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二度の握手の意味?!

ブログjun | 2008-06-19

はじめて訪ねた首相官邸で、福田首相と二度も握手をしてしまった。 といっても、残念ながらとくに意気投合したわけではない。G8サミットに向けて国内外のNGOと首相との意見交換会の終了後、参加者を見送る首相と一度握手をしたあと、荷物をもって最後に会場を出ようとしたら、首相のほうからもう一度手を差し出すので、こちらも握り返しただけ。たぶん20人近い参加者にまぎれて、福田さんが一度目の握手を覚えていなかったのだと思う。 グリーンピース・インターナショナルの事務局長...

二つの疑問

ブログjun | 2008-05-28

二つの疑問 調査捕鯨鯨肉の業務上横領に関する告発は、サポーターを含めてグリーンピース(以下GP)を応援してくださる方々も、天敵のように忌み嫌う方々も、ともに驚かせたことだろう。東京地方検察庁が私と佐藤の連名による告発状を正式受理し、証拠品の鯨肉一箱を引き取るまで、激励と非難が入り乱れて、グリーンピース・ジャパン(以下GPJ)事務所全体が対応に追われた。 想定内だったが、マスメディアが事態の全体像ではなく、GPの証拠品入手方法ばかりに焦点を当てたがること...

グリーンピース・アフリカ誕生

ブログjun | 2008-04-09

3月は事務局長会議に関連してヨーロッパと2往復しなければならず、だいぶ更新の間があいてしまった。前回に続いてもう少し裏話を。 世界に27の支部を持ち、約40ヵ国で活動するグリーンピースにとって、どうしても顔を合わせる必要がある会議など、飛行機の料金とCO2排出はバカにならない問題だ。個人サポーターのみからいただく寄付だから最安値のエコノミーを使うし、先端的な環境保護団体である以上、飛行機の旅を最小限にするためインターネットや電話での会議を多用し、空の旅の分だ...

59兆円で自然エネルギー大国へ!

ブログjun | 2008-03-19

たまには裏話を二つ。 前回の「国民を守れない自衛隊」で触れた防衛省の防衛庁降格案、その後もあまりに杜撰な対応が続くので、グリーンピース・ジャパン(GPJ)として正式な声明を出そうかと文案まで練り、タイミングを見計らった。 迷いもあった。現在、GPJでもGP全体でもアクティブな平和/軍縮キャンペーンを展開しているわけではないし、一番胸が痛いのは吉清父子が行方不明のまま、生存の可能性がきわめて低いことだ。それでも万に一つの奇跡を祈りたいが、犠牲者が出た事件をキャン...

無理筋は通らない

ブログjun | 2008-02-08

怒涛のような年明けが一段落して、気候変動/エネルギー問題のキャンペーンも、盛会のうちに再スタートを切ることができた。 2008年 2月1日 プレスリリース 3月にかけては、六ヶ所再処理工場の本格稼動をなんとかストップするためのサイバーアクションに力を入れていく。 サイバーアクション 南極海で他の団体が暴力的な抗議を行ったことにかこつけて、日本政府や警察は7月のG8に向けNGO市民セクター全体の締めつけを強めようとしている。グリーンピースは北海道で騒...

問題の本質を見よう

ブログjun | 2008-01-25

南極海ではシーシェパードの襲撃・拘束騒ぎが一段落したようだ。日本人の反発を引き起こすだけの暴力的なやり方は、「偽」“調査捕鯨”の問題点を日本で見直す役には立たない。 いっぽう、グリーンピースのエスペランサ号は捕鯨母船・日新丸の近くで非暴力による抗議を行い、その後も監視を続けている。先日22日、日新丸が補給船のオリエンタル・ブルーバード号から給油を受け、冷凍箱詰めの鯨肉を積み替える作業にゴムボート2隻で抗議したことに対して、「危険な妨害だ」という非難が(財)日...

