない、公正な再エネ100%の未来を求めて声をあげました。イベントではリユース容器を使用したフードやドリンクの販売が行われ、グリーンピース・ジャパンがボランティアメンバーとともにリユース容器の運営を担当。メンバーにとっては初めての取り組みでしたが、当日の様子を見た参加者から実施方法について問い合わせを受けるなど、リユースの普及にも貢献しました。
また、ゼロエミはブースを出展し、「自分のまちの気候対策」をテーマに来場者と交流。他にもゼロエミ国立チームは国立市に高い二酸化炭素削減目標への期待と応援の気持ちを伝えるための寄せ書きを集め、ゼロエミ小金井チームは、まちにあったら嬉しいものを参加者に描いてもらうイベントを開催。それぞれ来場者と楽しい時間を過ごしながら、アクションの大切さを伝えることができました。
再エネ100%と公正な社会の実現のために、脱原発や気候危機だけでなく、ジェンダーや貧困などの社会課題に取り組む団体と協力してイベントが開催されたことは大きな意義をもちます。現代を生き、社会について考える人たちの姿をうつし出すデモの様子は活気に満ち溢れ、今回は参加が難しかった人たちをも勇気づけています。グリーンピースは今後もこの経験を活かして活動を継続します。
インターンの活動
2023年は、8名がインターンとして活躍しました。ゼロエミのコミュニティチャットやSNS・イベント運営、9月に開催した「国際プラスチック条約シンポジウム」の企画準備やプレゼン、各種プロジェクトを進めるために必要なリサーチや資料作成など、多岐に渡る活動に参加しました。2024年も新しいメンバーが加わり、すでに活躍中です!
インターン 野崎里奈さんからコメント
インターンでは主にSNS関連の業務と行政に働きかけるプロジェクトに携わらせていただきました。統一地方選挙や「気候変動 きほんのき」といった気候変動についての気づきや知識を高めるためのコンテンツを企画・発信しました。また、行政と関わる実践的なプロジェクトを通して市民の行政を変えるちからや草の根の力の可能性を実感することができ、気候変動の軸で行政や政策へのアプローチや環境影響の評価等をより専門的に学びたいという次の目標もできました。SNSのみならず、幅広く業務を任せていただいたことや、同じ気持ちを持つ仲間に出会えたことはかけがえのない経験になったと強く感じています。
インターン 竹内絢子さんからコメント
政策渉外担当のインターンとして、国会や省庁、地方自治体の環境に関するリサーチ業務、重要な政治的モーメントに応じたイベントの企画運営のサポートなどを行いました。これまで大学・大学院では、「机上の空論だけで済まさず、実践に移すには」を課題に、国際関係/政治学を通して環境問題に触れてきました。そんな私にとって、実際に政治を動かすこの部署でのインターン活動は、今後のキャリア形成において重要な時間でした。特に、日本の気候変動対策の根幹である「エネルギー基本計画」に関するリサーチに携われたことは、非常に貴重な経験でした。
東京レインボープライドに出展
2023年4月23〜24日にかけて開催された東京レインボープライドにグリーンピースとボランティアが参加しました。
5月に広島で開催されるG7首脳会議が近づく中、日本はG7の中で唯一、LGBTQIA+の包括的な権利を法的に保護していない国であることから、このタイミングで行われたプライドは特に重要でした。
グリーンピースのブースに立ち寄った人たちからさまざまなトピックについての質問を受けたり、オープンな対話の機会を得ることができました。
私たちが望む地球は、自然豊かで公平で、誰もが自分自身のまま生きやすい地球です。クィア・コミュニティとの連帯を示すことの意義が浮き彫りになった瞬間でした。
ベストワークプレイス認定
理想の実現は社会の中だけでなく、もちろん内側からも実行していかなければなりません。グリーンピースは、JEDIS(正義、公平性、多様性、包括性、そして安全性)の原則を大切にするインクルーシブな職場づくりに取り組んできました。努力の結果、グリーンピース・ジャパンは多様性と包括性のある職場づくりに取り組む企業を認定・表彰する日本最大のアワード「D&Iアワード2022」においてベストワークプレイスに認定されました。
グリーンピースは、より環境に優しい世界は、優しさと包括性があってこそ達成されると信じています。