2013年10月発行

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東京電力福島第一原発から放射能に汚染された水の流出が続いている問題は、国際的な懸案事項となっています。

国際環境NGOグリーンピースは、汚染水問題について、ロンドン条約などの国際条約との関連性をそれぞれの条約の義務に照らして検討し、本ブリーフィング・ペーパーにまとめました。

陸上からの放射性物質の放出、排出、紛失に対して特定の制限を設けている規制で、世界的に適用できるものは存在しません。

しかし、高濃度の放射能汚染水が海洋環境に流出することを止めることができないという事態は、海洋環境の保護を役割とする複数の国際協定や条約(すなわち日本も締約国である法的文書)の精神に明らかに反していると言えます。

日本は国境を越えた協力枠組みを設け、常に必要な情報を積極的に入手し、すべての関連情報を国内だけでなく海外にも迅速に公開すべきです。

 

東京電力福島第一原発からの海洋への放射能汚染水流出:日本の国際的責任を考える(日本語)
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Leaking of radioactively contaminated water at Fukushima Nuclear Plant A breach of Japan’s international responsibilities(英語)
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ブログ 「日本政府、国際協力に後ろ向き ―汚染水問題:ロンドン条約締約国会議より報告」>>