ふたつの国策

ブログjun | 2008-01-19

遅まきながら謹賀新年、今年もよろしくお願いします。  グリーンピース・ジャパンは2008年、気候変動/エネルギー・キャンペーンを新装開店し、遺伝子組み換え(GM)、捕鯨問題を含む海洋生態系保護と合わせて3本柱になる。憲法9条キャンペーンpeace9.orgも、5月の「9条世界会議」に私がパネル参加する形で継続する。その準備として、年末にはピースボートの川崎哲さんと共著で『イマジン9』(合同出版)を刊行した。ついでに、昨年の「海洋環境映像展」ですばらしい演奏を披...

ジョン・レノンの余韻

ブログjun | 2007-12-11

12月8日はジョン・レノンの命日。仏陀の成道(悟りを開いたとされる日)、真珠湾攻撃など、不思議な因縁の重なる日だ。 久々に休日らしい休日をとり、ジョンとヨーコの反戦活動を描いた映画『Peace Bed アメリカ vs ジョン・レノン』を観た。ニクソン政権がベトナム戦争に深入りして、最後にはウォーターゲート事件で自滅する時代背景と、ジョンたちの生きざまをしっかり重ねることで、はじめて見えてくるものがある。必見! http://www...

KYI

ブログjun | 2007-11-29

KY=空気が読めない――なんて日本的な言葉だろう。まさに横並びのメダカの群れでいることを臆面もなく白状し、さらにそれを強制する。みんなが空気を読み合って悲惨な戦争に突き進み、みんなが空気を読み合って無駄な公共事業をやり尽くし、みんなが空気を読み合って、年金横領も防衛調達の乱脈も認めてきたのではないか! KYIを提案したい。空気(K)なんか読め(Y)なくていい(I)! 事象の裏にあるロジックを読み、筋を読み、脈を読み、独りでいいからとことん考え抜くこと。それらを...

アムステルダムより

ブログjun | 2007-11-03

スロー・ムーブメントでおなじみの友人・辻信一さんは、「忙しい」と「疲れた」を言わないらしい。私も「疲れた」のほうは、「憑依」を意味する「憑かれた」と通じるので使わないようにしているが(言葉は口にすることで力をもつというシャーマニスティックな感覚にちょっぴり敬意を表して)、「忙しい」を言わないのは難しい。辻さんだってけっこう忙しそうなのに、大学での教職をはじめ数えきれないNGO的活動を涼しい顔でこなしているから敬服してしまう。 いや、じつは「疲れた」を言わないの...

だいじょうぶノーベル平和賞?

ブログjun | 2010-10-04

NHKが今夜(10月3日)、NHKスペシャルの枠でスクープドキュメント『“核”を求めた日本――被爆国の知られざる真実』を放映した。 http://www.nhk.or.jp/special/onair/101003.html   1960年代後半、佐藤栄作政権が非核三原則を国是化する裏で、中国の核保有に対抗して日本も核武装する構想が、ドイツとの秘密協議もまじえながら進んでいた。長いあいだの疑惑に、ようやく証言と証拠が出てきたことを歓迎したいし、NHK取材班の...

ラストスパートへ!

ブログjun | 2010-08-03

IWCアガディール総会(モロッコ)や参院選の結果など、このかんに取り上げたいことはたくさんあったが、事務局長という名の用務員はあいかわらずあれこれと手一杯で、ブログを更新できなかった。そうこうしているうちに、退任挨拶を公表する時期が来てしまった。 http://www.greenpeace.or.jp/info/notice 冒頭に述べるとおり、当初から5年をめやすとしていたので、部内では昨秋に周知していた。ここまで自分なりに力を尽くしてきて、...

クジラ肉裁判、結審!

ブログjun | 2010-06-12

(6月9日配信のメールマガジンGREENPEACER最新号巻頭言に加筆)http://www.greenpeace.or.jp/info/mail/mailmagazine_html   調査捕鯨船団での組織的なクジラ肉横領を東京地検に告発してから2年あまり、6月8日に青森地方裁判所でグリーンピース・ジャパンの佐藤潤一と鈴木徹の公判が結審を迎えました。   裁判官が「表現の自由」と並んで「横領の有無」を論点に含めたにもかかわらず、検察官は論告求刑のな...

