グリーンピースは政府や企業からの援助をうけず、独立…

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国際環境NGOグリーンピースは、18カ国119名の健康分野の専門家が22日(欧州中央時間午前0時)、新型コロナウイルス感染症の流行中もリユース製品(マイタンブラーやマイバッグなどの再利用できる容器包装)が安全であるとする声明(注1)に署名し、使い捨て製品を支持するプラスチック業界の主張を退けたと発表しました。これら専門家は、グリーンピースUSAとNGOのUPSTREAMとともに、使い捨て製品がリユース製品よりも本質的に安全とはいえないこと、基本的な衛生管理を行うことで、感染症流行時でもリユースの仕組みは安全に利用できることを指摘しました。

本声明は、世界各地の科学者、大学教員、医師、公衆衛生や食品包装の安全性に関わる専門家が支持しており、家庭用消毒剤がリユース製品の消毒に有効であると指摘しています。声明は、新型コロナ感染症により、世界各地で脱プラスチックの取り組みが一時的に停滞し、リユース製品を禁止する店が増えていることを受けて発表されました。

元米国立衛生研究所フォガティ国際センター研究部長、マーク・ミラー博士
「公衆衛生の話をするときは、地球環境を汚さないという概念も含めるべきです。新型ウイルスの感染症対策で使い捨てプラスチックの利用をむやみに推進すると、マイバッグ、リユース容器等を安全に利用した場合に比べて、地球環境や引いては食料供給にまで深刻な影響を与えます」

グリーンピース・ジャパン プラスチック問題担当 大舘弘昌
「感染症対策として、マグカップの代わりに使い捨てカップに切り替える動きが一部でありますが、そもそも食器類はあらゆる飲食店で使われています。安易に使い捨て容器を採用することは、ごみ問題をより悪化させてしまいます。適切な洗浄や消毒をすれば、コロナウイルスは死滅し、リユース容器も安全に使うことができます。近年ようやく活発になった脱プラスチックの動きを、コロナウイルスを理由に緩めるわけにはいきません。十分な衛生基準を持ったリユースの仕組みづくりは、アフターコロナ時代における持続可能なビジネスモデルを構築するチャンスです」

(注)
健康分野の専門家の声明:新型コロナウイルスとリユース製品の安全性について
英語版  Health Expert Statement Addressing Safety of Reusables and COVID-19

【参考】
ブログ:使い捨て容器はリユース容器よりも安全か?科学の観点から考えてみよう