いま、人の暮らしや地球環境よりも経済利益を最優先する集約的な食料生産・流通システムのもとで、自然破壊や化学物質を伴う工業的な農業・畜産・酪農が拡大しています。その結果、世界中で生物多様性の破壊が進み、気候変動の悪化の要因にもなっています。
しかし、私たちが生物多様性と共存する農業(生態系農業)による農作物を選択し、そして持続可能な農業のあり方を実現するために声をあげることで、これらの状況を変えることができます。
その一人ひとりの行動は、企業の行動や政府の規制を変え、地球環境や、生産者と消費者の権利を大切にする生態系農業へと食料システムをシフトさせ、問題を根本から解決する力になります。