バナナ共和国

ブログjun | 2007-09-18

屋久島にいたときは、講演などを頼まれても年に数回、日程や内容を吟味して出かけるのが精一杯だったが、グリーンピースの仕事をはじめてからは月に何度か声がかかる。週日の勤務に全力投球するため、土日はなるべく休むようにしているけれど、断れない場合もある。9月15日(土)に行われたPeace Day Tokyoでは、日本国際ボランティアセンターやアムネスティ・インターナショナル日本と並んで、環境と平和についてスピーチした。その前週の金曜日は『非戦』仲間の田中優さん、イラク戦争前...

マンデラ釈放20周年

ブログjun | 2010-02-14

2月13日(土)夜に行われた、グリーン・プレスクラブ主催のシンポジウム「検察とメディア、そして市民社会」は、(物理的・ロジ的には)小さく生んで(会場からTwitterやUstreamで発信してもらって)大きく育てる新しい試みだった。集客力のある上杉隆さんの参加も手伝って、かなりおもしろい展開になったのではないか。パネリストの上杉さん、オルタナの森さん、Our-Planet TVの白石さんと語り合い、そのあと何人かの参加者や裏方関係者ともしゃべってみて、やっぱりTwit...

春風献上

ブログjun | 2010-01-04

生きとし生けるものに幸あれ! ――グリーンピースの究極目標である「地球の生物多様性保全」と「公正・公平な持続可能性」を組み合わせれば、そう言い換えることもできる。自然も、その一部をなす人間社会も、本来の豊かさへ向かう年にしたい。問題はいつだって山積だが、危機はかならずチャンスでもあるのだ。   個人的にも、グリーンピース・ジャパンを率いる立場でも、つねづね「みんなと違う」ことを意識したり、積極的に求めたりする傾向が強いけれど、この年末年始は「みんなと...

アフリカから国際事務局長新任

ブログjun | 2009-11-21

メールマガジン121号巻頭言から―― グリーンピース・インターナショナルの新しい国際事務局長に、アフリカ出身者としてはじめてクミ・ナイドゥが就任しました。南アフリカ生まれのクミはアパルトヘイト時代に人権活動家としてスタートし、最近は公正な社会実現のために世界111ヵ国以上の市民社会ネットワーク、財団、企業、個人などが結集するCIVICUS(World Alliance for Citizen Participation)事務局長を務めていたので、日本でもご存じの...

海をめざす一滴

ブログjun | 2009-07-24

早めの夏休みを屋久島ですごした。 見逃すと次は2035年9月2日まで26年待たなければいけない皆既日蝕も楽しみだったが、あいにくの雨天で太陽は拝めず(だれかの心がけが悪かったかな?)。日蝕そのものは見えないながら、白昼の闇に包まれるピークからふたたび明るくなるときのスピード感が印象的だった。日の出とちがい、すでに中天にかかってフルに輝いている太陽だから、月の覆いが少しでも外れはじめると光量の増え方が加速度的なのだろう。 休暇の主眼は、人為の密林のような...

Back to Nature

ブログJun | 2007-09-01

7月にピースボートの「Peace & Green Boat」という企画で、日本と韓国から300人ずつの参加者と一緒にロシア極東のカムチャツカ、サハリン、ウラジオストックを回った。これについては、グリーンピース・ジャパンのニューズレター『Greenpeace Action』に連載中の事務局長コラム「Deep Green」に少し詳しく書くつもりなので、ここでは深入りしないが、今年で3年目になる日韓の市民運動関係者を中心とした船上交流は、とても刺激的だった。 ...

エアKその他

ブログjun | 2008-10-06

警察、検察、法務省の方々も楽しみにしてくださっていただろうに、2か月以上も間があいてしまった。これではブログの名折れ。 しかし、佐藤・鈴木の公判を待つ関係で、書きにくくなった事柄も少なくない。反面、石炭火力発電所を止めた英国グリーンピースのボランティア6人に無罪判決が出るなど、民主社会におけるNGOの役割について示唆に富む朗報も届いている。 http://www.greenpeace.or.jp/press/releases/pr20080910ce_h...

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