地球温暖化や生物多様性の消失、土地の劣化や森林破壊、プラスチックごみによる汚染や海洋酸性化など地球環境の破壊が進む一方、相互に関連する諸問題を的確に理解することが、どんどん難しくなる状況にあります。

そんな中で、官製情報に偏らない最新の情報を共有し、環境問題に関する報道の質や市民による環境保護運動の効果を高めることを目指して、新たな勉強会を立ち上げました。国際環境保護団体・グリーンピース・ジャパンと民間団体「国際環境・開発情報研究所(IIIED:代表・共同通信社編集委員・井田徹治)」の共催です。

各回、個別のテーマを決め、主催者側からの情報提供に加え、国内外の専門家をゲストに招いて最新の研究成果や世界の動向などを紹介して頂くという形を取ります。

第11回となる今回は「2050年カーボンニュートラルの迷走?」と題して、京都大学大学院経済学研究科の安田陽特任教授をお招きしてご講演を頂きます。

菅首相が「2050年温室効果ガスの排出実質ゼロ(ネットゼロ目標)を打ち出して以来、関係省庁や企業、地方自治体などの「脱炭素」の実現に向けたさまざまな動きが出ています。経済産業省はネットゼロ目標実現のための検討作業、エネルギー基本計画や2030年のエネルギーミックスの見直しを始めました。長年の課題であるカーボンプライシングの議論も始まりましたが、海外の主要国の政策や取り組みの水準に達しているとは必ずしも言えない状況です。

脱炭素社会実現のかぎとなる再生可能エネルギーの権威である安田さんから、この問題に関する最新の動向、2050年ネットゼロに向けての電源構成へのお考えなどを伺える貴重な機会です。

環境問題に関する報道関係者とNGO関係者を主な対象とした会ですが、この問題にご関心のある他の分野からの参加も歓迎いたします。各方面でご活躍のお忙しいゲストの話を伺うことができる貴重な機会ですので、ふるってご参加ください。

今回は前回、前々回に続き、オンラインでのリモート会合となります。どこからでも参加可能ですが、事前登録が必須です。下記の要領で23日18時までに登録をお願いします。

<CEF第11回会合>
テーマ   「2050年カーボンニュートラルの迷走?」
ゲスト    京都大学大学院経済学研究科・再生可能エネルギー経済学講座 安田陽・特任教授
日時     2021年2月24日(水) 18:00~20:30  
       ※ZOOMによるオンライン形式です
参加費    無料 
参加登録   事前に こちらのURLより参加登録をお願いします。登録者には会議前にリンクをメールで送りします。 https://forms.gle/aezxWUWYP2JTGcBE6


関連ホームページ 京都大学経済学研究科 特任教授 安田 陽 site

<お問い合わせ> 
国際環境NGOグリーンピース・ジャパン 川瀬、城野 [email protected]
国際環境・開発情報研究所        井田 [email protected]